「不動産投資に興味があるけど、まとまったお金を用意できる資金はない……」
「不動産投資クラウドファンディングが気になる!CREALはどう?」
このように、不動産投資に悩みを持っている方も多いでしょう。
不動産投資クラウドファンディングの最大の魅力は、少額から投資が可能である点と、自分で投資物件を選べる点です。
現在、多くの不動産投資クラウドファンディングサービスが提供されていますが、この記事では上場も果たしている「CREAL(クリアル)」のサービスについて徹底解説します。
メリットやデメリットはもちろん、ほかの不動産投資のと違い、そして不動産投資クラウドファンディングサービス4社との比較表も公開しています。
投資のポートフォリオの一つとして、安定した不動産投資を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
CREAL(クリアル)とは?
CREAL(クリアル)とは、1万円から不動産投資ができるクラウドファンディングです。
不動産投資クラウドファンディングとは、インターネット上で不特定多数の人から資金調達を行い、その資金で運用元が不動産を購入します。そして、その物件から得た家賃収入や売却益を分配する仕組みです。
また、不動産投資のプロが運用・管理するため、専門知識がない初心者でも安心して始められます。
株式投資と比べて、不動産投資は日々の値動きが激しくありません。そのため、安定した運用を求めている方に向いています。
CREALの投資物件は、保育園や学校など社会貢献度が高く、安定した需要が見込める物件が多い傾向にあります。
運用期間は2か月くらいの短期から約7年の長期案件まで幅広く投資が可能です。
投資後は公式アプリで簡単に管理できるため、日々忙しい会社員や主婦の方でも手軽に運用状況を確認できます。
CREAL(クリアル)は怪しい?
2018年からスタートしたCREALは、上場企業であるクリアル株式会社が運営しているため、信頼性が高く決して怪しいサービスではありません。
物件の詳細情報(所在地、用途、収益性など)が透明性高く公開されており、投資家が安心して判断できる仕組みになっています。
また、優先劣後構造を採用しているため、不動産投資のなかでも比較的リスクを抑えた投資が可能です。
優先劣後構造とは、損失が発生した場合、まずCREAL側の出資金から損失を負担し、それを超えた場合に初めて投資家の元本に影響が及ぶ仕組みです。
これにより、投資家はリスクを軽減でき、2025年1月現在においての元本割れは「ゼロ」を維持しています。
CREAL(クリアル)の評判
SNS上のCREALの良い評判と悪い評判を紹介します。
利用者のリアルな声を参考にして、実際に利用するかどうか検討してみてください。
良い評判
・銀行に預けるより、利回りが良い!
・配当の分配時期が早まることも!
・投資成立から約2か月後に配当開始と、リターン早め!
平均利回りが「4.3%」なので、銀行に預けるよりも断然利回りは良いでしょう。
配当開始時期も数か月早まることや、投資成立から配当開始までの期間が短いため、利益を予定より早く受け取れる可能性があります。
安定したリターンを求める方にとって、魅力的な選択肢の一つといえるでしょう。
悪い評判
悪い評判はとくに見当たりませんでしたが、「早期償還が気になる」という意見が目立ちました。
早期償還になると、予定していた配当金を受け取れなくなるため、総合的な利益率が下がる可能性があります。
ただし、早期償還が発生するのは、CREALが需要の高い物件を的確に見極めている証拠ともいえます。そのため、一概にマイナスポイントとはいえないでしょう。
CREAL(クリアル)のメリット5つ
投資・資産運用を考えている人にとってCREALには次のようなメリットがあります。
①投資初心者でも手軽に始められる
②動画での物件情報がわかりやすい
③利回りが高い
④リスク管理がしやすい
⑤社会貢献型の投資も選択できる
順番に詳しく解説していきます。
投資初心者でも手軽に始められる
