お賽銭はいくらがいい?縁起の良い金額や正しい参拝マナーを知ってから神社に行こう!

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お賽銭はいくらにする?縁起の良い金額や正しい参拝マナーを知ってから神社に行こう

初詣や厄除け、合格祈願、御礼参りなど、さまざまな機会に神社を訪れる方が多いと思います。特に冬から春にかけては、初詣や合格祈願などで参拝者が増える時期となります。

神社での参拝に欠かせないのが「お賽銭」です。みなさんはいくら納めていますか?

縁起の良い金額や語呂合わせの金額を納める方が多いかと思いますが、毎回「いくら納めれば良いのだろう」と迷う方もいるのではないでしょうか。

本記事では、お賽銭についての意味や縁起の良い金額と避けたほうがいい金額、参拝時の基本マナーなどについて、2025年の情報も踏まえてご紹介します。参拝のご予定がある方はぜひ参考にしてください。

目次

お賽銭の本来の意味

お賽銭箱

お賽銭とは、神様(神社)や仏様(寺院)に捧げるお金のことです。お願い事が成就した時や日頃の感謝の気持ちを伝えるために納めます。

「賽」という字には、「授かった恩に報いてまつる」という意味合いがあります。もともとは米や布などの物品の奉納が一般的でしたが、時代とともに貨幣(お金)での奉納が広がりました。

大切なのは、対価として「叶えてもらうための支払い」ではなく、感謝をささげる心であること。まずは「いつもお守りいただきありがとうございます」といった感謝の気持ちで参拝するのが基本です。

お賽銭の適正金額について

お賽銭をする女性の手

では、納めるお賽銭はいくらが良いのでしょうか。

「ご縁(5円)に恵まれますように」という語呂で5円玉を選ぶ方は少なくありません。穴あき硬貨は“見通しが良い”という一説もあり、候補に挙がりやすい硬貨です。ただし、金額や語呂のご利益は民間の慣習・俗説の側面が強く、ご自身が納得できる、無理のない金額を選ぶのが基本です。

ここからは「縁起の良いとされる金額」と「避けたほうが良いとされる金額」を、あくまで一例・伝承としてご紹介します。

縁起の良いお賽銭の金額(伝承)

以下は昔からよく語られる例です。定めや公式見解ではありませんので、目安としてどうぞ。

お賽銭硬貨意味(伝承)
5円5円玉×1枚ご縁がありますように
10円5円玉×2枚重ね重ねご縁がありますように
11円5円玉×2枚、1円玉×1枚いい縁がありますように
15円5円玉×3枚十分なご縁がありますように
25円5円玉×5枚二重にご縁がありますように
35円5円玉×7枚再三ご縁がありますように
41円5円玉×8枚、1円玉×1枚始終いい縁がありますように
45円5円玉×9枚始終ご縁がありますように
55円5円玉×11枚五重のご縁がありますように
115円100円玉×1枚、10円玉×1枚、5円玉×1枚いいご縁がありますように

「白い硬貨(1・100・500円)」「赤(銅色)の硬貨(10円)」「穴あき硬貨(5・50円)」を組み合わせると良い、という言い伝えもあります。たとえば115円は3種が揃うため、語呂と合わせて好まれる例です。

また、11円・25円・41円などの割り切れない金額は、恋愛や夫婦円満に“割れない”として縁起を担ぐ向きもあります(こちらも伝承です)。

避けたほうが良いとされる金額(伝承)

以下も俗説です。参拝前に財布の小銭を整えておくと安心です。

お賽銭(例)意味(伝承)
10円(10円玉×1枚)「遠縁」など
33円「散々」
65円「ろくなご縁がない」
75円「なんのご縁もない」
85円「やっぱりご縁がない」
95円「これでもご縁がない」
500円(500円玉×1枚)「これ以上効果(硬貨)がない」など

もちろん、高額の可否に決まりはありません。気持ちがこもっていれば金額の大小は問いません。1万円や5千円など高額を納めるのであれば、ご祈祷(お祓い)を受ける選択もあります。

