この記事でわかること:開催地、日程(いつからいつまで)、開会式の日本時間、時差、フィギュアスケート日本代表、テーマソング一覧、マスコット、新競技スキーモ、視聴方法
2026年2月、世界中のウィンタースポーツファンが待ち望んだ祭典がイタリアで幕を開ける。史上初となる2都市共催のオリンピック——ミラノ・コルティナ2026の全貌を、開催地から注目競技、日本代表選手まで余すところなくお届けする。
1. 開催地はどこ? ミラノとコルティナ・ダンペッツォ
第25回オリンピック冬季競技大会の舞台は、イタリア北部に位置するミラノとコルティナ・ダンペッツォの2都市だ。約250km離れた両都市での共同開催は、オリンピック史上初の試みとなる。
ミラノ(Milano)
イタリア経済・ファッションの中心地として知られるミラノは、主に氷上競技の会場を担う。フィギュアスケート、ショートトラック、アイスホッケー、スピードスケートなど、華やかな競技が繰り広げられる。
コルティナ・ダンペッツォ(Cortina d’Ampezzo)
ドロミテ山塊に抱かれた山岳リゾート、コルティナ・ダンペッツォは1956年にも冬季オリンピックを開催した歴史ある地だ。70年ぶり2度目の開催となる今大会では、アルペンスキーやボブスレー、カーリングなど雪上・そり競技の舞台となる。
この「都市型×山岳型」という明確な役割分担は、既存施設を最大限に活用し、環境負荷とコストを抑えた「次世代のオリンピック」を目指すものだ。
2. 開会式・閉会式の概要
開会式
- 日時:2026年2月6日(金)現地時間20:00〜
- 日本時間:2月7日(土)午前4:00〜(NHK生中継は午前3:55〜)
- 会場:スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ(通称:サン・シーロ)
ミラノの象徴であり、セリエAの名門ACミランとインテル・ミラノのホームスタジアムで開催。「サッカーの聖地」として知られる約8万人収容の巨大スタジアムが、史上初めてオリンピック開会式の舞台となる。
出演予定アーティスト:
- マライア・キャリー(米国)
- アンドレア・ボチェッリ(イタリア)
- ラウラ・パウジーニ(イタリア)
演出はバリッチ・ワンダー・スタジオが手掛け、「メイド・イン・イタリア」を世界に発信する祝祭となる。史上初めて、ミラノとコルティナの2か所に聖火台が設置される点も注目だ。
閉会式
- 日時:2026年2月22日(日)
- 会場:アレーナ・ディ・ヴェローナ
約2000年前に建造されたローマ時代の円形闘技場を活用。イタリアの歴史と文化を世界に発信する、これ以上ない舞台となる。
3. 日程・スケジュール
| 項目 | 日程(現地時間) | 日本時間換算 |
|---|---|---|
| 一部競技開始(カーリング等) | 2026年2月4日〜 | 2月5日〜 |
| 開会式 | 2月6日(金)20:00 | 2月7日(土)4:00 |
| オリンピック閉会式 | 2月22日(日) | 2月23日(月・祝) |
| パラリンピック開催期間 | 3月6日〜15日 | 3月7日〜16日 |
重要:開会式前の2月4日(水)からカーリング予選、2月5日(木)からアイスホッケー予選・スノーボード予選などが先行スタートする。公式な開幕前から熱戦が始まる点に注意。
4. 時差について
イタリアと日本の時差は8時間。日本の方が8時間進んでいる。
| イタリア時間 | 日本時間 | 観戦への影響 |
|---|---|---|
| 10:00(午前) | 18:00(夕方) | 仕事終わりに観戦可能 |
| 14:00(午後) | 22:00(夜) | ゴールデンタイム |
| 20:00(夜) | 翌4:00(早朝) | 早起き必要 |
観戦のポイント:
- 現地の昼間に行われる予選は、日本時間の夕方〜深夜で比較的見やすい
- 現地の夜に行われる決勝・開会式は、日本時間の深夜〜早朝になる
- 土日開催の決勝は早起きすればリアルタイム観戦可能
- 平日は見逃し配信(NHKプラス、TVer)の活用がおすすめ
※オリンピック期間中(2月)はサマータイム対象外のため、時差は8時間で固定。
5. 実施競技・種目一覧
ミラノ・コルティナ2026では、16競技116種目が実施される(※JOCでは大分類で「8競技」と表記)。93か国から3,500人以上の選手が参加予定だ。
実施される16競技
| 分類 | 競技名 |
|---|---|
| スキー | アルペンスキー、クロスカントリースキー、フリースタイルスキー、ノルディック複合、スキージャンプ、スノーボード、山岳スキー(新競技) |
| スケート | フィギュアスケート、スピードスケート、ショートトラック |
| そり | ボブスレー、リュージュ、スケルトン |
| その他 | バイアスロン、カーリング、アイスホッケー |
新種目
今大会では以下の種目が新たに追加される:
- 山岳スキー(スキーモ):史上初採用の新競技。男女スプリント、混合リレーの3種目
- リュージュ女子2人乗り
- スキージャンプ女子ラージヒル
- スケルトン混合チーム
- フリースタイルスキー男子・女子デュアルモーグル
- アルペンスキー団体コンバインド
6. 新競技「山岳スキー(スキーモ)」とは?