CREALは1万円から手軽に投資できるため、投資初心者でもハードル低く、気軽に始められます。
また、現物を購入する不動産投資とは違い、物件の管理が不要なため、投資後の手間もほとんどかかりません。
不動産投資にチャレンジするなら、手軽さが魅力のCREALがおすすめです。
物件情報が動画付きでわかりやすい
各物件の概要ページには、想定利回りや物件の詳細が記載されているだけでなく、完成予定の内装を動画でわかりやすく紹介しています。
投資物件の詳細だけでなく、建設予定エリアの将来性についても解説されているため、投資判断の参考材料として活用できます。
高い利回りの実現
CREALの平均利回りは「約4.3%」です。
銀行に普通預金で預ける場合の金利は0.1〜0.2%なので、銀行に眠らせておくままのお金なら、CREALで不動産投資したほうがお金が増える割合が高くなります。
たとえば、CREALに10万円投資すると「約4,300円」の利益を得られます。しかし、銀行の普通預金に同じ金額預けた場合の利息はわずか10〜20円程度です。
このように、資産を効率良く増やしたい人にとって、CREALは魅力的な選択肢といえるでしょう。
リスクコントロールが可能
1万円から投資できるため、複数の物件に分散投資ができ、リスク軽減につながります。
また、余った資金で不動産投資以外の金融商品にも投資すれば、リスク分散が可能です。
このように、低額から投資できるため、投資で最も重要なリスクコントロールをできるのがCREALの魅力です。
社会貢献型の投資も可能
CREALで取り扱う物件のなかには、保育園や学校といった社会貢献度の高い施設が多く含まれています。
これにより、単にお金を増やすだけでなく、社会に役立つお金の使い方を実現できます。
さらに、宿泊施設や商業施設、マンションなど、さまざまな種類の物件も取り扱っているため、自分の投資スタイルに合った選択が可能です。
CREAL(クリアル)のデメリット4つ
投資初心者でも気軽に利用できるCREALですが、注意点もしっかり把握しておきましょう。
ここでは4つのデメリットを紹介します。
①元本保証がない
②流動性が低い
③想定より利回りが低くなる可能性
④優先劣後構造の負担割合が非公開
元本保証がない
CREALはこれまで元本割れをしたことがありませんが、元本が保証されているわけではありません。
元本割れがない理由は、CREALの運営力や優先劣後構造の採用など、運営側の努力によるものです。
しかし、今後も元本割れをしないという保証はありません。
そのため、投資に利用する資金は、利用予定のない余剰資金を活用するようにしましょう。
流動性が低い
CREALで投資した資金はクーリング・オフを除き、原則途中解約ができません。
そのため、急にお金が必要になった際のことを考慮して、生活費や近い将来使う予定のお金を投資に充てることは避けましょう。
参照元:CREAL|よくある質問|一度出資したら中途解約はできないのでしょうか?
利回りが予測より低くなる可能性
CREALでは、早期償還が発生することがあります。
早期償還とは、運営終了予定の償還期日よりも前に物件を売却することです。
これにより、予定していた配当金の受け取り期間が短縮され、新しいファンドを探す手間が増えます。
ただし、ポジティブに捉えると、早期償還は需要のある物件を見極める能力がCREALにあることを示しています。
この場合、手間は増えますが、新しい投資物件に資金を回すことで次の投資機会を得られるため、それほどネガティブなことではありません。
優先劣後構造の負担割合が非公開
通常、劣後出資の割合は物件詳細に記載されていることが多いのですが、CREALは会員登録しないと閲覧できません。
ただし、無料の会員登録をすることで、劣後出資割合を閲覧できるため、完全に非公開というわけではありません。
会員登録後、各ファンド詳細ページの「リターンタブ」で劣後出資の金額を確認できます。
参照元:CREAL|よくある質問|劣後出資の割合はどのくらいですか?
