PayPay資産運用はやばいって本当?メリットとデメリットを解説!

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「PayPay資産運用はやばいって聞くけど本当?」
「PayPay資産運用はデメリットだらけ?」

など、PayPay資産運用に関して不信感を持っている方も少なくないでしょう。

しかし、PayPay資産運用はPayPay証券会社が提供している投資サービスなので、安心して利用できます。

そこで、ここではPayPay資産運用の概要やメリット・デメリット、さらにおすすめの人の特徴を紹介します。

最後に、PayPay資産運用で儲かるコツもお伝えするので、PayPay資産運用が気になっている方や資産運用を始めたい投資初心者の方は、ぜひ参考にしてください。

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目次

PayPay資産運用はやばい?

PayPay資産運用とは、PayPay証券が提供するPayPayアプリ内で投資ができるサービスで、決して危険なものではありません。それどころか、PayPay経済圏で生活している方にとっては非常に使いやすい投資手段です。

PayPay資産運用の概要
提供会社PayPay証券会社
利用可能な決済方法PayPayマネー
PayPayポイント
PayPay銀行
PayPayクレジット
取り扱い商品株式投資(日本・米国)
投資信託
ETF(日本・米国)
新NISA
取引可能銘柄数480種類以上(コースもあり)
取引金額100円以上1円単位
100ポイント以上1ポイント単位
出金方法PayPayマネー
銀行振込(条件あり)
口座開設対象者0歳から可能
(14歳までは親権者が代理取引のため、親権者もPayPay証券口座が必要)
参照:PayPay資産運用


このサービスでは、PayPayマネー、PayPayポイント、PayPay銀行、PayPayクレジットの4つの資産から投資が可能です。最低100円(100ポイント)から1円(1ポイント)単位で取引ができるため、投資初心者でも始めやすくなっています。

取引できる銘柄は480種類以上あり、様々なコースも用意されています。また、保有している銘柄を売却した場合、PayPayマネーとして即時に引き出すことができ、PayPayのチャージ上限または残高上限を超えた場合は、銀行振込で現金として受け取ることも可能です。

さらに、新NISA取引にも対応しており、幅広い投資ニーズに応えています。

PayPay資産運用5つのメリット

PayPay資産運用のメリットを5つ紹介します。

デメリットを理解したうえで、メリットがそれを上回ると感じる方には、PayPay資産運用が合っているでしょう。

メリット1. 100円から1円単位で投資可能

PayPay資産運用では、100円(100ポイント)から1円(1ポイント)単位で取引が可能です。そのため、投資初心者の方や、投資資金が少ない方でも気軽に始められます。

さらに、少額から始めることで、市場の動きや投資の仕組みに慣れながらリスクを抑えた取引ができるのも魅力です。これにより、経験を積みながら段階的に投資額を増やしていけるため、長期的な資産形成の第一歩を踏み出しやすくなります。

メリット2. 負担0で投資可能

PayPay資産運用は、PayPayポイントを使った投資にも対応しており、金銭的にも心理的にも負担を軽減できます。現金で投資する場合、損失が出ると心理的負担が大きくなりやすいですが、ポイントを利用した場合、仮に損失が出ても元々現金ではないため、その負担感は大幅に軽減されるでしょう。

ポイントを活用することで、手元の資金を減らすことなく投資経験を積むことができるため、初心者でもリスクを抑えながら資産運用を始められます。これにより、日々の買い物で貯まったポイントを効率的に運用し、将来的な資産形成や日々の生活に役立てられます。

メリット3. 新NISAに対応

PayPay資産運用は、利益が非課税になる少額投資非課税制度の新NISAにも対応しており、PayPayマネーやPayPayポイントを利用しての投資が可能です。

新NISAを利用することで、長期的な資産形成を目指しながら、節税効果を得られます。特に、少額から投資を始めたい方や、リスクを抑えつつ将来的な利益を期待したい方にとって、PayPay資産運用と新NISAの組み合わせは有力な選択肢となるでしょう。