ミラノ・コルティナ2026で最も注目される新競技が山岳スキー(通称:スキーモ/SkiMo)だ。
競技の特徴
スキーと登山を融合したヨーロッパ発祥のスポーツ。選手たちは以下の3つのセクションを組み合わせて競う:
- スキー登坂:クライミングスキン(滑り止め)を装着して斜面を登る
- ブート区間:スキーを背負い、ブーツで走って登る
- 滑走区間:スキーで滑り降りる
アルプスの国境警備隊の訓練がルーツといわれ、クロスカントリー、トレイルランニング、アルペンスキーの要素を融合した、極めてハードな持久系競技だ。
オリンピック実施種目
- 男子スプリント(2月19日)
- 女子スプリント(2月19日)
- 混合リレー(2月21日)
1ヒート約3分半というスピーディなレース展開と、トランジット(装備切り替え)での攻防が見どころだ。
7. フィギュアスケート日本代表
フィギュアスケートは日本のお家芸ともいえる競技。2024年12月に発表された日本代表12名を紹介する。
※ミラノ・コルティナ2026には日本から総勢120名(男子73名、女子47名)の選手が出場。
女子シングル
| 選手名 | 所属 | 五輪出場 |
|---|---|---|
| 坂本花織 | シスメックス | 3大会目(最終シーズン) |
| 千葉百音 | 木下グループ | 初出場 |
| 中井亜美 | TOKIOインカラミ | 初出場(17歳) |
男子シングル
| 選手名 | 所属 | 五輪出場 |
|---|---|---|
| 鍵山優真 | オリエンタルバイオ・中京大 | 2大会目 |
| 佐藤駿 | — | 初出場 |
| 三浦佳生 | — | 初出場 |
ペア
- 三浦璃来/木原龍一(2大会連続)
- 長岡柚奈/森口澄士(初出場)
アイスダンス(団体戦要員)
- 吉田唄菜/森田真沙也(初出場)
注目選手:坂本花織
世界選手権3連覇を達成し、北京2022銅メダリストの坂本花織は、今季限りでの引退を表明。集大成となる今大会のフリープログラムには、憧れの鈴木明子がソチ五輪で使用した「愛の讃歌」を選曲。北京を超えるメダルを目指す。
8. テーマソング一覧
オリンピックの感動を彩るテーマソング。各放送局の2026年大会テーマソングが出揃った。
| 放送局 | アーティスト | 曲名 |
|---|---|---|
| NHK | back number | 「どうしてもどうしても」 |
| 日本テレビ系 | SixTONES | 「一秒」 |
| TBS系 | Snow Man | 「STARS」 |
| フジテレビ系 | SUPER BEAVER | 「生きがい」 |
| テレビ朝日系 | Mrs. GREEN APPLE | 「アポロドロス」 |
| テレビ東京系 | UVERworld | 「EVER」 |
各局とも実力派アーティストを起用し、選手たちの挑戦を力強く後押しする楽曲が揃った。
大会公式楽曲:ダルダスト「イタリアン・ファンタジア」
9. 公式マスコット「ティナとミロ」
今大会の公式マスコットは、イタリアの山岳地帯に生息するオコジョをモチーフにした姉弟キャラクター。
ティナ(Tina)
- オリンピックマスコット
- 白い毛並み(オコジョの冬毛を表現)
- 名前の由来:コルティナ・ダンペッツォ(Cortina)
- 性格:創造的で好奇心旺盛。芸術や音楽を愛する
ミロ(Milo)
- パラリンピックマスコット
- 茶色の毛並み(オコジョの夏毛を表現)
- 名前の由来:ミラノ(Milano)
- 性格:発明好きで雪遊びが大好き
- 特徴:生まれつき右後ろ足がなく、尻尾を使って歩く
「障がいも向き合い方次第でスーパー・トランポリンになる」——ミロのこの信念は、パラリンピックの精神を体現している。
ザ・フロ(The Flo)
ティナとミロの旅に寄り添う6つの小さなスノードロップ(待雪草)の妖精たち。マスコットコンテストで惜しくも次点となったデザインを活かし、「選ばれなかったアイデアも大切にする」という大会の包括的な姿勢を象徴している。
