JT加熱式たばこ値上げに関する要点
2026年、加熱式たばこの値上げが段階的に進んでいます。JT(日本たばこ産業)、フィリップ モリス ジャパン、BAT(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン)の主要3社で、2026年4月までに価格改定または方針発表が行われました。
この記事では、2026年の加熱式たばこ値上げスケジュール、メーカー別の最新価格、値上げの理由、今後の見通しをわかりやすく整理します。
2026年たばこ値上げスケジュール
2026年の加熱式たばこに関する税負担の見直しは、2段階で進みます。
| 時期 | 内容 | 状況 |
|---|---|---|
| 2026年4月1日 | 加熱式たばこの課税方式見直し(1段階目) | 実施済み |
| 2026年10月1日 | 加熱式たばこの課税方式見直し(2段階目) | 予定 |
| 2027年4月 | 国のたばこ税率引き上げ(0.5円/1本) | 予定 |
| 2028年4月 | 国のたばこ税率引き上げ(0.5円/1本) | 予定 |
| 2029年4月 | 国のたばこ税率引き上げ(0.5円/1本) | 予定 |
2026年4月分の価格改定はすでに各社で反映済みです。一方で、2026年10月分の具体的な銘柄別価格は、2026年4月時点ではまだ公表されていません。
値上げの理由は?
1. 加熱式たばこの課税方式見直し
2026年4月と10月の2段階で、加熱式たばこと紙巻たばことの税負担差を縮める見直しが進められています。
これまで加熱式たばこは、紙巻たばこと比べて税負担が低い商品がありました。今回の見直しは、その差を是正するための措置です。
2. 防衛力強化に係る財源確保
政府は、防衛力強化に係る財源確保の一環として、たばこ税の見直しを進めています。
2027年以降は、国のたばこ税率が3年連続で引き上げられる予定です。
3. 原材料費・物流コストの上昇
メーカー各社は、税制要因とは別に、円安や原材料費、物流コストの上昇も価格改定の理由として挙げています。
特にBATの2026年1月改定は、増税ではなくコスト上昇への対応として案内されました。
メーカー別・銘柄別の最新値上げ情報
JT(プルーム)
JTは2026年4月1日から、「プルーム」用たばこスティック全31銘柄と「ウィズ」用たばこカプセル全6銘柄の価格改定を実施しました。
主な改定内容
| ブランド | 旧価格 | 新価格 | 値上げ幅 |
|---|---|---|---|
| エボ・プルーム用 | 550円 | 580円 | +30円 |
| メビウス・プルーム用 | 520円 | 550円 | +30円 |
| キャメル・プルーム用 | 500円 | 530円 | +30円 |
| ウィズ用たばこカプセル | 600円 | 620円 | +20円 |
価格例
- エボ・ディープ・レギュラー・プルーム用:550円 → 580円
- メビウス・ディープ・レギュラー・プルーム用:520円 → 550円
- メビウス・コールド・メンソール・プルーム用:520円 → 550円
- キャメル・リッチ・プルーム用:500円 → 530円
- キャメル・メンソール・コールド・プルーム用:500円 → 530円
2025年に実施されたメビウス、ウィズ、キャメル・クラフトの改定はそのまま残っていますが、2026年4月にはさらにプルーム本体の主力スティック価格が引き上げられました。
フィリップ モリス ジャパン(IQOS)
フィリップ モリス ジャパンは2026年4月1日から、加熱式たばこ50銘柄と紙巻たばこ16銘柄の価格改定を実施しました。
2026年4月1日からの主な改定内容
| ブランド | 旧価格 | 新価格 | 値上げ幅 |
|---|---|---|---|
| テリア(27銘柄) | 580円 | 620円 | +40円 |
| センティア(19銘柄) | 530円 | 570円 | +40円 |
| MIIX(4銘柄) | 510円 | 560円 | +50円 |
| マールボロ(16銘柄) | 600円 | 620円 | +20円 |
IQOS系では2026年4月の値上げがすでに反映済みです。2026年10月にも制度上は2段階目がありますが、2026年4月10日時点では銘柄別の改定後小売価格はまだ公表されていません。
BAT(glo)
BATは2026年1月1日に、glo HYPER用の一部銘柄を値上げしました。
2026年1月1日に改定された主な銘柄
| ブランド | 旧価格 | 新価格 | 値上げ幅 |
|---|---|---|---|
| Lucky Strike(11銘柄) | 430円 | 450円 | +20円 |
| KENT(5銘柄) | 480円 | 500円 | +20円 |
