電気価格の高騰が続いていますね。「生活のための必要経費である電気料金は少しでも安くおトクなものを選びたい」と、新たな電力会社を探している方も多いのではないでしょうか。
各電力会社がさまざまなポイント還元サービスを行っていますが、Pontaポイントが貯まる電力サービスとして人気なのが「Pontaでんき」と「auでんき」。
しかし、同じPontaポイントが貯まる電力サービスとして、なにが違うのか、どちらがおトクなのか、結局のところよく分からないといった声もよく耳にします。
今回は「Pontaポイントが貯まる電力会社を探している」「Pontaでんきとauでんきで悩んでいる」という方へ、2つの電力サービスの違いを徹底解説します。
あなたや家族の電気の使い方によって、おすすめのおトクな電力サービスは異なるので、今の電気料金や使い方をイメージしながら読んでみてくださいね!
ズバリ!それぞれオススメな人結論
最初に結論からお伝えいたします!
- 毎月の電気料金が少ない(8,000円未満)の人
- 毎月安定して150ポイントをもらいたい人
- au IDを持っていないけれど、電気料金でPontaポイントを貯めたい人(150ポイント)
- エムアイカードを持っている人
- 毎月の電気料金が多い(15,000円以上)の人
- 使えば使うほどおトクになるものが好きな人
- au PAYカードを持っている人
なぜこの結論なのか、詳しくご紹介していきたいと思います。
ポイントの貯まり方の違い
まず、一番気になるところであるポイントの貯まり方について見ていきましょう。ポイントの適用条件もありますので、あわせて要チェックです!
Pontaでんき:毎月最大150ポイント貯まる
PontaでんきはKDDIが提供する電力サービスです。電気料金や電気の品質はそのままに、毎月最大150ポイントのPontaポイント還元を受けられることが特徴です。
【貯まり方】
毎月の電気料金を支払うだけで自動的に150ポイント貯まる
【適用条件】
以下いずれかの条件を満たすPontaでんきユーザー
条件① :au/UQmobile/povoのau IDをPontaでんき利用時のIDとしている
条件② :Pontaでんきのau IDとPonta会員IDを連携している
※条件②を満たさない場合でも、メールアドレス登録で150ポイント貯まる
参考:Pontaでんき
支払額によって還元率が変動するようなシステムではないため、毎月確実に最大150ポイント加算されていくことが特徴です。1年間使い続ければ、150ポイント×12ヶ月で1,800ポイントとなり、実質電気料金が1,800円分安くなる計算となりますね!
また、auIDを持っていないPontaでんきユーザーであっても、150ポイントの還元が受けられるため、auユーザーでなくとも150ポイント×12ヶ月で年間1,800円分のキャッシュバックを受けることができるのもうれしいポイントです。
auでんき:電気の使用量に応じて最大5%のポイントが貯まる
auでんきもPontaでんき同様、KDDIが運営する電力サービスです。同じKDDIがサービスを提供しているので、電気料金や電気の品質はPontaでんきとともに大手電力会社と変わらない水準となります。
一方、一番の違いはポイント付与の仕組み。Pontaでんきは毎月一律でのポイント付与だったのに対して、auでんきは電気使用量に応じてポイント還元率が変動する仕組みとなっています。
【貯まり方】
毎月の電気料金に応じて最大1%のポイント還元
利用金額(月間) | ポイント還元 |
8,000円未満 | 0.5% |
8,000円以上 | 1% |
【適用条件】
本人または同居家族のau IDで、auでんきを契約すること
参考:auでんき
電気料金を毎月8,000円程度使う平均的な一般家庭の場合、8,000円×1%で80ポイントを毎月もらうことができますね!1年間を通じて還元率が1%だった場合、80ポイント×12ヶ月で960円分おトクとなります。
電気料金が15,000円以上であれば150ポイントとなり、Pontaでんきと同じポイント数になりますので。15,000円以上であればauでんきの方がおトクです。
一方、電気料金が8,000円未満、例えば5,000円だった場合、還元率は0.5%のため、月に25ポイントしかもらえませんので要注意です。
「毎月15,000円の電気料金がかかっているか」をラインに、「15,000円未満ならPontaでんき、15,000円以上はauでんき」といった検討をしてみてはいかがでしょうか。
ポイント二重取りでさらにおトクに!
