池井戸潤が「もう二度と、こんな小説は書けないでしょう」と語った渾身の一作『俺たちの箱根駅伝』。2026年秋のドラマ化も決定し、注目度急上昇中の本作について、あらすじ・キャスト・モデル・レビューまで完全網羅でお届けします。
作品概要
『俺たちの箱根駅伝』は、「半沢直樹」「下町ロケット」で知られる池井戸潤が、十余年の構想と取材を経て完成させた長編小説です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作品名 | 俺たちの箱根駅伝 |
| 著者 | 池井戸潤 |
| 出版社 | 文藝春秋 |
| 連載 | 週刊文春(2021年11月〜2023年6月) |
| 単行本発売 | 2024年4月24日 |
| ページ数 | 上下巻合計700ページ超 |
| ジャンル | スポーツ小説・青春群像劇・お仕事小説 |
作品の特徴
本作は2つの視点から箱根駅伝を描いています。
①選手・監督側の視点 箱根駅伝本選出場を目指す大学陸上競技部のランナーと監督の奮闘
②テレビ局側の視点 箱根駅伝中継を担うテレビマンたちの舞台裏での戦い
この二軸構成こそが、他の駅伝小説にはない『俺たちの箱根駅伝』の最大の魅力です。
あらすじ(ネタバレなし)
上巻:予選会から本選前夜まで
古豪・明誠学院大学陸上競技部。かつては箱根駅伝で連覇を果たした名門も、今は2年連続で本選出場を逃している。
4年生の主将・青葉隼斗にとって、10月の予選会が箱根へのラストチャンス。故障を克服し渾身の走りを見せる隼斗だったが、そこに襲いかかるのは「箱根の魔物」だった――。
予選会でわずかに及ばず本選出場を逃した明誠学院。しかし隼斗は、予選敗退校の選手で構成される「関東学生連合チーム」に招集される。
寄せ集めと呼ばれるチームを率いるのは、元明誠学院ランナーで一流商社から転身した新監督・甲斐真人。バラバラだったメンバーを一つにまとめ、前代未聞の目標に挑む。
一方、箱根駅伝中継を担う大日テレビでは、スポーツ局プロデューサー・徳重亮が編成局長から降ってきた難題に頭を抱えていた。1987年に「不可能」と言われた箱根中継を成功させた伝説のテレビマンたちの精神を受け継ぎ、徳重は闘いに挑む。
下巻:箱根駅伝本選
ついに迎えた1月2日、箱根駅伝本選。総勢千人規模のスタッフを動員し、東京〜箱根間217.1kmの中継に挑むテレビ局。
「寄せ集め」と呼ばれた関東学生連合チームは、甲斐監督が掲げた「突拍子もない目標」に向かって走り出す。
全10区間、それぞれのランナーが背負う想い、家族の絆、仲間との信頼。そして、敗者にも光を当てる物語が、感動のフィニッシュを迎える。
原作小説・書籍情報
単行本
| 巻 | タイトル | 価格 | ISBN | ページ数 |
|---|---|---|---|---|
| 上巻 | 俺たちの箱根駅伝 上 | 1,980円(税込) | 978-4-16-391772-6 | 約350ページ |
| 下巻 | 俺たちの箱根駅伝 下 | 1,980円(税込) | 978-4-16-391773-3 | 約336ページ |
電子書籍
Amazon Kindleで配信中。単行本発売に先行して2024年4月12日より独占先行配信されました。
オーディオブック
Audibleにて2024年4月24日より配信開始。朗読は浅木俊之が担当。
聴き放題対象作品のため、Audible会員なら追加料金なしで楽しめます。50人以上の登場人物を巧みに読み分けるナレーションが高評価を得ています。
文庫本の発売時期
文庫本はいつ発売?
2026年1月時点で文庫本は未発売です。
池井戸潤作品の文庫化パターンから予測すると、通常は単行本発売から2〜3年後に文庫化されることが多いです。
| 予測時期 | 根拠 |
|---|---|
| 2026年秋〜2027年 | ドラマ放送に合わせた文庫化の可能性 |
| 2027年春頃 | 通常の文庫化スケジュール |
ドラマ化に合わせて文庫版が発売される可能性が高いため、2026年秋のドラマ放送前後が有力です。
今すぐ読みたい方へ
文庫本を待てない方には以下の選択肢があります。
- 単行本購入(上下巻セット3,960円)
- 電子書籍(Kindle版)
- Audibleオーディオブック(聴き放題対象)
- 図書館で借りる
モデルとなった大学・人物
明誠学院大学のモデルは?
