最終更新日:2025年11月28日
「決済と資産運用が同時にできるPoolクレジットカードって何?」
「普通のクレジットカードと何が違うの?」
このような疑問を持つ方も多いでしょう。
Poolクレジットカードは、支払いだけでなく、資産運用もできる新しいタイプのクレジットカードです。アプリ内のウォレットに入金(チャージ)したお金をそのまま投資に回したり、普段の支払いに使ったりできます。
さらに、値動きのない2か月ごとの短期ファンドで、年利2%(予定)の分配金を受け取れるのもPoolならではの特徴です。
この記事では、最新の公式情報に基づいてPoolクレジットカードの基本情報やメリット・デメリット、申し込み方法を整理し直しました。
実際に利用している人の評判も踏まえて、「貯めるだけじゃもったいない」と感じている方に向けてわかりやすく解説します。
Poolクレジットカードとは?
Poolクレジットカードとは、「ウォレット」「資産運用」「クレジットカード」の3つの機能を1つのアプリで完結させたサービスです。

オンライン決済専用のバーチャルクレジットカードがメインで、審査完了後すぐにアプリ上でカード番号が発行されます。
希望すれば、Visaブランドのリアルカード(プラスチックカード)の発行も可能です。リアルカードを発行すれば、国内外のVisa加盟店(タッチ決済対応店を含む)で実店舗決済ができるようになり、オンラインだけでなく街中の支払いにも使えます。
バーチャルカード・リアルカードともに、カード決済のキャッシュバック還元率は1.0%です。
仕組みとしては、法律上はVisaの翌月一括払いクレジットカードですが、銀行引き落としではなく、「ウォレット残高(+必要に応じて投資資産)」からまとめて支払うチャージ連動型になっています。
| 年会費 | 無料 |
|---|---|
| 発行手数料 | バーチャルカード:無料/リアルカード:980円(税込) |
| 入出金手数料 | 新規登録・出金:無料/入金:銀行振込手数料のみ利用者負担 |
| 決済還元率 | 1%キャッシュバック(バーチャル・リアル共通) |
| 利用可能枠 | ウォレット残高+投資資産(入金+投資した金額がそのままカード枠) |
| 1日の利用上限額 | 初期設定:50万円(アプリで1万円〜に変更可能) |
| 支払い方法 | 翌月一括払いのみ(分割・リボ・キャッシング不可) |
| 締め日 | 月末締め |
| 支払い日 | 翌月末日(ウォレット残高から自動引き落とし) |
| 決済機能 | Visaタッチ決済/3Dセキュア対応 |
Poolクレジットカードは安全?
Poolクレジットカードは、Visaプリペイドカード「バンドルカード」で知られる株式会社カンムが提供しています。カンムは2023年に三菱UFJ銀行により買収され、現在は三菱UFJ銀行の子会社としてMUFGグループに所属しています。
また、カンムは前払式支払手段(第三者型)発行者(関東財務局長 第00690号)および第二種金融商品取引業者(関東財務局長(金商)第3321号)として登録されており、一定の規制・監督のもとでサービスを提供しています。
元本保証はありませんが、最新のプレスリリースによると、2022年6月のサービス開始から2025年10月末までに39本のファンド運用が終了し、すべてのファンドで出資元本全額返還+予定分配金の支払いを達成しています(正常運用率100%)。
もちろん今後も必ず元本割れが起こらないわけではありませんが、「これまでのところは想定どおりの運用実績が続いている」という点は安心材料といえるでしょう。
なお、公式サイトでも「元本保証ではない」「カンムが債務不履行となった場合などには損失が発生する可能性がある」と明示されているので、投資であることは必ず理解したうえで利用しましょう。
Poolクレジットカードでできる資産運用
Poolの投資機能では、現在「バンドルカード事業ファンド」1本に絞って募集が行われています(2025年11月時点)。
特徴を整理すると、以下のようなイメージです。
- 予定利回り(税引前):年率2.0%(2か月あたり約0.33%)
- 運用期間:2か月(値動きなしの固定利回り型)
- 最低投資額:1,000円〜
- 1ファンドあたりの投資上限:5,000万円(ファンド一覧ページの表記ベース)
投資資金はカンムの「バンドルカード」事業の後払いチャージ決済に使われ、その売上を原資に投資家へ分配金が支払われる仕組みです。
