2026年3月1日より、楽天ペイの楽天キャッシュ払いにおけるポイント還元率が大幅に引き下げられます。
これまで最大1.5%還元という高水準で人気を集めていた楽天ペイですが、今回の変更により還元率が最大1.0%へ低下し、さらに条件も厳格化されました。
本記事では、改悪内容の詳細、影響を受けるユーザーへの対策、そして代替となるスマホ決済の選択肢まで徹底的に解説します。
変更内容の詳細
ポイント還元率の変更内容
2026年3月1日以降、楽天キャッシュでのコード払い、QR払い、セルフ払いのポイント還元条件が以下のように変更されます。
変更前(2026年2月28日まで)
- 楽天ポイントカード提示回数が月2回以上の場合:ポイント還元率1.5%
- 楽天ポイントカード提示回数が月2回未満の場合:ポイント還元率1.0%
変更後(2026年3月1日以降)
- 楽天ポイントカード提示回数が月5回以上の場合:ポイント還元率1.0%
- 楽天ポイントカード提示回数が月5回未満の場合:ポイント還元率0.5%
この変更により、最大還元率が1.5%から1.0%へ0.5ポイント低下し、条件達成のハードルも「月2回以上」から「月5回以上」へと2.5倍に引き上げられます。さらに、条件未達成時の還元率も1.0%から0.5%へ半減するため、実質的に大幅な改悪となります。
変更対象となる決済方法
今回の還元率変更の対象となるのは以下の支払い方法です。
変更対象
- 楽天キャッシュでのコード払い
- 楽天キャッシュでのQR払い
- 楽天キャッシュでのセルフ払い
変更対象外
- 楽天カードを支払元に設定した決済(還元率1.0%のまま維持)
- 楽天銀行口座を支払元に設定した決済(還元率1.0%のまま維持)
- 楽天ポイントでの支払い
つまり、楽天カードから楽天キャッシュにチャージして支払う「チャージ払い」を利用していたユーザーが最も大きな影響を受けることになります。
楽天ポイントカード提示回数のカウント方法
カウント期間の仕組み
楽天キャッシュ払いの還元率を決定する楽天ポイントカード提示回数は、「還元率適用月の前々月16日から前月15日まで」がカウント期間となります。
具体例
- 2026年3月分の還元率:2026年1月16日~2月15日の提示回数で決定
- 2026年4月分の還元率:2026年2月16日~3月15日の提示回数で決定
- 2026年5月分の還元率:2026年3月16日~4月15日の提示回数で決定
つまり、2026年3月1日以降に1.0%還元を受けるためには、2026年2月15日までに楽天ポイントカードを5回以上提示しておく必要があります。
カウント対象となる楽天ポイントカード
楽天ポイントカードの提示回数にカウントされるのは、以下の条件を満たすものに限られます。
- 楽天ペイアプリ内の楽天ポイントカード機能で提示
- 楽天ポイントカード対象店舗での提示
- 同一の楽天IDに紐づいたカード
物理カードやその他のアプリでの提示はカウントされない場合があるため、必ず楽天ペイアプリ内のポイントカード機能を利用しましょう。
改悪による実際の影響額シミュレーション
月間利用額別の損失額
改悪前後で、実際にどれだけポイント獲得額が減少するのか、月間利用額別にシミュレーションしてみましょう。
| 月間利用額 | 変更前(1.5%還元) | 変更後(1.0%還元) | 損失額 | 年間損失額 |
|---|---|---|---|---|
| 10,000円 | 150ポイント | 100ポイント | 50ポイント | 600ポイント |
| 30,000円 | 450ポイント | 300ポイント | 150ポイント | 1,800ポイント |
| 50,000円 | 750ポイント | 500ポイント | 250ポイント | 3,000ポイント |
| 100,000円 | 1,500ポイント | 1,000ポイント | 500ポイント | 6,000ポイント |
月5回の提示条件を満たせない場合は、0.5%還元となるため損失はさらに拡大します。
| 月間利用額 | 変更前(1.5%還元) | 変更後(0.5%還元) | 損失額 | 年間損失額 |