物語の主要舞台となる明誠学院大学は架空の大学ですが、複数の大学がモデルとして推測されています。
| 候補大学 | 類似点 |
|---|---|
| 大東文化大学 | かつての連覇実績、近年の予選落ち経験 |
| 明治大学 | 伝統校、学連選抜への選手輩出実績 |
| 中央大学 | 古豪、復活を目指す姿 |
ただし、池井戸潤自身が「架空の大学名を並べても感情移入しづらい」と語っているように、特定のモデル校があるわけではなく、複数の大学の要素を組み合わせて創作されたと考えられます。
甲斐真人監督のモデルは?
新監督・甲斐真人のキャラクターには、原晋監督(青山学院大学)の影響が指摘されています。
| 共通点 |
|---|
| ビジネス界からの転身 |
| コミュニケーション重視の指導法 |
| 選手の自主性を重んじるスタイル |
| 学連選抜チームの指導経験 |
原晋監督は2008年に学連選抜チームの監督を務め、チームを総合4位相当の成績に導いた実績があり、この経験が物語に影響を与えていると推測されます。
関東学生連合チームとは
作中で重要な役割を果たす関東学生連合チームは実在する制度です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | 関東学生連合チーム |
| 構成 | 予選会敗退校の上位選手から各校1名ずつ選出 |
| 参加形態 | オープン参加(順位は参考記録) |
| 監督 | 選抜選手の所属大学で最上位校の監督が担当 |
「寄せ集め」と揶揄されることもありますが、本作ではそんな彼らにこそ光を当てる物語となっています。
ドラマ化情報
ドラマ基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | 俺たちの箱根駅伝 |
| 放送局 | 日本テレビ系 |
| 放送時期 | 2026年秋(10月予定) |
| 原作 | 池井戸潤『俺たちの箱根駅伝』(文藝春秋) |
| 脚本 | 鈴木すみれ、松田裕子 |
| 演出 | 猪股隆一、山田信義ほか |
| 制作協力 | AX-ON |
| 製作著作 | 日本テレビ |
| 協力 | 一般社団法人 関東学生陸上競技連盟 |
| 公式ハッシュタグ | #オレハコ |
制作の特徴
関東学生陸上競技連盟の全面協力のもと制作される本作は、以下の点で注目されています。
- リアルな競技描写 – 学連の協力による本格的な駅伝シーン
- 中継の舞台裏 – 1987年から続く日テレの箱根駅伝中継のノウハウを反映
- 二軸構成 – 選手側とテレビ局側の両視点を描く
公式SNS
- X(旧Twitter):@orehako_ntv
- Instagram:@orehako_ntv
- TikTok:@orehako_ntv
ティザー映像も公式サイトで公開中です。
キャスト一覧
発表済みキャスト(2026年1月21日時点)
| 役名 | 俳優 | 役柄 |
|---|---|---|
| 徳重亮 | 大泉洋 | 大日テレビ スポーツ局プロデューサー。箱根駅伝中継のチーフ・プロデューサーとして奮闘する |
| 甲斐真人 | 山下智久 | 明誠学院大学陸上競技部 新監督。元箱根駅伝ランナー、一流商社から転身し母校の監督に就任 |
山下智久コメント(抜粋)
「箱根駅伝」は、たすきをつないでいく尊さ、夢に向かう力強さ、そして希望が折り重なって生まれる”奇跡の瞬間”を私たちに届けてくれる特別な舞台だと思います。駅伝監督から「言葉の指導だけでない」ということを教えて頂き、人間を観る目をしっかり磨き、学生たちと信頼関係を築き上げていくことが僕の仕事だと思っています。
キャスト予想(追加発表待ち)
今後発表が期待される主要キャラクターと予想キャストです。
選手側の主要キャラクター
| 役名 | 役柄 | キャスト予想の傾向 |
|---|---|---|
| 青葉隼斗 | 明誠学院大学4年・主将・エースランナー | 20代前半の演技派俳優 |
