クレジットカードの中でも特に社会的信用性の高いプラチナカード。受けられるリッチなサービスもさることながら、クレジットカードヒストリーを磨き、ステータス性を高めるために、1枚は持っておきたいと考える方も多いのではないでしょうか。
しかし、いざプラチナカードを検討するとなったとき、ネックになりがちなのはその「ポイント還元率の低さ」。プラチナカードはサービスが充実している分、還元率は0.5%程度と低めのカードが多いのが実情です。
「これまでたくさんクレジットカードでポイントを貯めてきた」、「プラチナカードでもポイ活ができたらいいのに」、そんなお悩みを抱える方におすすめのカードが「三井住友カード プラチナプリファード」です。
「プラチナカードのステータス性も、高還元率も、どっちも欲しい!」という方の希望に応えたポイント特化型のプラチナカードについて今回はご紹介します。
上手に使えば年会費は実質無料になりますので、損益分岐点がいくらなのか、どんなメリットがあるのか把握して、おトクに使いこなしましょう!
三井住友カードのプラチナプリファードとは?

三井住友カードのプラチナプリファードとは、「サービスはシンプル、リワードはリッチに」をコンセプトにして作られた、三井住友系列のVISAカードです。そのコンセプトの通り、他のプラチナカードではよくある、コンシェルジュサービスやレストランでの特典などはありません。
その一方で、還元率は最低でも1%~、特約店(プリファードストア)を使えば最大10%となります。他社は0.5%~のプラチナカードが多いなかで特段に高い還元率のため、唯一無二の「ポイントを貯めるためのプラチナカード」となっています。
日常生活を送るなかで、リッチな付帯サービスはめったに使う機会はないけれど、ポイントを貯める・使う機会はたくさんあるという方も多いのではないでしょうか。「ステータスも大事だけれど、現実的なメリットも欲しい!」という方にぴったりな、日常使いのプラチナカードと言えるでしょう。
プラチナプリファードの損益分岐点はいくら?

プラチナカードのなかでも特に還元率が高いプラチナプリファード。年会費は33,000円(税込)と通常カードと比較すれば高めの設定であるため、「いくら使えば元が取れるのか?」の損益分岐点は把握しておきましょう。
特に、初年度はすぐに年会費33,000円相当以上のポイントがもらえるチャンスがありますので、条件を要チェックです!
公式サイトにはカード利用額に応じて初年度、継続利用時のもらえる想定ポイントを試算するシミュレーションツールがあるので、自分の使い方と照らし合わせながら確認してみましょう。
初年度利用:入会月の3カ月後末までに40万円以上の利用で達成

初年度に40,000ポイント(40,000円相当)の入会特典がもらえるのは、プラチナプリファードの特徴の一つです。条件は「入会月の3カ月後末までに40万円以上の利用をすること」。普段月13万円程度のクレジットカード利用がある方であれば、無理のない範囲で達成できそうですね。
シュミレーション例 | |
食費 | 50,000円×3ヵ月=150,000円 |
家賃 | 85,000円×3ヵ月=255,000円 |
合計405,000円(3ヵ月) |
ポイント還元 | |
通常還元(1%) | 4,050ポイント |
入会特典 | 40,000ポイント |
合計44,050ポイント |
入会特典のために使った金額も、もちろん通常ポイント還元の対象となりますので、40万円分を使えば実質44,000円分戻ってくる仕組みになっています。40,000ポイントは初年度ならではのおトクな特典なので、見逃さないように計画的に使いましょう!
継続利用:年間 200万円以上の利用で達成
プラチナプリファードがおトクなのは初年度だけではありません。継続利用の場合でも毎年、前年100万円の利用ごとに10,000ポイント(最大40,000ポイント)プレゼントの特典があります。
この100万円利用ごとの継続特典と、通常ポイント還元を加味すると、損益分岐点は年間200万円となります。月に17万円程度のカード利用が目安になるので、日々のクレジットカード支払いやキャッシュレス支払いをうまく使って達成を目指しましょう!
シミュレーション例 | |
食費 | 50,000円×12ヵ月=600,000円 |
家賃 | 90,000円×12ヵ月=1,080,000円 |
水道光熱費 | 30,000円×12ヵ月=360,000円 |
合計2,040,000円(12ヵ月) |
ポイント還元 | |
通常還元(1%) | 20,400ポイント |
継続特典 | 20,000ポイント |
合計40,400ポイント |
継続特典は条件達成ができれば毎年もらえます。うまく使えば初年度だけでなく、ずっと年会費を実質無料にすることができますよ。プラチナカードの年会費は高めに設定されていて「元をとる」ことは難しい場合が多いですが、年会費を実質無料にし続けることができるのはプラチナプリファードならではですね!
プリファードストアで集中的に利用:年間200万円以下で達成のチャンスあり
プラチナプリファードの特徴として「特約店(プリファードストア)」が多いというメリットがあります。プリファードストアでは、ポイント還元率が+1~9%(キャンペーンによっては+10%を越えることもある)となっていますので、通常時でも最大10%のポイント還元が見込めます。
還元率の高いプリファードストアで買い物を重ねていけば、200万円以下の利用額でも元が取れる可能性がありますよ。
シミュレーション例 | |
セブンイレブン(計5%) | 20,000円×12ヵ月=240,000円 |
マクドナルド(計5%) | 3,000円×12ヵ月=36,000円 |
Expedia(計10%) | 50,000円×4回旅行予約=200,000円 |
合計476,000円 |
ポイント還元 | |
セブンイレブン(計5%) | 12,000ポイント |
マクドナルド(計5%) | 1,800ポイント |
Expedia(計10%) | 20,000ポイント |
継続特典 | 年間100万円以下のためなし |
合計33,800ポイント |
プリファードストアで特に高還元率なのはExpediaや一休.comといった旅行予約サイトが中心となります。1シーズンに1回旅行をする方であれば、年間の旅行費が数十万になることもあるかもしれません。
そんな方はプラチナプリファードを使って予約すれば+9%、計10%のポイント還元を受けることができるので、あっという間に年会費分を回収することができますよ。
もちろん旅行予約サイト以外にも、コンビニやスーパー、カフェなどもプラチナプリファードの対象ですので、日常的に使っているお店があるかチェックしておきましょう。
還元率だけじゃない!プラチナプリファードのメリット