Pontaでんきとauでんきでは、Pontaポイントの貯まり方や適用条件が異なることが分かりました。しかし、これはあくまで通常の場合です。
最大限おトクになるように、日々さまざまなポイントをコツコツ貯めているポイ活上級者のみなさんは、ぜひ以下特定のカード支払いを組み合わせた「ポイント二重取り」を狙ってみてください!
Pontaでんき×エムアイカード
三越伊勢丹グループのクレジットカード、「エムアイカード」をお持ちの方なら、Pontaでんきの支払いに使うことで「エムアイポイント」の特別還元を受けることができます。
【貯まり方】
通常のPontaポイント還元+エムアイポイント0.5%ポイントアップ
カード券種 | 通常 | 特典適用 |
一般カード | 税込200円利用につき1ポイント(0.5%) | 税込200円利用につき2ポイント(1.0%) |
プラチナ・ゴールドカード | 税込200円利用につき2ポイント(1.0%) | 税込200円利用につき3ポイント(1.5%) |
【エムアイポイント特典適用条件】
新規加入フォームよりPontaでんきに加入のうえエムアイカードで支払う
参考:エムアイカード
Pontaポイントはもちろん、エムアイポイントも貯めているという方は、毎月の電気料金の支払いだけで、両方のポイントをザクザク貯められるチャンスです!どのくらいおトクになりそうか、ぜひチェックしてみてください。
auでんき×au PAYカード
auユーザーにおトクなクレジットカードである「au PAYカード」は、Pontaポイントが100円毎に1ポイント貯まるため、Pontaポイントを日常的に貯めている方は、すでに持っているかもしれませんね。
auでんきの支払いでも、もちろんPontaポイントが貯まるので、ぜひ支払いはau PAYカードを使ってみましょう!
【貯まり方】
通常のPontaポイント還元+電気料金100円毎に1ポイント還元
【特典適用条件】
auでんきに加入のうえau PAYカードで支払う
参考:au PAY カード
毎月の電気料金が8,000円の場合、通常の80ポイントに加えて、80ポイントが加算される計算になります。1年間ではなんと1920ポイント。
通常のポイント還元はもちろんのこと、「エムアイカードやau PAYカードを持っているか?」も加味してよりおトクなサービスを選びましょう。
電気料金や電気の品質などに違いはあるの?
Pontaポイントの貯まり方に違いがあるPontaでんきとauでんきですが、電気料金や電気の品質に差異はないようです。
また、初期費用や解約違約金がかからないこと、工事などの立ち合いが基本不要であること、書類などの記入は不要であることなどが共通しています。どちらのサービスも簡単に申込できて、面倒な手続きが不要なので、はじめての電力乗り換えでも安心ですね。
また、どちらも「でんきアプリ」という専用アプリを利用できます。電気の使いすぎや電気料金を予測できるアプリとなりますので、日常的にチェックすれば節電、節約につながりますよ。
Pontaポイントの貯まり方以外に大きな差異はありませんので、どちらか選ぶか迷った際は「ポイント」の観点での比較で問題ないでしょう。
結局どっちがおすすめ?
ここまで、Pontaでんきとauでんきの違いについて詳細に紹介していきました。改めて、それぞれのサービスはどんな人におすすめなのか、以下にてまとめます。
・毎月の電気料金が少ない(8,000円未満)の人
・毎月安定して150ポイントをもらいたい人
・au IDを持っていないけれど、電気料金でPontaポイントを貯めたい人(150ポイント)
・エムアイカードを持っている人
・毎月の電気料金が多い(15,000円以上)の人
・使えば使うほどおトクになるものが好きな人
・au PAYカードを持っている人
みなさんはどちらのほうが当てはまりそうでしょうか?
電気をあまり使わない一人暮らしの方はPontaでんき、電気を比較的使うファミリーの方はauでんき、とイメージしてもいいかもしれませんね。
どちらも大手通信会社のKDDIが基盤にあり、専用アプリ等の便利なサービスも充実していますので、ポイ活だけでなく日々の生活も豊かになるかもしれません。
2016年の電力自由化からたくさんの会社が電力サービスを開始して、「結局どれにすればいいか分からなかったから変えていない」という方もいるかと思います。そんな方は「貯めたいポイント」を軸に探してみるのもありかもしれません。
生活に密接する「電気」だからこそ、賢くポイ活につなげていきたいですね!