CREAL(クリアル)が向いている人の特徴
- 自分で物件を選んで投資したい人
- 初心者で不動産投資を少額から始めたい人
- リスクを抑えた安定した運用を求めている人
- 投資の手間を最小限にしたい忙しい人
- 社会貢献を意識した資産運用に興味がある人
現物物件を購入する不動産投資の場合、自分で投資する物件を選べますが、費用が高額になる傾向にあります。
一方で、REITは投資費用は抑えられるものの、投資物件を自分で選べません。
しかし、CREALのような不動産投資クラウドファンディングなら、不動産のプロが激選した物件のなかから投資したい物件だけを選んで投資ができます。
この仕組みにより、不動産投資初心者でも気軽に挑戦でき、大きな資金を用意する必要もありません。
さらに、株式投資のように値動きが激しくないため、安定した運用を求めている方や、ポートフォリオの一部として不動産投資を取り入れたい方におすすめです。
また、CREALの特徴として、学校や保育園などの社会貢献型物件が多い点も魅力的です。
資産運用と同時に社会貢献もしたい方にとって、CREALはぴったりの選択肢でしょう。
CREAL(クリアル)が向いていない人の特徴
- 短期間で利益を出したい人
- 投資資金を好きなときに現金化したい人
- 元本保証を求める人
- 不動産以外の資産にも分散したい人
- 自ら運用をコントロールしたい人
CREALの運用期間は2か月からと短いものもありますが、基本的には年単位での運用が多い傾向にあります。そのため、短期間でお金をどんどん増やしていきたい方には向いていません。
また、CREALは一度投資すると、クーリング・オフを除いて原則運用終了まで現金化できない仕組みです。投資資金をいつでも自由に引き出したい方には適していないでしょう。
さらに、CREALは元本保証がないため、生活費や緊急時に必要な資金での運用は避け、余剰資金で投資することが重要です。
CREALは不動産投資クラウドファンディングなので、不動産以外の資産には投資はできません。そのため、複数の資産に分散投資したい方には物足りないかもしれません。
運用に関してもCREAL側に任せる仕組みとなっているため、自ら運用をコントロールしたい方には、個人で不動産を購入するスタイルの投資のほうが適しているでしょう。
CREAL(クリアル)とほかの不動産投資との違い
不動産投資には主に物件を保有する王道の不動産投資とREITがよく知られています。
ここでは、それぞれのメリットとデメリットを紹介したうえで、CREALとどのように違うのかを紹介します。
現物不動産投資のメリット・デメリット
- 家賃収入で安定した収益
- 資産価値の上昇
- 大きな投資が可能
入居者が継続的に決まっていれば、安定した家賃収入を得られます。
また、物理的な資産を保有することで、土地や物件の価値が向上すれば資産価値が上がり、将来物件を売却するときに大きな利益を得られる可能性があります。
さらに、銀行からお金を借りることで、自分の資金以上の物件に投資できるため、大きな投資が可能です。
- 初期費用が高額
- 空室リスク
- 維持管理の手間
- 市場変動のリスク
- 流動性が低い
不動産を購入するには数百万〜数千万円必要です。そのため、投資費用としてまとまったお金を用意する必要があります。
また、家賃収入を目的とした不動産投資の場合、空室が続くと収益がなくなり、管理費や修繕積立金などでマイナスになってしまいます。
不動産会社に入居者の募集や物件の管理を任せれば手間はかかりませんが、その分費用もかかるため、不動産収入と費用を照らし合わせて検討しましょう。
さらに、不動産は景気や需要と供給の状況などにより、価格変動が起こるため、市場変動のリスクに対応するための対策を考えておく必要があります。
不動産はすぐに現金化できない点にも気をつけておきましょう。買いたい人が見つからない限り現金化することはできません。
REITのメリット・デメリット
- 少額から投資可能
- 分散投資が手軽
- 流動性が高い
- プロに運用をお任せ
- 安定した分配金
REITは多くの種類があり、そのなかでもよく聞くJ-REITは銘柄によって1万円から投資可能です。
REITには複数の不動産が含まれているため、1銘柄購入するだけで自動的に分散投資ができます。
また、証券会社や銀行を通じて購入するので、株式投資のように手軽に売買でき、現金化が簡単です。
不動産の売買や維持・管理などはすべてプロがおこなってくれるため、手間がかからず、忙しい会社員や主婦(夫)でも手軽に挑戦できます。
さらに、利益の90%が配当されるため、安定した分配金が期待できるでしょう。
- 投資法人の倒産リスク
- 元本割れの可能性
- 分配金減額のリスク
- 大きな投資はできない
運用元である投資法人は一般的な企業と同じなので、経営がうまくいかず倒産してしまうリスクがあります。これにより上場廃止になった場合、投資金額を回収できなくなる可能性があります。
また、REITは元本保証がないため、市場の変動や空室などにより、元本割れする可能性も少なくありません。
さらに、運営状況によっては分配金が減額されるリスクがあります。たとえば、新型コロナウイルスが流行した2020〜2022年には、観光客の減少によりホテル特化型REITの分配金利回りが低下した過去があります。
加えて、REITへの投資では銀行からの融資を受けられないため、自己資金以上の大きな投資が不可能な点もREITのデメリットの一つです。
CREALとの違いとは?