|---|---|---|---|---|
| 10,000円 | 150ポイント | 50ポイント | 100ポイント | 1,200ポイント |
| 30,000円 | 450ポイント | 150ポイント | 300ポイント | 3,600ポイント |
| 50,000円 | 750ポイント | 250ポイント | 500ポイント | 6,000ポイント |
| 100,000円 | 1,500ポイント | 500ポイント | 1,000ポイント | 12,000ポイント |
月5万円を楽天ペイで決済し、ポイントカード提示条件を満たせないユーザーの場合、年間6,000ポイントもの損失となります。
改悪への対策方法
対策1:楽天ポイントカード提示を徹底する
最も基本的な対策は、毎月確実に楽天ポイントカードを5回以上提示することです。
提示回数を稼ぎやすい店舗
- ファミリーマート(日常的な買い物で提示可能)
- マクドナルド(朝食やランチで提示)
- ドラッグストア(マツモトキヨシ、ツルハドラッグなど)
- ガソリンスタンド(ENEOS、出光など)
カウント期間の前半(16日~月末)に集中して提示すれば、翌々月の還元率を確保できます。スマホのリマインダーに「楽天ポイントカード提示日」を設定しておくと忘れ防止に効果的です。
対策2:楽天カード払いへの切り替え
楽天キャッシュではなく、楽天カードを支払元に設定すれば、ポイントカード提示回数に関係なく常に1.0%還元を受けられます。
楽天カード払いのメリット
- 提示回数条件なしで1.0%還元
- チャージの手間が不要
- 残高不足の心配なし
楽天カード払いのデメリット
- 最大還元率が1.0%(改悪前の1.5%より低い)
- 楽天キャッシュを使った高還元キャンペーンに参加不可
楽天ポイントカードを月5回提示するのが難しい方は、この方法が現実的な選択肢となります。
対策3:楽天ペイとポイントカード提示の二重取り
楽天ペイで支払う前に、必ず楽天ポイントカードを提示することで、ポイントの二重取りができます。
二重取りの手順
- レジで楽天ペイアプリを開く
- アプリ内のポイントカードバーコードを提示
- ポイントカード提示分のポイントを獲得(店舗により0.5~1.0%)
- 楽天ペイで決済してさらにポイント獲得(1.0%)
この方法なら、最大2.0%以上の還元率を実現できます。ただし、店舗によってはポイントカード提示ができない場合もあるため、事前に対応店舗を確認しておきましょう。
他社スマホ決済との比較
主要スマホ決済の還元率一覧表
楽天ペイの改悪を受けて、他社スマホ決済への乗り換えを検討する方も多いでしょう。主要5サービスの還元率を比較しました。
| サービス名 | 基本還元率 | 最大還元率 | 条件 |
|---|---|---|---|
| 楽天ペイ(改悪後) | 0.5% | 1.0% | 月5回以上ポイントカード提示 |
| PayPay | 0.5% | 1.5% | PayPayカード払い+PayPayステップ達成 |
| d払い | 0.5% | 1.0% | dカード払い |
| au PAY | 0.5% | 1.0% | au PAYカード払い |
| メルペイ | 0% | 0% | キャンペーン時のみ |
還元率だけを見ると、PayPayが条件達成時に最大1.5%還元となり、改悪後の楽天ペイよりも高還元となります。
PayPayへの乗り換えがおすすめな理由
改悪後の楽天ペイに代わる選択肢として、PayPayが注目されています。
PayPayの主なメリット
- 加盟店数が圧倒的に多い(1,000万カ所超、2025年時点)
- PayPayカード払いで1.0%還元(条件なし)
- PayPayステップ達成で最大1.5%還元
- 定期的に高還元キャンペーンを実施
PayPayの注意点
- 基本還元率は0.5%(楽天ペイ改悪後と同じ)
- 最大還元率1.5%にはPayPayカードの紐づけと条件達成が必要
楽天経済圏にこだわらないのであれば、加盟店数と使い勝手の面でPayPayへの乗り換えが有力な選択肢となります。
