燃油サーチャージ最大2倍へ―2026年最新・路線別金額と5月までにやるべき節約対策

燃油サーチャージ最大2倍へ―2026年最新・路線別金額と5月までにやるべき節約対策
目次

燃油サーチャージ大幅値上げニュースの要点

2026年2月28日に始まったアメリカ・イスラエルによるイラン攻撃を契機に原油価格が急騰し、JAL・ANAをはじめとする航空各社の燃油サーチャージが急激に上昇しています。

6〜7月発券分では現行水準から最大2倍近くになる見通しで、夏以降に海外旅行を検討している方への影響は深刻です。

燃油サーチャージは2か月ごとに見直される変動制の料金です。

今どの時期の航空券を買うか、どの航空会社を使うかによって支払い総額が大きく変わります。

この記事では現在確定している金額と今後の見通し、節約のポイントをまとめました。

※本記事の情報は2026年4月1日時点のものです。6〜7月発券分の金額は正式発表前の報道ベースの見通しを含みます。最新の確定情報は各社公式サイトでご確認ください。

燃油サーチャージとは

燃油サーチャージ(正式名称:燃油特別付加運賃)は、航空燃料費の高騰分を利用者と分担するために航空運賃とは別に徴収される追加料金です。

1997年にIATA(国際航空運送協会)が制度を認可し、JAL・ANAは2005年から導入しています。

JAL・ANAの場合、直近2か月間のシンガポールケロシン(ジェット燃料)市場価格と為替レートの平均を掛け合わせた額をもとに、2か月ごとに改定されます。

ケロシン価格の円換算額が6,000円を下回った場合は徴収されません。

なお、国内線には燃油サーチャージはかかりません(JAL・ANA)。

また、大人・小児・幼児ともに同額で、特典航空券利用者にも適用されます(2歳未満で座席を使用しない幼児は除く)。

改定スケジュールと直近の動向

発券対象期間基準となるケロシン・為替状況
2025年12月〜2026年1月適用済み(前期比値下がり)
2026年2月〜3月89.86ドル × 153.01円 = 13,750円適用済み(前期比値上がり)
2026年4月〜5月84.26ドル × 156.27円 = 13,166円適用中(確定)
2026年6月〜7月2月〜3月の市況を反映大幅値上げ見通し(報道ベース/正式発表は4月中〜下旬)

※基準金額はJALプレスリリース(2026年2月19日)をもとに作成。

2026年2月以降、原油価格はイラン攻撃の開戦前後で一変しました。3月6日までの1週間のIATA平均燃油価格は1バレル157.41ドルと急騰し、円安(1ドル159円台)も重なって算定基準額は大幅に上昇しています。

各社の最新金額(2026年4〜5月発券分・確定)

現時点で確定している4〜5月発券分は以下のとおりです。

金額は1人あたり1区間片道です。往復ではこの2倍になります。

JAL(日本航空)

路線片道往復換算
北米・欧州・中東・オセアニア29,000円58,000円
ハワイ・インドネシア・インド・スリランカ17,800円35,600円
タイ・マレーシア・シンガポール・ブルネイなど15,500円31,000円
グアム・パラオ・フィリピン・ベトナム・モンゴルなど9,500円19,000円
東アジア(韓国・モンゴルを除く中国・台湾など)7,400円14,800円
韓国・極東ロシア・沖縄・台湾線3,000円6,000円

ANA(全日本空輸)

路線片道往復換算
北米・欧州(※)31,900円63,800円
ハワイ20,400円40,800円
東南アジア15,400〜16,400円30,800〜32,800円
韓国・中国・台湾など近距離アジア3,300〜7,700円6,600〜15,400円

※一部の路線(成田〜メキシコシティ線など)は異なる金額が設定されています。正確な金額はANA公式サイトでご確認ください。

キャセイパシフィック航空(2026年4月〜5月発券・日本発)

路線片道往復換算
日本〜香港・台北6,900円13,800円
香港〜北米・欧州・中東・アフリカ11,500円23,000円
香港〜南アジア5,500円11,000円
その他区間3,000円6,000円

※金額は各社公式サイト・プレスリリースをもとに作成。JAL・ANA・キャセイパシフィックで設定が異なります。正確な金額は各社公式サイトでご確認ください。

6〜7月発券分の見通し(報道ベース・確定前)

6〜7月発券分は大幅値上げがほぼ確実で、現行制度の条件表が想定する上限水準に達する見通しです。正式発表は2026年4月中〜下旬予定です。

日経新聞・Bloombergの報道(2026年4月1日付)によると、欧州・北米行きの片道はANAが55,000円、JALが50,000円前後になる見込みで、いずれも4〜5月発券分から約7割の引き上げとなります。往復では10万円前後になる見通しです。韓国行きはANAが6,500円、JALが5,900円と現行のほぼ2倍です。

現在の算定式が想定する上限値に達するため、さらなる原油高騰が続くようであれば制度自体の改定も議論される可能性があります。

旅行総合研究所タビリスの試算(2026年3月28日・当時の市況データをもとにした推計)では、現在の燃油・為替相場が続いた場合、8月発券分以降は欧米往復で15万円程度に達する可能性があるとされています。情勢次第で変動するため、あくまで参考値としてご理解ください。

路線別の影響と注意点

欧米・北米方面

今回最も影響が大きい路線です。6〜7月発券分では往復10万円前後になる見通しで、航空券の運賃本体と合わせると旅行コストが大幅に上昇します。夏休みの欧米旅行を検討している方は、5月末までの発券を早急に検討してください。