メリット4.PayPayカードでクレジット積立が可能

PayPayカードを使って積立投資をおこなうと、「積立金額×0.7%」のポイント還元を受けられます。一方、PayPayマネーやPayPayポイントを使って積立をする場合は、還元率が「×0.5%」なので、PayPayカードでの積立のほうがよりお得です。

PayPay資産運用で積立投資を検討している方は、早めにPayPayカードを作成しておくといいでしょう。

メリット5. 未成年でも口座開設が可能

PayPay資産運用では、0歳からでも口座開設が可能です。多くの証券会社では18歳以上でなければ口座を開設できませんが、PayPay資産運用は未成年でも早くから投資を始めたい方におすすめです。

0〜14歳のお子様が口座を開設する場合は、親権者がPayPay証券口座を開設する必要があります。一方、15〜17歳のお子様の場合は、親権者の口座は不要です。

若いうちから投資の経験を積みたい方にとって、PayPay資産運用はポイントでの投資もできるため、リスクを軽減しながら投資の基礎を学べます。これにより、将来の資産形成のための大切な勉強にもなり、投資の習慣を早期に身につけられるでしょう。

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PayPay資産運用のデメリット5つ

PayPay資産運用を始める前に、デメリットもきちんと理解することが大切です。注意したい点5つを紹介します。

デメリット1. 手数料がかかる

PayPay資産運用で入出金する際、PayPay銀行を利用すれば各手数料が無料です。しかし、それ以外の銀行を利用する場合には手数料が発生します。

みずほ銀行宛みずほ銀行以外宛
3万円未満110円(税込)275円(税込)
3万円以上220円(税込)385円(税込)
参照:PayPay証券「取引手数料・その他費用について」

また、日本株や米国株を取引する際には「取引手数料」もかかります。

時間帯取引手数料相当額
日本株9時~11時29分12時30分~14時59分「基準価格」に0.5%を乗じた価格
米国株日本時間:23時30分~6時(夏時間:22時30分~5時)現地時間:9時30分~16時「基準価格」に0.5%を乗じた価格
上記以外の時間帯「基準価格」に0.7%を乗じた価格
参照:PayPay証券「取引手数料・その他費用について」

ただし、投資信託の場合は買付手数料は無料です。

一方で、SBI証券や楽天証券など一部の証券会社では、国内・米国株式の売買手数料も無料です。

そのため、手数料面を考慮すると、PayPay資産運用はほかの証券会社と比較してやや不利な側面があります。

参照:SBI証券「国内株式売買手数料”ゼロ革命”のご案内」、楽天証券「手数料

デメリット2. 現金化が難しい

PayPay資産運用で得た利益や資金は、基本的にPayPayマネーで出金されます。そのため、現金での引き出しができず、PayPayマネーを利用しない方にとっては不便です。

ただし、以下の条件を満たす場合には現金での出金が可能です。

PayPay証券で現金出金条件
  • 24時間以内で50万円、または直近30日間で200万円を超える額のPayPayマネーをチャージした場合
  • PayPayマネー残高が100万円を超えた場合

参照:PayPay証券|よくある質問(FAQ)「Q. PayPayマネーの制限を超える金額のチャージはできますか。

これらの条件はすべての方に当てはまるわけではないため、PayPayマネーを利用しない方は注意が必要です。

デメリット3. 配当金や分配金を現金で受け取れない

前述したように、PayPay資産運用で利益を現金化するには一定の条件を満たす必要があります。そのため、株式を保有して得られる配当金や、投資信託の分配金も基本的に現金で受け取れません。

これにより、配当金や分配金を再投資する場合や、現金として手元に置きたい場合は不便に感じるでしょう。現金での受け取りを重視する方にとっては、ほかの証券会社を利用するほうがいいかもしれません。

デメリット4. 日本株や投資信託の取引可能な銘柄数が少ない

PayPay資産運用で取り扱われている日本株、米国株、投資信託の銘柄数は470種類です。一方、東京証券取引所に上場している株式は3,956銘柄あるため、取り扱い数は決して豊富とはいえません。

そのため、幅広い選択肢を求めている方には、PayPay資産運用は不向きといえるでしょう。

参照:PayPay|企業情報|プレスリリース「PayPayアプリでNISAをはじめよう!「PayPay資産運用」に人気の投資信託や個別株を大幅追加へ」、日本取引所グループ「上場会社数・上場株式数