| 前島友介 | 明誠学院大学4年・唯一の本選経験者 | 若手実力派俳優 |
| 諸矢久繁 | 前監督・65歳・38年間チームを率いた名将 | ベテラン俳優 |
テレビ局側の主要キャラクター
| 役名 | 役柄 |
|---|---|
| 黒石 | 大日テレビ編成局長 |
| 辛島 | 実況アナウンサー |
選手役のキャスティング傾向
エキストラ募集情報から、実際に走れる若手俳優や陸上経験者がキャスティングされる可能性が高いと予想されます。
読者レビュー・評価
総合評価
| サイト | 評価 |
|---|---|
| 読書メーター | ★4.5/5.0(上巻) |
| ブックライブ | ★4.5/5.0 |
| Amazon | ★4.3/5.0 |
読者の声
感動した点
「本を読んでこんなに泣いたのは20年ぶり」 「上巻から涙涙。団体スポーツやっている方、指導者の方、これはバイブルにもなります」 「箱根駅伝中継を観る目が変わりました」
評価されているポイント
- 選手たちの心情描写の繊細さ
- テレビ局側のリアルな舞台裏
- 「敗者にも光を当てる」というテーマ
- 甲斐監督のチームビルディング手法
- 実在の大学名も登場する臨場感
印象的な名言
「勝者はつねに一握りで、多くの者は敗者だ。だけどな、敗者にだって人生はあるし、敗者だからこそ得るものもあるんだよ。敗者は負けを認めることで勝者になる」 ――諸矢監督
「いつまでも色褪せることのない宝物だ。それはきっと、これから俺たちの人生を照らしてくれる」 ――甲斐監督
こんな人におすすめ
- 箱根駅伝ファン
- スポーツ小説が好きな方
- 池井戸潤作品のファン
- チームマネジメントに興味がある方
- 逆境からの復活ストーリーが好きな方
Amazon・購入情報
購入リンク
単行本
- 俺たちの箱根駅伝 上 – 1,980円
- 俺たちの箱根駅伝 下 – 1,980円
電子書籍(Kindle)
- 上下巻セットでの購入も可能
オーディオブック(Audible)
- 聴き放題対象作品
- 朗読:浅木俊之
お得な購入方法
- Audible無料体験 – 30日間無料で聴き放題
- Kindle Unlimited – 対象外だが、Kindle版はポイント還元あり
- 楽天ブックス – ポイント還元率が高い
関連作品・おすすめ
駅伝を題材にした作品
| 作品名 | 著者 | 特徴 |
|---|---|---|
| 『風が強く吹いている』 | 三浦しをん | 弱小チームの箱根挑戦を描いた名作 |
| 『チーム』 | 堂場瞬一 | 学連選抜を題材にした作品 |
| 『箱根駅伝を伝える』 | ― | 箱根駅伝の歴史を紐解くノンフィクション |
池井戸潤のスポーツ小説
| 作品名 | 題材 | ドラマ化 |
|---|---|---|
| 『陸王』 | マラソン・シューズ開発 | TBS(2017年) |
| 『ノーサイド・ゲーム』 | ラグビー | TBS(2019年) |
| 『ルーズヴェルト・ゲーム』 | 野球 | TBS(2014年) |
箱根駅伝関連書籍
| 作品名 | 著者 |
|---|---|
| 『フツーの会社員だった僕が、青山学院大学を箱根駅伝優勝に導いた47の言葉』 | 原晋 |
まとめ
『俺たちの箱根駅伝』は、池井戸潤が十余年の歳月をかけて完成させた渾身の作品です。
作品のポイント
- 選手側とテレビ局側、2つの視点から箱根駅伝を描く
- 「敗者にも光を当てる」という温かいテーマ
- 実在の大学名も登場するリアルな臨場感
- 2026年秋に日本テレビでドラマ化決定
キャスト情報
- 大泉洋:テレビ局プロデューサー・徳重亮役
- 山下智久:陸上競技部新監督・甲斐真人役
- その他キャストは続報待ち
ドラマ放送前に原作を読んでおくと、より深く作品を楽しめます。箱根駅伝ファンはもちろん、スポーツに興味がない方にもおすすめの感動作です。
最終更新:2026年1月21日
※本記事の情報は執筆時点のものです。最新情報は公式サイトをご確認ください。