CREALは現物不動産投資とREITのメリットをある程度保ちながら、両者のデメリットを改善したクラウドファンディング型の不動産投資です。
たとえば、現物不動産投資のような大きな資金は必要なく、REITのように投資物件を選べないという規約もないため、自分で投資物件を選べる点が特徴です。
一方で、REITは3つの選択肢のなかでは最も流動性が高く、現金化しやすい傾向にあります。
しかし、現物不動産投資とCREALは流動性が低く、すぐに現金化できないので注意してください。
それぞれの特徴を比較し、自分の資金状況や投資目的に合った不動産投資を選ぶようにしましょう。
CREAL(クリアル)とほかの不動産クラウドファンディングサイトを比較
CREAL | COZUCHI | 利回り不動産 | TECROWD | ちょこっと不動産 | |
---|---|---|---|---|---|
想定平均利回り | 約4.3% | 約7.8% | 約9.6% | 約10.8% | 約4.4% |
運用期間 | 2か月〜7年 | 9か月〜3年以上 | 6か月〜1.5年半以上 | 3か月〜10年 | 4か月〜1年 |
劣後出資割合 | 約5%〜 | 10〜30%以上 | 10% | 約5〜10% | 30%以上が中心 |
特徴 | ・保育園や学校など社会貢献できる物件有り | ・いつでも現金化可能(手数料有り)・短期運用のほうが利回りが高い傾向 | ・WISE COINが貯まり、「1コイン=1円」で不動産投資に利用できる | ・海外物件の取り扱い有り・10万円から投資可能 | ・劣後出資割合が高い |
COZUCHIは、途中解約ができるのが特徴です。また、利回りも高く、過去には21.2%や59.5%の高利回り物件も登場しています。
利回り不動産は、サービス名のとおり、高利回り物件が多く取り扱われています。また、独自のポイント「WISE POINT(ワイズポイント)」が貯まり、貯まったポイントは、利回り不動産での投資や他社のポイントに交換可能です。
TECROWDは、海外投資物件も取り扱っている不動産投資クラウドファンディングです。円建てで物件契約されているため、為替の影響を受けない仕組みで、安心して投資できます。利回りが平均10.8%と高い点も魅力的です。
ちょこっと不動産は、劣後出資割合が最も高いため、リスクを最小限に抑えたい方に適したサービスです。
このように、不動産投資クラウドファンディングでは、それぞれ特徴が異なるため、自分の目的にあったサービスを選ぶようにしましょう。
CREAL(クリアル)のよくある質問
CREALのよくある質問を紹介します。
- CREAL(クリアル)は途中解約できる?
-
クーリング・オフを除いて、原則途中解約はできません。
- CREAL(クリアル)からの利益に税金はかかりますか?
-
はい、CREALで得られる利益には税金がかかります。そのため、源泉徴収税20.42%を差し引いた金額を分配します。
- CREAL(クリアル)の分配金は確定申告の対象?
-
確定申告は一定の要件に該当する方が対象です。
- 雑所得が年間20万円以上ある
- 年収2,000万円以上の会社員
- 青色申告の人 など
まとめ
CREALは1万円から手軽に不動産投資ができるクラウドファンディングで、通常数千万円必要となる初期費用が不要。これにより、お小遣いの範囲からでも不動産投資が可能です。
また、運用・管理はプロがおこない、アプリで簡単に運用状況を確認できるため、忙しい会社員や主婦(夫)の方でも利用しやすいサービスです。
CREALの平均利回りは約4.3%なので、10万円投資すると約4,300円の利益が得られます。銀行の普通預金に同じ金額を預けていても、利息は10〜20円程度しか増えないため、利益率で考えると不動産投資クラウドファンディングのほうが効率的です。
ただし、運用途中で現金化できないため、流動性は低くなります。そのため、生活費や急な支出に使うお金ではなく、余剰資金での投資をおすすめします。
不動産投資は投資のなかでも人気が高く、分散投資のポートフォリオの一つとしても最適です。
CREALなら高額な初期費用を用意する必要もないため、分散投資の一環として取り入れてみるのも良いでしょう。