さらに、オーラルたばこ「VELO」12銘柄は2025年12月1日に320円から360円へ改定されています。
なお、BATは2026年4月1日付については、glo専用スティック全38銘柄の価格を据え置く方針を案内しています。そのため、2026年4月時点では「BATも4月に値上げ実施」とは言えません。
2027年以降の増税スケジュール
2027年以降は、国のたばこ税率が3年連続で引き上げられる予定です。
| 時期 | 増税額 | 1箱(20本)換算の目安 |
|---|---|---|
| 2027年4月 | 0.5円/1本 | 約10円/箱 |
| 2028年4月 | 0.5円/1本 | 約10円/箱 |
| 2029年4月 | 0.5円/1本 | 約10円/箱 |
3年間の合計では、単純計算で約30円/箱の税負担増になります。
家計への影響シミュレーション
2026年4月の改定幅だけでも、日常的に吸う人には無視できない負担増になります。
1日1箱吸う場合の年間負担増の目安
| ケース | 値上げ幅 | 年間負担増の目安 |
|---|---|---|
| +20円/箱 | 20円 × 365日 | 約7,300円 |
| +30円/箱 | 30円 × 365日 | 約10,950円 |
| +40円/箱 | 40円 × 365日 | 約14,600円 |
| +50円/箱 | 50円 × 365日 | 約18,250円 |
2026年10月に追加改定が行われる場合、実際の年間負担はさらに増える可能性があります。ただし、現時点では10月の銘柄別価格が未公表のため、ここでは4月時点で確定している改定幅だけで計算しています。
主要ブランドの価格まとめ
| ブランド | 改定前 | 2026年4月時点の価格 | 補足 |
|---|---|---|---|
| テリア | 580円 | 620円 | 2026年4月1日改定済み |
| センティア | 530円 | 570円 | 2026年4月1日改定済み |
| MIIX | 510円 | 560円 | 2026年4月1日改定済み |
| メビウス(プルーム用) | 520円 | 550円 | 2026年4月1日改定済み |
| キャメル(プルーム用) | 500円 | 530円 | 2026年4月1日改定済み |
| エボ(プルーム用) | 550円 | 580円 | 2026年4月1日改定済み |
| Lucky Strike(glo hyper用) | 430円 | 450円 | 2026年1月1日改定済み |
| KENT(glo hyper用) | 480円 | 500円 | 2026年1月1日改定済み |
2026年10月以降の価格は、今後の各社発表を確認して追記していくのが安全です。
よくある質問(FAQ)
Q1. 2026年の値上げはいつから?
A. 加熱式たばこの課税方式見直しは、2026年4月1日と2026年10月1日の2段階です。4月分はすでに実施済みです。
Q2. BAT(glo)も2026年4月に値上げした?
A. いいえ。BATは2026年1月1日にLucky StrikeとKENTの一部銘柄を値上げしましたが、2026年4月1日付ではglo専用スティック全38銘柄の価格据え置きを案内しています。
Q3. 2026年10月はいくら上がる?
A. 2026年4月10日時点では、10月分の具体的な銘柄別小売価格は公表されていません。今後の各社発表を確認する必要があります。
Q4. 2027年以降も値上がりする?
A. はい。2027年4月、2028年4月、2029年4月に、国のたばこ税率が0.5円/1本ずつ引き上げられる予定です。
まとめ
2026年4月時点で確定しているポイントをまとめると、次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 2026年4月 | 加熱式たばこの課税方式見直し1段階目を実施 |
| JT | プルーム用スティック、ウィズ用カプセルを4月1日に改定 |
| フィリップ モリス ジャパン | テリア、センティア、MIIX、マールボロを4月1日に改定 |
| BAT | 1月に一部改定済み、4月1日付はglo専用スティック全38銘柄を据え置き |
| 2026年10月 | 2段階目を予定、具体的価格は未公表 |
| 2027〜2029年 | 毎年4月に0.5円/1本ずつ国のたばこ税率引き上げ予定 |
2026年は、加熱式たばこ利用者にとって実際の支出増がはっきり出る年になりました。今後は2026年10月の各社発表が次の更新ポイントです。
※本記事は2026年4月10日時点の公開情報をもとに整理しています。2026年10月分の具体的な改定価格は、各社の今後の発表で確定します。