リターンは年率2%なので、2か月ごとに受け取れる分配金はおおよそ元本×約0.33%となります。
たとえば、
- 1,000円投資 → 約2か月後に約3円の分配金(税引前)
- 20万円投資 → 約2か月後に約666円の分配金(税引前)
といったイメージです(いずれも概算)。
普通預金金利が年0.001〜0.2%程度であることを考えると、「銀行に置いたままの資金の一部をPoolで運用する」という選択肢は、効率よく増やしたい人にとって魅力的でしょう。
なお、ウォレットに入金したお金は直接出金できず、「カード決済」か「投資」を通じてのみ利用可能です。銀行口座に戻したい場合は、ウォレットからファンドに投資 → 運用終了後に元本+分配金が指定口座へ出金される流れになります。
Poolクレジットカードのメリット6つ
Poolクレジットカードの主なメリットを6つに整理しました。利用を検討する際のチェックリストとして活用してください。
① 複利運用が可能
Poolクレジットカードでは2か月ごとの短期ファンドを継続利用することで複利運用ができます。
イメージとしては、
- 5〜6月:元本で2か月運用 → 元本+分配金が償還
- 7〜8月:償還された金額をそのまま次のファンドに再投資
- …という流れを繰り返す
これにより、受け取った分配金も次の投資に回せるため、「雪だるま式」に資産を増やしていくイメージになります。
たとえば、元本300万円を年利2%で1年間(2か月ごとの複利)運用した場合の概算は次の通りです。
| 運用サイクル(2か月ごと) | 元本+分配金(概算) |
|---|---|
| 1回目終了 | 3,010,000円 |
| 2回目終了 | 3,020,033円 |
| 3回目終了 | 3,030,100円 |
| 4回目終了 | 3,040,200円 |
| 5回目終了 | 3,050,334円 |
| 6回目終了(約1年) | 3,060,502円 |
単純計算で、1年で約6万円(税引前)の利益が期待できるイメージです(予定利回りどおりに運用が行われた場合)。
※あくまでもシミュレーションであり、実際の分配金額や税金、運用状況によって結果は変動します。
② 最短1営業日で利用できる
Poolクレジットカードは、マイナンバーカードを使ってオンライン本人確認(eKYC)を行えば、最短1営業日で審査が完了し、バーチャルカードをすぐに利用できます。
一般的なクレジットカードのように「カード到着まで1〜2週間待つ」必要がなく、オンライン決済なら審査完了後すぐに使えるのは大きなメリットです。
③ 各種手数料がほぼ無料
Poolクレジットカードは年会費無料で、新規登録やバーチャルカード発行、投資償還時の出金手数料も無料です。
実質的に利用者が負担するのは、銀行振込でウォレットに入金する際の振込手数料のみです。ネット銀行の無料枠などをうまく使えば、コストをかなり抑えられます。
④ Visa加盟店で広く使える
PoolはVisaブランドのクレジットカードなので、リアルカードを発行すれば、国内外200以上の国・地域にあるVisa加盟店で利用可能です。
コンビニ・スーパー・飲食店はもちろん、海外旅行やオンラインサブスクの支払いなど、1枚あればほとんどの決済シーンをカバーできます。オンライン(バーチャル)とオフライン(リアルカード)を使い分けられるのも便利です。
⑤ 短期運用&年利2%(予定)で「預金+α」を狙える
2か月ごとに分配金が確定する短期運用で、年利2%(税引前)のリターンが期待できるのはPoolならではです。
「株や投資信託のような値動きは怖いけれど、預金だけでは増えない」という人にとって、値動きなし+短期+少額(1,000円〜)という設計は、まさに“投資の入門編”と言えます。
公式のシミュレーションでは、50万円を継続投資すると3年間で約30,505円のリターン(税引前)が期待できるとされています(分配金を再投資したケース)。
⑥ キャッシュバック1%の高還元率
Poolクレジットカードは決済還元率1.0%で、一般的な0.5%前後のクレジットカードよりも高還元です。
しかも、ポイントではなくキャッシュバック(残高還元)方式なので、ポイント交換先を考える必要もありません。
たとえば、毎月10万円をPoolカードで決済すれば、年間で約12,000円分のキャッシュバックを受け取れます。キャッシュバック分をそのままファンドに再投資すれば、より効率的に資産形成ができます。
