2026年2月18日、大井競馬場で行われた第8回雲取賞(ダート1800メートル)で、3番人気リアライズグリント(牡3、矢作芳人厩舎)が優勝しました。
坂井瑠星騎手騎乗の同馬は道中2番手から直線で抜け出し、トリグラフヒルとの競り合いを制して勝利しました。勝ちタイムは1分54秒0でした。
デビューから3戦連続2着と惜敗が続いていましたが、前走の未勝利戦で初勝利を挙げ、今回が初の重賞挑戦でタイトルを手にしました。中央所属馬の勝利は3年連続となります。
雲取賞はダートグレード競走として実施され、3歳ダート三冠戦線を占う重要な一戦に位置付けられています。
重要ポイント
- リアライズグリントが重賞初制覇
- 直線の一騎打ちを制して勝利
- 羽田盃の優先出走権を獲得
- 坂井瑠星騎手&矢作厩舎が凱旋勝利
ゴール前の勝負根性
リアライズグリントは道中2番手で手応え良く追走しました。直線では先に抜け出した2番人気トリグラフヒルと激しく競り合いました。
外へモタれる場面もありましたが、最後は勝負根性で押し切りました。
坂井騎手はレース後『直線で物見して外に行くところもありましたが、寒い中でも熱い走りを見せてくれました』と振り返っています。
サウジカップ制覇直後の凱旋勝利
坂井瑠星騎手と矢作芳人調教師は、2月15日にサウジアラビアで行われたサウジカップをフォーエバーヤングで制したばかりです。その3日後の重賞勝利となりました。
矢作調教師は『生まれ故郷ですから、大井での勝利は格別です』と喜びを語っています。
坂井騎手も『使うごとに良くなっています。この状態で重賞を勝てましたし、今後が非常に楽しみです』と今後への期待を口にしました。
母も大井重賞馬の血統背景
リアライズグリントは父キタサンブラック、母マドラスチェック(母父Malibu Moon)という血統です。
母は2020年TCK女王盃を制した大井の重賞馬で、母が活躍した舞台での勝利となりました。
矢作調教師は『まだ七、八分の状態です。それで勝てるのですからポテンシャルは高いと思います』と素質を評価しています。
上位入線馬
- 1着 リアライズグリント(坂井瑠星)
- 2着 トリグラフヒル(松山弘平)
- 3着 マクリール(C.ルメール)
1番人気マクリールは直線で伸びを欠き3着でした。トリグラフヒルは大外16番枠から好走しました。
羽田盃への道筋
雲取賞の上位馬には、3歳ダート三冠の一冠目・羽田盃(4月29日・大井ダート1800m)の優先出走権が与えられます。中央所属馬は上位2頭、地方所属馬も上位2頭が対象となります。
今回の優先出走権獲得馬は以下の通りです。
- リアライズグリント
- トリグラフヒル
- ゼーロス(地方)
- アヤサンジョウタロ(地方)
3歳ダート三冠とは
2024年に創設された3歳ダート三冠は、次の3競走で構成されています。
- 羽田盃(4月29日)
- 東京ダービー(6月10日)
- ジャパンダートクラシック(10月上旬予定)
雲取賞組は本番でも好走例が多く、三冠戦線を占う重要なステップレースとされています。
コースの特徴
大井競馬場ダート1800mは直線386メートルの長い直線を持ち、差し脚も生きるコース形態です。スタートから1コーナーまでの距離が短く、先行争いが激しくなりやすい特徴があります。
今後の注目点
惜敗続きから重賞初制覇を果たしたリアライズグリントは、三冠戦線の有力候補に名乗りを上げました。矢作調教師が「まだ完成途上」と語るように、さらなる成長も期待されています。
羽田盃での走りが注目されます。
よくある質問
Q. リアライズグリントの戦績は?
A. デビューから3戦連続2着の後、未勝利戦を圧勝しました。雲取賞が5戦目で重賞初制覇となります。
Q. 羽田盃の優先出走権はどう決まりますか?
A. 雲取賞で中央所属馬は上位2頭、地方所属馬も上位2頭に出走権が与えられます。
Q. 3歳ダート三冠とは何ですか?
A. 羽田盃・東京ダービー・ジャパンダートクラシックで構成される3歳ダート路線の三冠体系です。
まとめ
リアライズグリントは雲取賞で重賞初制覇を飾り、羽田盃への切符を獲得しました。坂井瑠星騎手と矢作芳人厩舎はサウジカップ制覇直後の凱旋勝利となり、三冠戦線に向けて存在感を示しました。
出典・参考
- netkeiba
https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=322687 - 地方競馬全国協会(NAR)
https://www.keiba.go.jp/dirtgraderace/2026/0218_kumotorisho/introduction.html