神社での参拝手順やマナー

参拝をする振り袖の女性

お賽銭の金額は決まりましたか?
金額が決まったら小銭の準備をしておきましょう。丁寧に参拝することで、気持ちも整います。

以下に、多くの神社で一般的とされる参拝手順をまとめます(神社によって作法が異なる場合があります。境内の案内に従ってください)。

参拝手順

(1) 鳥居をくぐる前に一礼

鳥居は“境界”。くぐる前に一礼し、参道は中央(正中)を避けて端を歩きます。

(2) 手水舎で手や口を清める

参拝前に手水(てみず)で心身を清めます。

  1. 右手で柄杓を持ち左手を清める
  2. 柄杓を左手に持ち替え右手を清める
  3. 再び右手に持ち替え、左手に水を受けて口をすすぐ
  4. 柄杓を立てて持ち手を流し、元に戻す

(3) 鈴を鳴らし、お賽銭を納める

社殿前で鈴があれば軽く鳴らしお賽銭は丁寧に入れます(乱暴に投げ入れない)。

(4) 「二礼二拍手一礼」が基本

多くの神社では二礼二拍手一礼が基本と案内されています。最後に深いお辞儀で締めます。

※神社本庁の案内でも、拝礼は「再拝(礼)・二拍手・一拝(礼)」が基本形と示されています。作法は時代や神社ごとに変遷があり、境内の掲示・神職の案内を最優先にしましょう。

特殊な参拝方法:出雲大社

一般には「二礼二拍手一礼」ですが、出雲大社では「二礼四拍手一礼」が正式作法と案内されています。
本殿以外の社殿でも同じ作法で参拝します。

お祈りする内容

お祈りの際は、どこの誰が参拝しているかを心の中で伝え、感謝を述べ、続けて願意を具体的に。例:氏名・生年月日・住所→感謝→祈願(家内安全、合格祈願など)。

参拝する際の注意点

  • 鳥居の出入りで一礼を忘れずに
  • 参道の中央は避けて端を歩く
  • お賽銭は静かに丁寧に納める
  • 境内の掲示・神職の指示に従う

【2025年最新】キャッシュレスお賽銭の広がり

神社の鈴

2025年現在、QRコード決済による「キャッシュレス賽銭」に対応する寺社が登場しています。PayPayなどのサービスを用い、対応寺社に掲示されたQRコードを読み取って金額を送る仕組みが報じられています(対応の有無は寺社ごとに異なります)。

QRコード決済の手順(例)

  1. 賽銭箱付近などに設置されたQRコードを見つける
  2. 決済アプリ(例:PayPay)の「スキャン」を開く
  3. QRコードを読み取り、賽銭用画面で金額を入力
  4. 送金(ボタン名称はサービスにより異なる)
  5. 完了画面を確認してからお参りを続ける

なお、対応寺社・利用条件(本人確認やポイント付与の有無)はサービス側の仕様に基づきます。事前に各サービス・寺社の案内をご確認ください。

関連する参考動画

神社参拝の作法について学べる動画へのリンクです(一般的な作法の解説。実際は各神社の案内を優先)。

まとめ:感謝を込めて丁寧にお参りを

本記事のポイントをおさらいします。
① お賽銭は感謝の表現であり、金額の大小より気持ちが大切。
② 金額の語呂や意味は伝承・俗説として楽しむ程度に。
③ 参拝作法は二礼二拍手一礼が一般的(ただし神社ごとに異なるため掲示を優先)。
④ 出雲大社は二礼四拍手一礼が正式作法。
⑤ 対応寺社ではキャッシュレス賽銭も可能。各寺社・サービスの案内に従いましょう。

現金でもキャッシュレスでも、神様に感謝の気持ちを込めて納めることが何より大切です。よい参拝になりますように。


編集メモ/参考・出典(一般情報の裏取り用。本文の方針:各神社の掲示を最優先)

  • 参拝の基本作法(再拝・二拍手・一拝)と手水の説明:神社本庁「参拝方法」。
  • 出雲大社の正式作法「二礼四拍手一礼」の案内:出雲大社 公式FAQ・出雲観光協会。
  • キャッシュレス賽銭(PayPay)の実施・手順・導入寺社の例:PayPay公式リリース、Impress/Business Insider報道、マイナビニュース。
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この記事を書いた人

おトクらし編集部です!(管理人もやってます!)お得・節約・ポイ活・キャッシュレス・キャンペーン…などの言葉に敏感な運営メンバーが、日々のお得にまつわる情報を配信!

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