天皇賞春2026に関する要点
2026年5月3日(日)15時40分、京都競馬場・芝3200mで行われる第173回天皇賞春は、大阪杯でG1・3勝目を飾ったクロワデュノール、前年王者ヘデントール、阪神大賞典をレコードタイムで制したアドマイヤテラが中心になりそうです。
データ面で最も後押しがあるのは、阪神大賞典をレコード勝ちしたアドマイヤテラです。一方、クロワデュノールは大阪杯からの中3週と初の3200mが焦点になります。ヘデントールは前走京都記念8着という不安はありますが、前年王者としての勢いは軽視できません。
重要ポイント
- 開催日は2026年5月3日(日)発走15時40分・京都11R
- クロワデュノールは複数媒体で1番人気候補に挙げられる有力馬
- 前走阪神大賞典勝ち馬は好走率が高い
- アドマイヤテラは阪神大賞典を3分02秒0のレコードで快勝
- ヘデントールは前年王者だが、前走京都記念8着からの巻き返しが課題
- 4歳馬は過去10年で3着以内馬が多い世代
天皇賞春2026の基本情報と今年の構図
天皇賞春は2026年で第173回を迎えます。昨年はヘデントールが制しました。
今年の主役候補は、クロワデュノール、アドマイヤテラ、ヘデントールの3頭です。
大阪杯でG1・3勝目を飾ったダービー馬クロワデュノールは、天皇賞春へ向かうことが報じられています。大阪杯では1番人気に応えて勝利し、ホープフルステークス、日本ダービーに続くG1・3勝目を挙げました。
騎手は北村友一騎手が継続予定です。大阪杯を勝った同じ年に天皇賞春へ向かうローテーションは、父キタサンブラックを連想させます。ただし、クロワデュノールにとって3200mは未知の距離です。ここを血統面で信じるか、距離経験の少なさを不安視するかが予想の分かれ目になります。
アドマイヤテラは阪神大賞典で3分02秒0のレコードタイムを記録し、2着アクアヴァーナルに3馬身差をつけて快勝しました。武豊騎手はこの勝利で40年連続のJRA重賞制覇を達成しています。
ヘデントールは前年の天皇賞春覇者です。2026年は京都記念8着から天皇賞春へ向かう予定で、鞍上は引き続きルメール騎手と報じられています。
天皇賞春2026における主要3頭の現状と見立て
クロワデュノール
クロワデュノールは中団から自分で動いていける競馬ができる点と、父キタサンブラックが天皇賞春を連覇した血統背景が強みです。
大阪杯を勝ってから天皇賞春へ向かうローテーションは注目度が高く、G1・3勝の実績だけを見れば最上位評価が必要な馬です。ただし、これまでのG1勝ちはホープフルステークス、日本ダービー、大阪杯であり、いずれも3200mとは距離が大きく異なります。
軸に据えるなら、距離への対応を「血統と能力でこなせる」と判断する形になります。逆に、初の長距離戦を不安視するなら、馬連や3連複の相手評価にとどめる選択もあります。
アドマイヤテラ
アドマイヤテラは、今回の有力馬の中で最も前哨戦の内容が本番に直結しやすい馬です。
阪神大賞典では3分02秒0のレコードタイムで快勝しました。芝3000mのG2を強い内容で勝っているため、京都芝3200mへの距離延長にも対応しやすいと考えられます。
前哨戦の内容、距離適性、武豊騎手とのコンビを考えると、データ面では最も評価しやすい1頭です。クロワデュノールの距離に不安を感じる場合、アドマイヤテラを軸候補にする考え方は十分に成り立ちます。
ヘデントール
ヘデントールは前年の天皇賞春覇者で、京都芝3200mへの適性はすでに証明済みです。
一方で、2026年初戦の京都記念では8着に敗れています。前走着順のデータだけを見ると強く推しにくい面がありますが、骨折休養明けを一度使って本番へ向かう形と考えれば、巻き返しの余地はあります。
前走京都記念8着という点は割引材料です。ただし、前年王者としての舞台適性、ルメール騎手との継続コンビを考えると、軽視しすぎるのも危険です。軸にするか相手評価にとどめるかは、最終追い切り、枠順、当日の気配を見て判断したい馬です。
天皇賞春2026をデータで絞る
過去傾向を見ると、天皇賞春では前走で長距離のG2を使っていた馬が好走しやすい傾向があります。
特に阪神大賞典組は重要です。阪神大賞典を勝って本番に向かう馬は、距離適性と状態面をすでに示しているため、評価を上げやすい存在です。
今年でいえば、アドマイヤテラがこの条件に該当します。阪神大賞典をレコードで勝っている点は大きなプラス材料です。
一方、阪神大賞典で2着だったアクアヴァーナルは、前走内容だけを見れば評価できますが、勝ち切り候補というより相手候補として見るのが自然です。長距離適性は示していますが、アドマイヤテラとの差をどう詰めるかが課題になります。
前走着順も重要です。前走で大きく崩れている馬は、巻き返すために舞台適性や過去実績などの明確な根拠が必要になります。
その意味で、ヘデントールは前走京都記念8着がマイナス材料です。ただし前年王者という強い根拠があるため、単純に消すのではなく、相手候補として残す判断が現実的です。
脚質面では、極端な後方一気よりも、ある程度前に取り付ける馬を重視したいレースです。京都芝3200mは長距離戦とはいえ、直線だけで差し切るには展開の助けが必要になります。好位から早めに動ける馬を優先して評価したいところです。
天皇賞春2026の穴馬候補
スティンガーグラス