ハワイ・オセアニア方面

家族旅行に人気の路線ですが、燃油サーチャージは大人・小児ともに同額のため、家族4人での往復では燃油サーチャージだけで8〜16万円超になるケースもあります。

アジア近距離方面

韓国・中国・台湾などの近距離路線も2倍近い引き上げが見込まれますが、金額の絶対値は欧米に比べて小さく、影響は相対的に限定的です。

国内線を使う方

現時点ではJAL・ANAとも国内線に燃油サーチャージはかかりません。ただし、JALが2027年4月からの国内線への導入を計画しているとの報道があり(2026年4月1日・日経新聞)、JAL公式の正式発表ではありませんが今後の動向に注意が必要です。スカイマークなども導入を検討中と報じられています。

燃油サーチャージを抑えるポイント

1. 5月31日までに発券する

6〜7月発券分から大幅値上げが確実な情勢です。夏以降の旅行でも5月31日までに発券すれば現行の4〜5月水準が適用されます。燃油サーチャージは搭乗日ではなく発券日が基準です。変更・払い戻しのルールを事前に確認したうえで、早めに発券することを検討してください。

2. 燃油サーチャージがかからない・安い航空会社を使う

産油国系(カタール航空・エミレーツ航空など)や一部のアジア系航空会社は、燃油サーチャージを運賃に内包しているか、そもそも徴収しないケースがあります。LCCも原則として徴収しません。ただし、運賃本体との総額で比較することが重要です。

3. 他社マイルを活用してJAL・ANA便の特典航空券を発券する

ANAマイルを使ってシンガポール航空やベトナム航空の特典航空券を発券した場合、燃油サーチャージが不要になることがあります。JALマイルでエールフランスを利用する場合も同様です。座席の空き状況や必要マイル数を事前に確認してください。

4. 算定基準を把握してタイミングを計る

燃油サーチャージは2か月ごとに改定されます。次期(6〜7月分)の正式発表は4月中〜下旬の予定なので、発表後すぐに比較・判断できるよう準備しておきましょう。

航空券は「総額」で比較するのが重要

燃油サーチャージは航空会社ごとに差があるため、比較せずに予約すると損をする可能性があります。

一括で料金を比較できるサービスを使うと、総額ベースで安い航空券を見つけやすくなります。



今後の改定スケジュール

JAL・ANAの燃油サーチャージは偶数月(2月・4月・6月・8月・10月・12月)頃に翌2か月分が発表されます。

  • 2026年6〜7月発券分:2026年4月中〜下旬に正式発表予定
  • 2026年8〜9月発券分:2026年6月頃に発表予定
  • 2027年4月〜:JALが国内線への燃油サーチャージ導入を計画(報道ベース)

よくある質問

Q1. 燃油サーチャージは全航空会社にかかりますか?

いいえ。産油国系の航空会社(カタール航空・エミレーツ航空など)は運賃に内包しているか徴収しないケースが多く、LCCも原則として徴収しません。航空会社によって対応が異なるため、予約時に確認が必要です。

Q2. マイルで発券した特典航空券にもかかりますか?

JAL・ANAのマイルを使ってJAL・ANA便の特典航空券を発券した場合は、通常の運賃と同額の燃油サーチャージがかかります。ただし、他社のマイル(ユナイテッド航空のマイル経由でANA便を発券するなど)を活用した場合は不要なケースがあります。

Q3. 予約後に燃油サーチャージが変わったらどうなりますか?

燃油サーチャージは発券日の金額が適用され、その後の価格変動は原則関係ありません。2か月間は変更なしで固定されます。

Q4. 子どもも大人と同じ金額ですか?

はい。JAL・ANAともに大人・小児・幼児で同額です。ただし2歳未満で座席を使用しない幼児は対象外です。家族連れの場合は特に人数分の金額が積み上がるため注意が必要です。

Q5. 国内線にも燃油サーチャージはかかりますか?

現時点では、JAL・ANAともに国内線に燃油サーチャージはかかっていません。ただしJALが2027年4月からの国内線への導入を計画しているとの報道があり(日経新聞・2026年4月1日、JAL公式の正式発表ではありません)、今後変わる可能性があります。

まとめ

2026年のイラン情勢を受けた原油高騰により、6〜7月発券分の燃油サーチャージは現行の最大2倍水準になる見通しです。

夏休みや年末年始に向けた海外旅行を検討している方は、5月末までの早期発券が費用を抑える最も確実な手段です。

発券日が基準になる点、家族全員分が積み上がる点を忘れずに、航空券の総額(運賃+燃油サーチャージ+空港諸税)で比較・判断しましょう。

チェックリスト

  • 旅行予定時期の発券対象期間を確認した
  • JAL・ANA公式サイトで路線別の最新金額を確認した
  • 航空券の総額(運賃+燃油+諸税)で比較した
  • 5月31日までの早期発券が可能か検討した
  • 燃油サーチャージ不要の航空会社・マイルルートを比較した
  • 家族人数分の燃油サーチャージ総額を計算した

出典・引用

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この記事を書いた人

おトクらし編集部です!(管理人もやってます!)お得・節約・ポイ活・キャッシュレス・キャンペーン…などの言葉に敏感な運営メンバーが、日々のお得にまつわる情報を配信!

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