デメリット5. 指値注文ができない

株式投資では通常、指値注文が可能ですが、PayPay資産運用では対応していません。指値注文とは、購入・売却したい株価を指定し、その価格に達したときに取引が成立するシステムです。

そのため、PayPay資産運用では成行注文しかできません。成行注文は価格を指定できないため、注文が優先的に確定される一方で、予想より高い株価で売買される可能性があります。

希望通りの株価で売買したい方にとっては、指値注文ができない点は大きなデメリットに感じるでしょう。

PayPay経済圏には3つの運用方法がある

PayPayには3つの資産運用方法があります。

PayPayの3つの運用方法
  1. PayPay資産運用
  2. PayPay証券
  3. PayPayポイント運用

PayPay資産運用はこれまで解説してきたように、PayPayマネー、PayPayポイント、PayPay銀行、PayPayクレジットを利用して、株式や投資信託に投資ができます。

ここでは、PayPay証券とPayPayポイント運用との違いについてお伝えしていきます。

「PayPay証券」と「PayPay資産運用」の違い

PayPay証券とPayPay資産運用の違いは、投資可能商品の種類や取引金額、取引形式などに違いがあります。より多くの銘柄を売買したい方や50万円以上預け入れている方には、PayPay証券がおすすめです。

​​両者の違いは以下の表のとおりです。

PayPay証券PayPay資産運用
投資可能商品株式投資(日本・米国)投資信託ETF(日本・米国)REIT(日本)新NISA株式投資(日本・米国)投資信託ETF(日本・米国)新NISA
取引金額1,000円以上1円単位100円以上1円単位100ポイント以上1ポイント単位
取引形式現物取引CFD取引現物取引
出金方法PayPayマネー銀行振込ソフトバンクカードd払いPayPayマネー銀行振込(条件あり)
ポイント投資なしあり
参照:PayPay証券

PayPay証券は、主に現物取引やCFD取引に対応し、1,000円からの取引が可能で、出金方法も多岐にわたります。一方、PayPay資産運用は100円からの少額積立投資が可能で、ポイントを使った投資にも対応しています。

口座開設の対象年齢は、両サービスとも未成年者でから開設できます。

ポイントを利用した投資を検討している方には、PayPay資産運用や次に紹介するPayPayポイント運用が合っているでしょう。

PayPayポイント運用との違い

PayPayポイント運用は、現金での運用が一切できず、PayPayポイントのみを利用した運用方法です。PayPayポイントで手軽に投資を疑似体験してみたい方におすすめです。

口座開設やID登録などの手続きは不要で、1ポイントから疑似運用体験が可能です。出金方法は、PayPayポイントにチャージする方法のみとなります。運用状況はPayPayアプリから随時確認できます。

PayPayポイント運用の7種類のコース
  1. 金(ゴールド)コース:金で運用するETF(SPDR Gold Trust)の価格に連動するコース
  2. テクノロジーコース:アップル、マイクロソフトなど米国のナスダック市場で代表的な100社に分散して投資できるコース
  3. スタンダードコース:米国を代表する複数企業に分散して運用するコース
  4. テクノロジーチャレンジコース:代表的なテック企業100社の株価指数の約3倍上下するコース
  5. チャレンジコース:アメリカを代表する複数企業の株価に連動して3倍上下するコース
  6. テクノロジー逆チャレンジコース:代表的なテック企業100社の株価指数の変動と反対(逆)方向に約3倍変動するコース
  7. 逆チャレンジコース:アメリカを代表する複数企業の株価と反対(逆)方向に3倍上下するコース

注意点として、1回の取引につき100ポイント以上追加する場合は、選択したコースの参照資産の価格に対して1%を「スプレッド相当」として負担する必要があります。

PayPay資産運用がおすすめな人

ここまでの解説を踏まえて、下記の特徴を持つ方はPayPay資産運用がおすすめな人だと考えられます。

PayPay資産運用がおすすめな人
  • 投資初心者の方
  • 手軽にポイントで投資を始めたい方
  • 未成年のうちから投資に触れさせたい保護者の方
  • PayPay経済圏をよく利用する方

