100g未満のドローンとは?Holy Stone社の「HS155」を徹底レビュー

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ドローンは映画やテレビなど本格的な空撮のためだけでなく、価格が安く小型で軽量なドローンも登場し、個人でも気軽に楽しむことができるようになっています。

特に、「トイドローン」とも呼ばれる100g未満のドローンは、大型のドローンと比較して規制が厳しくないため、初心者にも最適な選択肢です。今回は、100g未満のドローンのメリットやデメリットなど特徴を解説しつつ、Holy Stone社の「HS155」を徹底レビューしていきます。

目次

100g未満のドローンとは?

ドローンを分類する基準の1つとして機体重量があります。ドローン本体とバッテリーの合計重量が「100g未満」か「100g以上」かによって、守るべきルールや規制が異なります。

規制やルールは後ほど詳しく解説しますが、基本的に機体が100g以上の方が守るべきルール・規制が多く、100g未満のドローンは規制が緩やかです。

100g未満ドローンのメリット・デメリット

100g未満のドローンは、規制やルールが比較的少ないためにメリットばかり注目されるかもしれませんが、購入を検討する際に覚えておきたいデメリットもあります。

100g未満のドローンのメリットとデメリットを十分に理解してから購入することをお勧めします。

100g未満ドローンのメリット

100g未満のドローンのメリットは主に次の5つがあります。

5つのメリット

①航空法の規制対象外で許可無しでもOK
②登録制度の対象外で気軽に飛ばせる
③家の中で安心して楽しめる
④安価で初心者に最適
⑤持ち運びが簡単

①航空法の規制対象外

100g未満のドローンは、「航空法」の規制対象外になります。「航空法」とは航空機や無人航空機(ドローン・ラジコン機など)の航行の安全を確保するための規制を定めた法律です。
「航空法」では、100g以上のドローンを「無人航空機」、100g未満のドローンを「模型航空機」と分類し、飛行のルールが異なります。ただし100g未満のドローンであればどこでも自由に飛ばせるわけではありません。100g未満のドローンが守らないといけない規制とルールは記事の後半で詳しく解説しているのでそちらを参照してください。

②登録制度の対象外

100g未満のドローンの2つ目のメリットが、機体の登録が不要な点です。
2022年6月20日以降、ドローンを飛行させるためには事前の機体登録が必要になりました。また機体の登録費用として1台当たり約1000~5万円程度必要になります。
100g未満のドローンには機体登録自体が不要なため、手続きや登録費用など不要なため気軽にドローンを始めることができます。

③家の中で安心して楽しめる

100g未満のドローンは、機体が小さく軽いため自宅でも気軽に楽しむことができます。ドローンの操縦が初めてという方の場合、思ったように操縦ができずに壁や家具にドローンをぶつけてしまうこともありますが、家具が壊れたり大きな傷になることは少ないと思います。

またプロペラガードが付いているドローンであればより安心に部屋の中でも飛行させることができます。

④安価で初心者に最適

100g未満のドローンは安いのも1つの特徴です。機体のスペックにもよりますが、安いもので5000円以下、高いものでも2万円程度で購入することができます。

操作感には個体差がありますが、ドローンの操縦方法はどの機体でも主に「モード1」と「モード2」の2つです。そのため初心者の方には、まず安価で手に入りやすい小型のドローンでまずは練習するというのもおすすめです。

⑤持ち運びが簡単

ミニドローンは、機体が小さく軽いため持ち運びが簡単です。予備のバッテリーやコントローラーなど、必要な備品を合わせても軽いです。ただし機体によっては専用のケースに入れる必要があり、荷物としてかさばる場合があるため、注意が必要です。

100g未満ドローンのデメリット

100g未満のドローンには次のようなデメリットもあります。
購入する前にデメリットも事前に理解するようにしましょう。

4つのデメリット

①風に弱い
②バッテリー容量が少ない
③カメラの品質・撮影機能
④耐久性

①風に弱い

100g未満のドローンの代表的なデメリットとして、風に弱い点が挙げられます。屋内で飛ばすだけであれば気になりませんが、屋外で飛ばす場合は機体が風に流されて不安定になるのが分かると思います。