Poolクレジットカードのデメリット4つ
一方で、Poolクレジットカードには注意しておきたいポイントもあります。メリットとあわせて理解しておくことで、「想像と違った」というミスマッチを防げます。
① リアルカードだけ発行手数料がかかる
Poolはバーチャルカードの発行は無料ですが、リアルカード発行時のみ980円(税込)の発行手数料が発生します。
オンライン決済が中心で「実店舗ではほとんどカードを使わない」という人なら、バーチャルカードだけでも十分ですが、メインカードとして日常の買い物でも使いたい場合は実質980円の初期コストが必要になる点は押さえておきましょう。
② 投資ファンドの選択肢がほぼ1つ
Poolの投資先は、2025年11月現在、カンムのバンドルカード事業ファンド1本のみです。
「あれこれ比較せずに1つの投資先におまかせしたい」という人には向きますが、
- 複数のファンドに分散投資したい
- 自分で業種やテーマを選びたい
といったニーズが強い人には、選択肢の少なさがデメリットになるかもしれません。
③ 国際ブランドはVisaのみ
Poolリアルカードの国際ブランドはVisaのみで、MastercardやJCB、アメリカン・エキスプレスなどは選べません。
特定ブランドの優待やステータス特典を重視している人には物足りないかもしれませんが、決済の通りやすさという意味ではVisaが最も汎用性が高いため、「まず1枚持つ国際ブランド」としては十分です。
④ 付帯サービスがほぼない(シンプル設計)
Poolのカードは、一般的なクレジットカードにあるような付帯サービスがほとんどありません。
- 分割払い・リボ払い・ボーナス払い → 非対応(翌月一括のみ)
- キャッシング機能 → なし
- ETCカード・家族カード → 発行不可
- 旅行傷害保険・ショッピング保険 → 付帯なし
「保険やラウンジ特典も含めてトータルにカバーしてほしい」という人は、楽天カードやアメックスなど、従来型のクレジットカードとの併用を前提に考えるのが現実的です。
Poolクレジットカードの評判
SNSやレビューサイトを見ると、Poolクレジットカードはまだ利用者数こそ爆発的ではないものの、コンセプトに共感したユーザーからのポジティブな声が目立ちます。
良い評判
- 「これまでのクレジットカードとは概念が違う!」(決済+短期投資の組み合わせが新しい)
- 「カードのデザインと色合いがシンプルで好み」
- 「サブカードとして資産運用用に持つのにちょうどいい」
- 「事前入金+簡易審査なので作りやすかった」
特に、「決済で1%キャッシュバックを受けつつ、そのお金を2か月ごとの投資に回せる」という“決済と投資の一体感”に魅力を感じている人が多い印象です。
悪い評判・気になる点
現時点で「致命的なトラブル」や「大規模な苦情」はあまり見られませんが、以下のような声はあります。
- 投資先がバンドルカード事業に限定されており、分散投資しづらい
- ウォレット残高はそのままでは出金できず、必ずカード決済か投資を経由しないと現金化できないのが少しわかりにくい
- 旅行保険やETCカードなど、従来型クレカの付帯機能は一切ない
とはいえ、「シンプルで余計な機能がない方が良い」「決済と短期投資だけに集中したい」というユーザーにとっては、むしろメリットと感じられる部分でもあります。
Poolクレジットカードの申し込み方法
- Poolアプリをダウンロード
- アプリから本人確認(eKYC)
- 審査通過後、ウォレットに入金(チャージ)
- バーチャルカード利用開始(必要に応じてリアルカード発行)
まずは、Poolアプリをダウンロードします。App Store(iOS)とGoogle Play(Android)の両方に対応しています。
次に、アプリ上で本人確認を行います。マイナンバーカードがあればその1枚で手続きが完結し、最短1営業日で審査完了となります。
マイナンバーカードがない場合は、
- マイナンバー付き住民票
- 運転免許証またはパスポート
など、複数書類の組み合わせで本人確認を行います。
審査に通過したら、指定された銀行口座からウォレットへ振込入金を行い、その残高を使ってオンライン決済や投資をスタートできます。リアルカードが欲しい場合は、アプリから別途申し込みを行います。
よくある質問
最後に、公式FAQやスペックをもとに、Poolクレジットカードのよくある質問をまとめました。
- Poolクレジットカードの限度額は?