d払いとau PAYの特徴
d払いの特徴
- dカード払いで1.0%還元
- dポイント加盟店ならポイント二重取り可能
- ドコモユーザーなら電話料金合算払いが便利
au PAYの特徴
- au PAYカード払いで1.0%還元
- au PAY ゴールドカードなら残高オートチャージで合計最大5.5%還元
- Pontaポイントが貯まる
- auユーザーなら通信料金との連携がスムーズ
d払いは基本還元率0.5%、dカード払いで1.0%となり、改悪後の楽天ペイとほぼ同水準です。一方、au PAYはゴールドカードを持つことで高還元を狙えるメリットがあります。既にドコモやauのサービスを利用している方は、それぞれの経済圏に合わせた選択が効率的でしょう。
公式情報と解説動画
楽天ペイ公式情報
今回の変更内容については、必ず楽天ペイ公式サイトで最新情報をご確認ください。
【重要】ポイント還元条件の一部変更に関するご案内(楽天ペイ公式)
参考:ユーザーによる解説動画
楽天ペイの2026年3月改悪について、詳しく解説しているユーザー制作の動画をご紹介します。 https://www.youtube.com/embed/rS4fMfZnyU8
【2026年3月〜】楽天ペイチャージ払いP還元改悪(YouTube) https://www.youtube.com/embed/yD_xXdBJa2A
【2026年3月〜】楽天ペイの還元率が改悪、次のスマホ決済は何がおすすめ?(YouTube)
※これらは公式動画ではなく、ユーザーが作成した解説動画です。
よくある質問(FAQ)
Q1. なぜ今回の改悪が実施されるのですか?
楽天ペイメントは変更の理由について「多角的な状況を慎重に検討した上で決定した」と発表していますが、具体的な背景は明示されていません。一部では楽天グループの収益改善策の一環ではないかとの見方もありますが、公式には確認されていません。
Q2. 楽天カード払いと楽天キャッシュ払い、どちらがお得ですか?
2026年3月以降は、月5回以上楽天ポイントカードを提示できるなら楽天キャッシュ払い(1.0%還元)がお得です。提示が難しい場合は、条件なしで1.0%還元の楽天カード払いを選ぶべきです。いずれも還元率は同じ1.0%ですが、利便性と手間のバランスで判断しましょう。
Q3. すでにチャージ済みの楽天キャッシュはどうなりますか?
既にチャージ済みの楽天キャッシュは、2026年3月1日以降も通常通り使用できます。ただし、3月1日以降の決済分からは新しい還元率が適用されるため、チャージ済み残高を使う際も注意が必要です。
Q4. 楽天ペイ以外のおすすめスマホ決済はありますか?
加盟店数と還元率のバランスを考えると、PayPayが最有力候補です。PayPayカード払いで1.0%還元、PayPayステップ達成で最大1.5%還元となります。また、ドコモユーザーならd払い、auユーザーならau PAY(特にゴールドカード保有者)も経済圏との相性が良いでしょう。
Q5. 改悪前の1.5%還元は完全になくなるのですか?
楽天キャッシュ払いでの1.5%還元は2026年3月1日以降完全に廃止されます。ただし、キャンペーン期間中は一時的に高還元率になる場合があるため、楽天ペイの公式サイトで定期的にキャンペーン情報をチェックすることをおすすめします。
まとめ
2026年3月1日から実施される楽天ペイの改悪により、最大還元率が1.5%から1.0%へ低下し、条件も「月2回以上」から「月5回以上」へと厳格化されます。
楽天キャッシュ払いを主に利用していた方は、年間数千円規模の損失となる可能性があるため、早めの対策が必要です。
対策としては、毎月確実に楽天ポイントカードを5回以上提示する、楽天カード払いへ切り替える、あるいはPayPayなど他社スマホ決済への乗り換えを検討するといった選択肢があります。
ご自身の利用状況や生活圏に合わせて、最適な決済方法を選択しましょう。
楽天ペイの今後のキャンペーン情報や還元率の変更については、公式サイトで最新情報を確認することをおすすめします。