また撮影でも、風が出ているとドローンが安定しないために思い通りの映像が撮影できない場合があるので注意が必要です。

②バッテリー容量が少ない

2つ目のデメリットは、バッテリーの容量が少ない点です。100g未満のドローンはバッテリー重量を含めて100g未満である必要があるため、バッテリーの容量も最低限に設計されていることが多いです。

ミニドローンのバッテリー1つ当たりの飛行時間は約5~10分のものが多く、長時間飛行させたい場合は、予備のバッテリーを複数用意する必要があります。

③カメラの品質・撮影機能

ミニドローンは、機種によってはそもそもカメラが搭載されていない場合があります。またカメラが搭載されていても4k撮影に対応していなかったりと、少しカメラの機能に弱点がある傾向にあります。

また撮影時に機体が風などで揺れて映像に発生するブレを補正するジンバル付きドローンは、100g以上になるため、映像のクオリティは少し劣る可能性があります。

④耐久性

またミニドローンは、機体が軽いこともあり機体によっては耐久性に不安が残る場合もあります。ただし機体そのものは安いため、万が一壊れてしまった場合でも、買い直す場合の負担が軽いのは嬉しい点だと思います。

100g未満の小型ドローンで遵守するべき法規則と注意点

自由に飛ばせるイメージのある100g未満の小型ドローンでも、必ず守らなければいけないルールや規制があります。

ここでは小型ドローンの購入前に知っておきたい規制について解説します。

小型無人機等飛行禁止法

小型無人機等飛行禁止法によって、ドローンは重要施設及びその周囲おおむね300mの周辺地域の上空の飛行が原則禁止となっています。

ドローンの飛行禁止エリア

①国の重要な施設等
・ 国会議事堂等[衆議院議長・参議院議長指定]
・ 内閣総理大臣官邸等[内閣総理大臣指定]
・ 危機管理行政機関[対象危機管理行政機関の長指定]
・ 最高裁判所庁舎[最高裁判所長官指定]
・ 皇居・御所[内閣総理大臣指定]
・ 政党事務所[総務大臣指定]
② 外国公館等[外務大臣指定]
③ 防衛関係施設
・ 自衛隊施設[防衛大臣指定]
・ 在日米軍施設[防衛大臣指定]
④ 空港[国土交通大臣指定]
⑤ 原子力事業所[国家公安委員会指定]

上記の施設が多く集まる東京では、多くの場所で飛行が禁止されています。

都道府県や市町村の条例

広い公園や河川敷であればドローンを自由に飛ばしても問題ないように思われますが、自治体が禁止している場合も多く注意が必要です。 実際に、東京都では都立公園では一切のドローン飛行が条例によって禁止されています。 河川敷については、条件を満たすことで飛行できるケースがあります。管轄の事務局にドローンの飛行に関するルールが記載されているので、事前に確認するようにしましょう。

その他

土地の所有者の許可を得ていない私有地において、ドローンを飛行することはできません。 例えば広くて安全なキャンプ場でも、利用者の安全性を考慮してドローンの飛行を禁止している場所も多くあります。そのため基本的に自宅で飛ばす以外は、事前に確認した方がよいでしょう。

100g未満のドローン「HS155」開封・レビュー

Holy Stone社の100g未満のドローンの「HS155」を紹介していきます。 初心者向けのミニドローンでありながら、GPS搭載でフォローモードやリターンモードも使えて本格的な撮影も可能です。

