2026年、加熱式たばこの大幅な値上げが予定されています。
JT(日本たばこ産業)、フィリップモリス、BAT(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ)の主要3社すべてで価格改定が実施される見込みです。
この記事では、2026年の加熱式たばこ値上げのスケジュール、銘柄別の価格一覧、値上げの理由、家計への影響を徹底解説します。
2026年たばこ値上げスケジュール
2026年の加熱式たばこ値上げは、2段階で実施される予定です。
| 時期 | 内容 | 値上げ幅(目安) |
|---|---|---|
| 2026年4月 | 加熱式たばこ課税方式見直し(5割適用) | 数十円程度 |
| 2026年10月 | 加熱式たばこ課税方式見直し(10割適用) | 20〜50円程度 |
| 2027年4月以降 | 紙巻き・加熱式ともに段階的増税 | 毎年10円程度 |
合計すると、2026年度だけで1箱あたり54〜104円の値上げが予想されています。
値上げの理由は?
1. たばこ税の増税(防衛財源確保)
政府は防衛力強化の財源確保のため、たばこ税の増税を決定しました。
特に加熱式たばこは紙巻きたばこより税率が低かったため、2026年に税率を引き上げ、紙巻きと同水準にする方針です。
2. 加熱式たばこの課税方式見直し
これまで加熱式たばこは「重量換算方式」で課税されており、紙巻きたばこより1本あたり約5円安くなっていました。
2026年4月・10月の2段階で課税方式が見直され、紙巻きたばこへの換算方式に変更されます。
3. 原材料費・物流コストの上昇
円安、原材料費の高騰、物流コストの上昇により、メーカーの製造コストが上昇しています。
これに対応するため、増税とは別にメーカー各社が自主的な価格改定も実施しています。
メーカー別・銘柄別の値上げ情報
JT(日本たばこ産業)
JTは加熱式たばこ「プルーム」シリーズの値上げを実施しています。
プルーム用たばこスティック 現在価格(2026年1月時点)
| 銘柄 | 本数 | 現在価格 |
|---|---|---|
| エボ・ディープ・レギュラー・プルーム用 | 20本 | 550円 |
| エボ・ブラック・メンソール・プルーム用 | 20本 | 550円 |
| メビウス・ディープ・レギュラー・プルーム用 | 20本 | 520円 |
| メビウス・コールド・メンソール・プルーム用 | 20本 | 520円 |
| メビウス・ベリー・オプション・プルーム用 | 20本 | 520円 |
| キャメル・リッチ・プルーム用 | 20本 | 500円 |
| キャメル・メンソール・コールド・プルーム用 | 20本 | 500円 |
2025年9月1日に実施された値上げ:
- メビウス全12銘柄:500円 → 520円(+20円)
2025年5月1日に実施された値上げ:
- ウィズ用たばこカプセル全6銘柄:580円 → 600円(+20円)
- キャメル・クラフト全18銘柄:430円 → 450円(+20円)
フィリップモリス(IQOS)
フィリップモリスは2026年4月1日より、加熱式たばこ用スティック計50銘柄と紙巻きたばこ計16銘柄の値上げを財務省に認可申請しています。
2026年4月1日〜 値上げ予定銘柄
| 銘柄 | 本数 | 現在価格 | 改定後価格 | 値上げ幅 |
|---|---|---|---|---|
| テリア(TERIA)全27銘柄 | 20本 | 580円 | 620円 | +40円 |
| センティア(SENTIA)全19銘柄 | 20本 | 530円 | 570円 | +40円 |
| ミックス(MIIX)全4銘柄 | 20本 | 510円 | 560円 | +50円 |
| マールボロ(Marlboro)全16銘柄 | 20本 | 600円 | 620円 | +20円 |
さらに、2026年10月1日にも増税による追加値上げ(20〜50円程度)が見込まれています。
BAT(glo)
BATは2026年1月1日より、加熱式たばこ「glo HYPER」用スティックの値上げを実施しました。
2026年1月1日〜 値上げ実施銘柄
| 銘柄 | 本数 | 旧価格 | 新価格 | 値上げ幅 |
|---|---|---|---|---|
| ラッキーストライク(Lucky Strike)全11銘柄 | 20本 | – | – | +20円 |
| ケント(KENT)全5銘柄 | 20本 | – | – | +20円 |
2025年12月1日には「VELO(ベロ)」オーラルたばこも値上げ:
- VELO全種類:320円 → 360円(+40円)
2027年以降の増税スケジュール
2027年以降は、紙巻きたばこ・加熱式たばこの両方に対し、3年間にわたる段階的な税率引き上げが予定されています。
| 時期 | 増税額(1箱あたり) | 累計 |
|---|---|---|
| 2027年4月 | +10円 | 10円 |
| 2028年4月 | +10円 | 20円 |
| 2029年4月 | +10円 | 30円 |
2026年の値上げと合わせると、2029年までに最大130円以上の値上げになる可能性があります。
家計への影響シミュレーション
1日1箱ペースで喫煙した場合、年間でどのくらい負担が増えるのでしょうか?