ここまでプラチナプリファードの還元率の高さ、ポイントの貯まりやすさを中心に紹介していきましたが、プラチナプリファードのメリットは還元率の高さだけに留まりません。ここでは、還元率以外のおすすめポイントを紹介しますので、あわせて検討材料にしてみてくださいね。
プラチナカードとしての厳選された付帯サービス
プラチナプリファードは「ポイント特化型」のプラチナカードであると紹介したものの、通常カードにはない、プラチナカードならではのプレミアムな付帯サービスはあります。
・海外、国内最高5,000万円の旅行傷害保険
・最高500万円のお買い物安心保険
他カードと比較すると必要最低限ではありますが、プラチナカードとしての機能はきちんとついているので安心です。実質年会費無料でおトクに過ごしながら、空港利用時はリッチなラウンジ利用もできてしまう、大変よくばりなカードといえるでしょう。
スマホ決済、ネット決済に使えるVポイント
ポイントは「Vポイント」というサービスに貯まっていき、1ポイント1円としてショッピングに利用可能です。Vポイントアプリを使うことで、ネットショッピングの支払いに使えるのはもちろん、Apple Pay・Google Pay対応端末であれば、リアル店舗でのスマホ決済としても利用できます。
日々のあらゆるキャッシュレス決済で簡単に使うことができるので、貯めやすく使いやすいポイントですね。また、マイル・他ポイントサービスへの交換やSBI証券でのポイント投資などもできますので、ざくざく貯めたポイントを活用してみましょう。
家族カードは枚数制限なく無料
プラチナプリファードの家族カードは枚数制限なく無料。本会員が年会費を払えば、家族(通常プラチナカードの発行が難しい学生や専業主婦を含む)もプラチナプリファードを利用することが可能です。
プラチナプリファードにおける家族カードの魅力は、「特典ポイントは家族カードも含めた全体の利用額に応じて付与される」ということ。継続特典について、「前年100万円利用ごとに10,000ポイント」と紹介しましたが、家族で使えばより多くのポイントを貯めることができるでしょう。
プラチナカードでポイントを貯めるならプラチナプリファード

以上、今回はポイント特化型のプラチナカード「三井住友カード プラチナプリファード」をご紹介しました。
プラチナカードとは思えないほどざくざくポイントが貯まるプラチナプリファード。特典付与の条件を達成して、実質年会費無料にするために、損益分岐点をおさらいしましょう。
・初年度の場合:入会月の3カ月後末までに40万円以上の利用で達成
・継続利用の場合:年間 200万円以上の利用で達成
・プリファードストアで集中的に利用する場合:年間200万円以下で達成のチャンスあり
無理なく計画的に使って、ステータス性とポイ活を両立しちゃいましょう!