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Poolクレジットカードの利用可能枠は、ウォレット残高+投資資産の合計額です。たとえば、ウォレットに30万円入金し、20万円分をファンドに投資している場合、理論上の利用可能枠は50万円になります(ただし、アプリで設定する1日の上限額の影響も受けます)。
- Poolクレジットカードの審査基準は?
-
公式サイトに記載されている主な利用条件は以下のとおりです。
- 18歳以上75歳未満
- 日本に居住している
- 外国の重要な公的地位(外国PEPs)ではない
- 反社会的勢力と関係がない
一般的なクレジットカードと比べると、入金額を前提とした枠の設計になっているため、与信という意味では比較的ハードルが低いタイプと考えられますが、最終的な可否はカンムの審査によります。
- 審査落ちすることはありますか?
-
Poolは事前入金型で、ウォレット残高や投資資産を前提とした利用枠のため、通常のクレジットカードよりは審査ハードルが低い傾向があります。
とはいえ、年齢・居住地・反社チェックなどの条件を満たしていない場合や、本人確認書類に不備がある場合などは審査落ちとなる可能性があります。
- Poolクレジットカードはガソリンスタンドで使えますか?
-
はい、ガソリンスタンドでも利用可能です。ただし、加盟店から正確な利用金額のデータが届くまでの間、「一時支払金」として1万円が一時的に差し引かれる仕様になっています。
たとえば、実際の給油金額が5,000円の場合でも、一時的に1万円が残高から差し引かれ、4〜6日後(加盟店によっては最長2週間程度)に差額5,000円が返金されます。
なお、「カード利用可能額が1万円以下」の状態ではガソリンスタンドで決済できない点に注意しましょう。
決済機能と資産運用の両方を求めるならPoolクレジットカードがおすすめ
Poolカードは、「ウォレット」「資産運用」「クレジットカード」を1つにまとめた新しいタイプのカードです。
オンライン決済専用のバーチャルカードと、実店舗でも使えるVisaリアルカードに加え、年利2%(予定)の短期投資ファンドを通じて、2か月ごとに分配金を受け取れる仕組みになっています。
さらに、決済は1%キャッシュバックで、シンプルに残高として戻ってくるため、「キャッシュバック→再投資」という流れで資産形成を加速しやすいのも特徴です。
もちろん、通常のクレジットカードのような家族カードや旅行保険、ETCカードなどの付帯サービスはありませんが、その分設計がシンプルで、「決済」と「短期の資産運用」に特化したカードと言えます。
普段の支払いと「預金+α」の資産運用を1つのアプリで完結させたい方にとって、Poolクレジットカードは非常に相性の良い選択肢になるはずです。
なお、投資である以上、元本割れリスクがゼロになることはありません。サービスの仕組みやリスク説明、契約締結前交付書面などをよく読み、余裕資金の範囲で無理のない金額から始めるようにしましょう。