2026年の値上げによる年間負担増(試算)
| ケース | 値上げ幅 | 年間負担増 |
|---|---|---|
| 最小ケース(+54円/箱) | 54円 × 365日 | 約19,700円 |
| 平均ケース(+80円/箱) | 80円 × 365日 | 約29,200円 |
| 最大ケース(+104円/箱) | 104円 × 365日 | 約37,960円 |
1日1箱吸う人は、年間で約2〜4万円の追加出費になる計算です。
2029年までの累計負担増
2026年〜2029年の値上げを合計すると、1箱あたり最大130円以上の値上げになる可能性があります。
- 1日1箱 × 130円 × 365日 = 年間約47,450円の負担増
主要銘柄の価格推移まとめ
| 銘柄 | 2025年価格 | 2026年4月予想 | 2026年10月予想 | 2027年以降 |
|---|---|---|---|---|
| テリア | 580円 | 620円 | 640〜670円 | さらに増税 |
| センティア | 530円 | 570円 | 590〜620円 | さらに増税 |
| メビウス(プルーム用) | 520円 | 540〜560円 | 560〜600円 | さらに増税 |
| キャメル(プルーム用) | 500円 | 520〜540円 | 540〜580円 | さらに増税 |
| ラッキーストライク(glo用) | 520円 | 540〜560円 | 560〜600円 | さらに増税 |
※価格は予想値であり、実際の価格は財務省の認可後に確定します。
よくある質問(FAQ)
Q1. 値上げはいつから?
A. 2026年4月1日と10月1日の2段階で実施予定です。 さらに2027年以降も毎年4月に増税が予定されています。
Q2. 紙巻きたばこも値上げされる?
A. はい。 2026年4月にはフィリップモリスのマールボロが20円値上げ予定です。2027年以降は紙巻き・加熱式ともに毎年増税される予定です。
Q3. 電子たばこ(VAPE)は値上げされる?
A. 現時点では値上げの予定はありません。 電子たばこ(VAPE)はたばこ税の対象外のため、増税の影響を受けません。
Q4. 値上げを避ける方法は?
A. 以下の方法があります。
- まとめ買い(カートン買い)
- 安価な銘柄への変更
- 電子たばこ(VAPE)への移行
- 禁煙・減煙
まとめ
2026年、加熱式たばこは大幅な値上げが予定されています。
ポイントまとめ:
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 値上げ時期 | 2026年4月・10月の2段階 |
| 値上げ幅 | 1箱あたり54〜104円(2026年度) |
| 理由 | たばこ税増税(防衛財源)、課税方式見直し |
| 対象 | JT・フィリップモリス・BAT全社 |
| 年間負担増 | 1日1箱で約2〜4万円(2026年度) |
| 今後 | 2027〜2029年も毎年10円ずつ増税予定 |
喫煙者にとっては厳しい値上げが続きますが、これを機に禁煙や減煙を検討するのも一つの選択肢かもしれません。
参考リンク
※本記事は2026年1月27日時点の報道情報をもとに作成しています。実際の価格は財務省の認可後に確定します。最新情報は各社公式サイトをご確認ください。