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「HS155」のスペック・基本情報

「HS155」の基本的なスペックです。
重量はバッテリー込みで98gで、バッテリー1本での飛行可能時間は約14分となっています。

型番HS155
重量98g
使用時間バッテリー1個の場合:14分
バッテリー3個合計:42分
サイズ25.2*17.2*4.1㎝
機体バッテリー 容量:3.85V 950mAh
充電時間約60分
送信機操作頻度2.452~2.474GHz
送信機操作距離150m(障害物なし、干渉なし)
操作モードモード1/2自由転換可(デフォルトモードはモード2)
送信機電池単四電池3本
画素数TFカード側:1920×1080P
スマホ側:1280×720P
レンズ120°
リアルタイム距離100m(信号干渉なし)
写真/映像形式JPEG/MP4
対応TFカードClass10以上;32G;FAT32
公式サイトhttps://holystone.co.jp/

「HS155」を開封

今回はHoly Stone社から「HS155」を提供していただいので、開封してレビューしていきたいと思います。

こちらで「HS155」のパッケージです。
そこそこサイズのある箱ですが、やはり100g未満のドローンだけあって他の備品を含めてもかなり軽い印象でした。

箱を開けると、専用のケースが出てきました。
この中にドローン本体や送信機、バッテリーなどが収納されているようです。

早速ケースの中身を確認していきます。

綺麗にドローンとバッテリー、送信機が収納されてました。

ケースから付属品を全てを取り出して並べてみます。

HS155の付属品

①ドローン本体(バッテリー1個付き)
②バッテリー2個
③送信機(※電池別売り)
④バッテリー充電用ケーブル
⑤交換用プロペラ
⑥取扱い説明書・プロペラ交換用ドライバー

製品が届いたら、付属品が全て入っているか確認し、万が一バッテリーが1本足りないなど不備があれば公式サイトから問い合わせするようにしましょう。

100g未満のドローン「HS155」を実際に飛ばしてみる

ここからは、ドローン初体験の筆者が実際にHoly Stone社の100g未満のドローンの「HS155」を飛ばしてみたいと思います。

ドローンのカメラの映像を確認するためにも、取扱い説明書に記載されていたQRコードから専用アプリからダウンロードしておきます。

まずは、充電が完了したバッテリーを本体に差し込みます。

送信機の電源を入れ、機体の電源スイッチを入れるとペアリングが完了します。

スマホからドローンwifiに接続し、専用のアプリを起動すると、スマホにドローンのカメラからの映像が表示されました。

※屋内での飛行のためGPSはオフになっています。

その後、説明書の指示に従ってコンパスリセットなど初期設定をして準備が完了すれば、いよいよ飛行です。

送信機にある「鍵マーク」のボタンを押すと機体のプロペラが回り始めました。

このまま上空へ飛行させます。

無事離陸しました。

ホバリングは問題なさそうですが、ドローンが流れてしまうので送信機で左右前後の微調整を行いながら飛行させます。

送信機にセットしたスマホの画面にも、きちんとドローンからの映像が届いていました。

万が一、飛行中に操作を誤ってドローンが違う方向に飛んだりして危険だと感じたときは、「緊急停止機能」を使用しましょう。送信機の「鍵マーク」のボタンを2秒長押しするとドローンのモーターが停止し、墜落します。

筆者もそうでしたが、初心者の場合だとドローンの飛行感覚がつかめておらず、意図していない方向に飛んでしまうこともあるので、安全のためにも「緊急停止機能」は覚えておいた方がよいでしょう。

実際に100g未満のドローン「HS155」を飛ばして終えて

今回初めてドローンを操縦しましたが、Holy Stone社の「HS155」は思ったよりも簡単に飛ばすことができました。100g未満なので自宅でも気軽に飛ばすことができると思います。実際に筆者は、東京の小さいアパートで飛ばして操作性を練習しました。そのため、「HS155」は初心者の練習にも最適な1台だと思います。

またGPS機能も搭載されているため、スマホの GPS 信号に従ってフォローするモードなど本格的な撮影も可能なので、これからドローンの操縦が上手くなって、屋外で撮影する機会があれば試してみたいと思います。

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この記事を書いた人

おトクらし編集部です!(管理人もやってます!)お得・節約・ポイ活・キャッシュレス・キャンペーン…などの言葉に敏感な運営メンバーが、日々のお得にまつわる情報を配信!

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