春の引っ越しシーズンがやってきました。
荷造りのために段ボールを用意したり、処分するものを段ボールに詰めたり、引っ越しにはなにかと段ボールを使う機会がありますよね。また、普段からフリマアプリで商品の販売をしている方には、配送時の段ボールは必需品となっていることでしょう。
そんなさまざまな梱包用途に使えて便利な段ボール、どこで入手していますか?その方法、あなたが段ボールを使いたい目的に合っていますか?
今回は段ボールがどこで買えるのか(もらえるのか)、目的別に分けて6つの入手方法を紹介していきます。用途に応じて適切な段ボールをおトクに手に入れましょう。
その段ボール、自分用?フリマ配送用?
まず、目的を考えるときには「自分用なのか?フリマアプリなどで誰かへの配送用なのか?」を分けて考えてみましょう。
自分用の段ボールであれば、中古段ボールで済ませたり、安く買ったりしても問題ないですが、フリマ配送用であれば、新品かつ最適なサイズの段ボールを買うのが望ましいです。梱包がきれいだと購入者からの高評価をもらいやすいため、今後のフリマ販売も捗っていくことでしょう。
では、あなたの今回の段ボールの使用目的をイメージしたうえで、以下より自分にあった項目を確認してみてください!
自分の部屋の整理整頓に使いたい
どこかに送る必要はなく、自分の部屋の整理整頓用なのであれば、スーパーやドラッグストアなどに置いてある無料の中古段ボールがおすすめです。レジ横などに無料段ボール置き場がある店舗もありますが、店員さんに声をかければバックヤードから持ってきてもらえる場合もあります。
中古段ボールの魅力はなんといってもタダであること。一方で、ガムテープの跡や汚れが目立つ場合もあるので、いくつか選べるのであればきれいなものを選びましょう。
なお、押し入れに入れるのであれば見栄えを気にせず中古段ボールでも問題ないかもしれませんが、「部屋のスペースにそのまま置いておくにはちょっと……」と思う方もいるでしょう。そんな場合は、段ボール専門通販サイトなどでの購入もおすすめです。部屋のテイストやデザインに合わせた、おしゃれな段ボールも豊富にありますよ!
自分の引っ越しや不用品回収で使いたい
引っ越し業者や不用品回収業者は、梱包用の段ボールやガムテープを無料サービスしているところも多いです。枚数に制限のある場合もありますが、無料サービスの範囲内で収めれば、無駄な出費や買いに行く手間は省けるでしょう。
もちろん、中古段ボールをタダで手に入れて引っ越しや不用品回収に活用することも可能です。しかし、中古の場合は強度が弱かったり、サイズがバラバラだったりして、業者に運んでもらう際の事故につながってしまう可能性もあります。できるだけ強度が強く一般的なサイズのものを選ぶようにしましょう。
フリマ配送用に小さめサイズを1枚だけすぐにほしい
ここからは主に「自分用」ではなく「誰かへの配送用」の場合です。フリマアプリを始めたばかりの方は、「商品が売れて急に新品の段ボールが1枚だけ必要になったけれどどうしよう……」と悩むケースもあるかもしれません。
1枚だけすぐに欲しい場合は、100円均一や雑貨屋などリアル店舗での購入がおすすめです。意外にも多くの大手100均チェーン店では段ボールの取り扱いがあるものです。
通販では基本5~10枚程度からのまとめ買いになってしまいますが、100円均一で買えば1枚100円(税別)となり配送費もかかりません。少ない枚数の場合においては、最も安く手軽に購入する方法と言えますね。
なお、小さな店舗では取り扱っていなかったり、大きなサイズは置いていなかったりする可能性があるため、いざという時のために近くの100均のラインナップをチェックしておくとよいでしょう。
フリマ配送用に大きめサイズを含めて1枚ずつ購入したい
フリマで売れた商品が100均で買えるような小さめ段ボールに入るものばかり、とは限りませんよね。大きい段ボールが必要な場合でも、ホームセンターに行けば1枚ずつ購入が可能です。引っ越しで使うような大きなサイズも取り扱っている店舗が多いですよ。
なお、100均と比べて多種多様な段ボールがあるといっても、あくまでその店舗の在庫限りです。また、購入した段ボールは持って帰らなければならないので、車でなければ難しい場合もあるでしょう。これらのことを加味すると、大量購入には向いていないかもしれません。
フリマ配送時の見積が分かりやすい段ボールを購入したい
フリマで商品配送の際、段ボールのサイズや全体の重さから配送費の見積を予測するのは案外面倒なものですよね。ヤマト運輸/佐川急便/ゆうパックなど業者それぞれの規格があり、初めての際は戸惑ってしまいます。
そんな場合におすすめなのが、使用する配送業者の窓口で直接段ボールを購入してしまうことです。各社指定サイズの段ボールが用意されているため、簡単に配送費を見積ることができるでしょう。
なお、配送業者での購入は他の方法に比べると少々高額です。「とにかく安く!」を求める場合は配送業者専用段ボールではなく、一般の段ボールを使うとよいでしょう。
まとめ買いして自宅に届けてもらいたい
1枚あたりの安さや自宅まで運ぶ手間のなさを重視するなら、まとめ買いが最もおすすめの方法です。フリマアプリでの商品販売がたまにではなく、日常的になっているのであれば、必需品となる段ボールはまとめ買いしておくとよいでしょう。
「アースダンボール」「ダンボールワン」「コンポス」といった段ボールの専門通販サイトでは、一般的な段ボールはもちろんのこと、ニッチな用途のものやデザイン性の高いもの、オーダーメイドまで、さまざまな段ボールが揃います。
また、専門通販サイトでなくとも、「Amazon」「楽天市場」「Yahoo!ショッピング」などの一般的な通販サイトにて段ボールの取り扱いもありますよ。自分が使いやすいサイトで探してみましょう。
梱包するものにあわせたサイズ選びも重要!
ここまで6つの目的別に段ボールが買える(手に入る)場所を紹介していきました。段ボールは買う場所も重要ですが、サイズ選びも同じくらい重要です。
サイズが合っていないと、せっかく梱包したにもかかわらず破損の原因になってしまったり、重たいものを運ぶ際などに事故が起こってしまったりします。安さや手軽さだけで選ばず、用途にあわせた適切なサイズを用意しましょう。
一般的なサイズの目安 | 用途 |
60サイズ | 本やCD、小物用 |
80サイズ | A4ノートが入るサイズ |
100サイズ | 2Lペットボトルなど重いものにも最適 |
120サイズ | 引っ越し用の一般的なサイズ、洋服も畳めば2枚並べて入る |
140サイズ | 家電用、大きな荷物の梱包に最適 |
160サイズ | TVなど大きな家電用、厚手のコートなども入る |
段ボールは用途に合わせておトクに手に入れよう
今回は、段ボールがどこで買えるのか・もらえるのかと、サイズについて紹介しました。
「安さ」という観点では、1枚だけ買うなら100均、まとめ買いなら通販サイトが優秀と言えるでしょう。さまざまな入手方法があるとはいえ、最も大切なのは目的や用途に応じて選ぶことです。
段ボールはタダでも手に入るものですが、大切な荷物や商品を守って運ぶための大切なツールでもあります。特に誰かへの配送の場合は、受け取る人に配慮して丁寧に送り届けられるよう、ぴったりの段ボールを選んでみてくださいね。