PayPay資産運用は、少額からの積立投資が可能で、1円(1ポイント)単位での取引ができます。そのため、投資に不安を感じている初心者でも気軽に始めやすく、リスクを抑えながら投資の経験を積むことができます。

また、現金ではなくPayPayポイントを利用して投資を始めたい方に最適です。ポイント投資なら、実際の金銭的負担を軽減しながら投資の疑似体験が可能なので、初めての投資でも安心です。

PayPay資産運用は、0歳から口座開設ができるため、未成年者でも早期から投資に触れさせられます。お子様に投資の基本を学ばせたい保護者の方には、ポイントを利用した少額投資がリスクを抑えつつ、教育の一環として活用できるでしょう。

PayPay経済圏で生活している方にとって、PayPay資産運用はPayPayマネーやPayPayポイントを利用して投資できるため、利用しやすく、おすすめです。日常生活で得たポイントをそのまま投資に回すことができ、投資で得た利益を再投資に回すか、生活費に当てることも可能です。このように、経済圏内での資産形成が効率的におこなえます。

PayPay資産運用で儲かる戦略法

PayPay資産運用で儲かる戦略を3つ紹介します。

コツコツ積み立てる

積立投資をする場合は、一定の期間継続して同じ金額を積み立てることがポイントです。

これにより、株価が安いときは多く購入し、高いときには少なく購入することできるため、平均購入価格が安定します。その結果、リスクを抑えた運用が可能です。

長期投資を意識する

短期投資はギャンブルに近い手法であるため、将来のための資産運用を考えるなら、長期的な視点を持つことが重要です。

短期的には相場が下落することもありますが、長期的に見れば、それは一時的な下落に過ぎないケースが多い傾向にあります。そのため、資産運用では長期目線で投資を続けることが、安定した利益を得るための重要なポイントとなります。

一貫して投資を続ける

投資を始めると、経済ニュースに敏感になり、少しの相場の下落も気になるようになるでしょう。しかし、ニュースに影響されて売買を繰り返すと、損失が増える可能性が高くなります。
そのため、一貫して投資を継続するには、ニュースに左右されない強い意志が必要です。将来性に自信のある銘柄や、今後も応援したい企業など、投資先をよく調べてから購入するようにしましょう。

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よくある質問

PayPay資産運用のよくある質問を紹介します。

PayPay資産運用は税金がかかる?

PayPay資産運用でもポイントで50万円超えの利益を得たり、現金化したりする場合は、税金がかかります。ただし、PayPay証券の口座開設をした際に、特定口座またはNISA口座を開設した場合、確定申告は不要です。

PayPay資産運用は儲かる?

PayPay資産運用が儲かるかどうかは、投資先や市場の動向、投資期間によって変わります。長期的に一貫して投資を続ければ、将来的に利益が増える可能性も十分あるでしょう。

PayPay資産運用の手数料は高い?

PayPay資産運用は、楽天証券やSBI証券などほかの証券会社と比較すると、手数料が高い傾向にあります。

PayPay資産運用で新NISAできる?

PayPay資産運用は新NISAにも対応しています。

低リスクで気軽に投資を始めたいならPayPay資産運用がおすすめ!

PayPay資産運用は、少額からポイントを使って手軽に始められるため、投資初心者や低リスクで運用をしたい方にぴったりです。100円(100ポイント)からの投資が可能で、長期的に一貫して投資を続けることで、将来的な利益を目指すことも可能です。

未成年の方でも投資ができるため、将来の経済的な自立を促すことができ、教育の一環としてもいい影響を与えるでしょう。PayPay経済圏で生活している方にもおすすめの資産運用方法です。

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この記事を書いた人

アメリカの大学で経済・会計学を学ぶ。Associate degree(准学士号)を取得後、不動産事務やWeb広告営業など様々な業界を経験。

現在は、ファイナンシャルプランナーとしてWebライターの活動をしながら自身のブログやSNSで20代に向けた「お金の基礎知識」について発信をしている。

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