10. 主要競技会場
今大会では15の会場で競技が行われる。
ミラノエリア(氷上競技)
- ミラノ・アイススケートアリーナ:フィギュアスケート、ショートトラック
- ミラノ・スピードスケートスタジアム:スピードスケート
- ミラノ・サンタジュリア・アイスホッケーアリーナ:アイスホッケー
- ミラノ・ロー・アイスホッケーアリーナ:アイスホッケー
コルティナエリア(雪上・そり競技)
- コルティナ・スライディングセンター:ボブスレー、リュージュ、スケルトン
- トファーネ・アルペンスキーセンター:アルペンスキー(女子)
- コルティナ・カーリング・オリンピックスタジアム:カーリング
その他
- リヴィーニョ・スノーパーク:スノーボード、フリースタイルスキー
- ステルヴィオ・スキー場:アルペンスキー(男子)、山岳スキー
- テーゼロ・クロスカントリースキースタジアム:クロスカントリースキー
- プレダッツォ・スキージャンプスタジアム:スキージャンプ、ノルディック複合
- アンテルセルヴァ・バイアスロンアリーナ:バイアスロン
11. 視聴方法・放送予定
日本国内では、テレビ放送とインターネット配信の両面で視聴環境が整備される。
テレビ放送
- NHK(総合・BS)
- 民放各局(日本テレビ、TBS、フジテレビ、テレビ朝日、テレビ東京)
インターネット配信
- NHKプラス(NHK ONE):NHK放送競技のライブ配信・見逃し配信
- TVer:民放担当競技のライブ配信・見逃し配信・ハイライト
注目ポイント:民放競技のTVer配信は、冬季五輪として初めて本格的に展開される。深夜帯の競技も見逃し配信で後から楽しめる。
12. まとめ:ミラノ・コルティナ2026の要点
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開催地 | イタリア・ミラノ&コルティナ・ダンペッツォ(史上初の2都市共催) |
| 開催期間 | 2026年2月6日〜22日(17日間) |
| 開会式 | 日本時間 2月7日(土)午前4時〜 |
| 時差 | イタリアは日本より8時間遅い |
| 競技数 | 16競技116種目 |
| 新競技 | 山岳スキー(スキーモ) |
| 日本代表 | 120名(男子73名、女子47名) |
| マスコット | ティナ(オリンピック)、ミロ(パラリンピック) |
| 視聴方法 | NHK・民放+TVer・NHKプラスで配信 |
ミラノ・コルティナ2026は、イタリアの「都市」と「山岳」という二つの魅力を世界に発信する、史上初の2都市共催オリンピックだ。
新競技「山岳スキー」の初代チャンピオン誕生、坂本花織選手の集大成となる演技、オコジョの姉弟マスコット——見どころは尽きない。
2026年2月6日の開幕まで、あとわずか。4年に一度の祭典を存分に楽しもう。
最終更新:2026年2月4日
よくある質問(FAQ)
Q. ミラノオリンピック2026はいつからいつまで?
A. 2026年2月6日(金)〜2月22日(日)の17日間。ただし、カーリングなど一部競技は2月4日から先行開始。
Q. 開会式の日本時間は?
A. 2月7日(土)午前4時から。NHK生中継は午前3:55〜。土曜早朝なので、早起きすればリアルタイム観戦可能。
Q. イタリアと日本の時差は?
A. 8時間(日本が8時間進んでいる)。2月はサマータイム対象外のため固定。
Q. どこで見られる?
A. NHK・民放のテレビ放送に加え、NHKプラス(NHK ONE)とTVerでライブ配信・見逃し配信あり。TVerの本格配信は冬季五輪初。
Q. フィギュアスケートの日本代表は?
A. 坂本花織、鍵山優真、三浦璃来/木原龍一ペアなど12名が代表に内定。
Q. 新競技は何?
A. 山岳スキー(スキーモ)が史上初採用。男女スプリントと混合リレーの3種目を実施。