スティンガーグラスはダイヤモンドステークスを勝って天皇賞春へ向かう馬です。ダイヤモンドステークスは芝3400mの長距離重賞であり、長距離適性を実戦で示している点は評価できます。
昨年のヘデントールもダイヤモンドステークス勝ちをステップに天皇賞春を制しており、同じ長距離重賞勝ち馬としてスティンガーグラスは無視できません。
ただし、ルメール騎手はヘデントールに騎乗予定で、スティンガーグラスはD.レーン騎手との新コンビで参戦予定と報じられています。乗り替わりをどう見るかはポイントになります。
単勝で大きく狙うより、3連複やワイドの相手、または単複を少額押さえる形が合いそうです。
シンエンペラー
シンエンペラーは中距離で実績のある馬ですが、天皇賞春では距離適性が最大の焦点です。
能力だけなら上位に食い込む余地はありますが、京都芝3200mで同じパフォーマンスを出せるかは別問題です。枠順確定後に位置取りのイメージが持てるかどうか、折り合いに不安がないかを確認してから判断したい馬です。
人気が先行するようなら過信は禁物です。逆に、人気が落ちるようなら相手候補として押さえる価値はあります。
天皇賞春2026の注意点・トラブル対応
出馬表は2026年4月30日(木曜)に公開予定です。枠順確定後にオッズが大きく動く可能性があります。
特に有力馬が内枠に入るか外枠に入るかで、評価は変わります。京都芝3200mは長丁場ですが、序盤の位置取りや折り合いも重要です。枠順確定後に最終判断することをおすすめします。
また、当日の馬場状態にも注意が必要です。雨で馬場が悪化した場合、スタミナとパワーがより問われます。極端な後方脚質の馬よりも、ある程度前で運べる馬を重視したいところです。
レース当日の馬場状態はJRA公式サイトで確認してください。
天皇賞春2026に関するFAQ
Q. クロワデュノールは距離をこなせますか?
A. 血統面では後押しがあります。父キタサンブラックは天皇賞春を連覇した名ステイヤーでもあります。ただし、クロワデュノール自身は3200mを経験していません。
ホープフルステークス、日本ダービー、大阪杯とG1を3勝している能力は最上位ですが、天皇賞春では距離適性が最大の課題です。軸にするなら「能力と血統でこなせる」と見る必要があります。
Q. 阪神大賞典を使っていない馬は買えませんか?
A. 買えないわけではありません。ただし、天皇賞春では阪神大賞典など長距離G2を使ってきた馬が評価されやすい傾向があります。
今年はアドマイヤテラが阪神大賞典をレコード勝ちしており、データ面では強い後押しがあります。クロワデュノールのようにG1実績が抜けている馬は別枠で評価できますが、中位人気の馬については前走ローテを重視したほうがよいでしょう。
Q. 馬券はどの種類が向いていますか?
A. 馬連や3連複を絞って買う形が向いています。
勝ち馬は上位人気から出やすい傾向がありますが、3着候補まで完全に絞れるとは限りません。馬連は有力馬中心に絞り、3連複では3着候補に中穴を少し加える買い方が現実的です。
点数を広げすぎるとトリガミになりやすいため、クロワデュノール、アドマイヤテラ、ヘデントールを中心に、スティンガーグラスなどの長距離適性馬をどう加えるかがポイントになります。
Q. ヘデントールの連覇はデータ的に買えますか?
A. 前走京都記念8着という点はマイナス材料です。ただし、前年の天皇賞春を勝っているため、京都芝3200mへの適性は証明済みです。
データだけで見ると強く推しにくいですが、前年王者として軽視はできません。軸にするより、相手候補として馬券に組み込むのがバランスのよい評価です。
Q. スティンガーグラスは穴馬として買えますか?
A. 買える要素はあります。
ダイヤモンドステークス勝ちで長距離適性を示しており、昨年のヘデントールもダイヤモンドステークス勝ちから天皇賞春を制しました。ローテーション面では注目できます。
ただし、今回はルメール騎手ではなくD.レーン騎手との新コンビが予定されています。乗り替わりをどう評価するかはポイントです。単勝で大きく狙うより、3連複やワイドの相手、または単複を少額押さえる形が向いています。
まとめ
今年の天皇賞春は、クロワデュノールの距離適性をどう評価するかで馬券の組み方が大きく変わります。
能力を信頼するなら、クロワデュノールを中心に馬連や3連複を絞る形が考えられます。一方、3200mへの不安を重く見るなら、阪神大賞典をレコードで勝ったアドマイヤテラを軸にする選択もあります。
ヘデントールは前走京都記念8着が不安材料ですが、前年王者としての舞台適性は軽視できません。軸よりも相手候補として評価するのが現実的です。
穴馬では、長距離重賞のダイヤモンドステークスを勝っているスティンガーグラスに注目です。昨年のヘデントールと同じように、長距離実績を武器に本番で台頭する可能性があります。
最終判断は、4月30日の枠順確定後、そして5月3日当日の馬場状態を確認してから行うのが安全です。
出典・参考資料
- JRA公式 天皇賞春2026 出馬表ページ
- JRA公式 天皇賞春2026 出走馬情報
- netkeiba 阪神大賞典結果
- 日刊スポーツ 大阪杯クロワデュノール勝利記事
- 日刊スポーツ ヘデントール天皇賞春参戦報道
- netkeiba クロワデュノール天皇賞春追い切り記事
- JRA-VAN 天皇賞春過去10年データ
- SPREAD 天皇賞春ローテーション分析

