ネット通販最大手のAmazon。利用にあたっては多種多様な決済方法が選択できていましたが、2022年5月10日からは新たにPayPayを使っての決済が可能となりました。
キャッシュレス決済サービスとしてはかなりのシェアを誇るPayPayが利用できるようになったことで、Amazonがますます使いやすくなることは言うまでもないことでしょう。
今回は、これによって具体的にどうAmazonがこれまで以上に使いやすくなるのか、という話をしたいと思います。従来の決済方法でも十分満足できるものでしたが、今後はさらに便利になります!
4,700万人を誇るユーザー数!AmazonでもPayPay残高で決済可能に
実はPayPayのAmazonでの決済サービスとしての利用は、今年の3月末より対象ユーザーを少しずつ拡大しながら実用化に向けてテスト運用が行われていたといいます。それがこのほど、5月10日をもってすべてのユーザーが対象となった、という運びとなります。
PayPayがAmazonでも利用出来るようになったことを告知するリリース記事によると、2022年4月時点でのPayPayユーザー数は4,700万人に上るという表記がありますので、これによってAmazonの利用者はこれまで以上に増加すると見込まれます。
同時に利用者視点からすれば、従来の決済方法にプラスアルファで便利で使いやすいPayPayが加わった形になりますし、PayPayでチャージした金額がそのまま流用可能ですから、より使いやすくなりますよね。
最近はヤフオク!などのサービスを利用して、手元に入る売上をPayPayにそのままダイレクト反映させることも可能になっています。PayPayを起点としたお金の管理と流用が今後も確立されていくのかもしれません。
PayPayと紐づけしてAmazonでお買い物ができるということは、日頃からお買い物で付与されるPayPayポイントを使ってもAmazonで普通にお買い物できるということに。これによってポイントの死蔵機会も減ることになるはずですし、ユーザー視点ではこれも嬉しいところです。
また、Amazonでのお買い物で「PayPayポイント」と「Amazonポイント」との両方を獲得できることとなり、つまりポイント二重取りが可能に!よりおトクに買い物を楽しめますね。
AmazonでPayPayを利用するための手順はとても簡単!
一方で、AmazonでPayPayを使いたいという場合、何の手続きもなくいきなり決済方法にPayPayが加わっているというわけではないのが注意点です。
恐らくこれもいずれはデフォルトで決済方法に表示が加わるようになるとは思いますが、現段階ではPayPay支払いを追加するための手順をこなすことが必要です。
その手法はスマホユーザー向けに特設サイトで詳しく説明されているのですが、せっかくなのでこちらでも文字でご説明しておきますね。
◆PayPay支払いの追加方法
まずAmazonにログインし「お支払い方法の追加」をタップ。するとここに新たに「PayPayアカウントを追加」という項目が加わっていますので、こちらをタップ。
PayPayアカウントの認証がこれで完了しますので、後は表示される規約を確認し「上記に同意して続ける」をタップ。これでアカウント連携が終了し、Amazonでの決済方法にPayPayが追加されるという形になります。
当然ですがPayPayアカウントを所有していない場合には連携は不可能ですので、まずPayPayのアカウントを開設し、それから普段使っているAmazonのマイページから上記の手続きを行うこととなります。
また、Amazonで利用可能なPayPay残高につきましては、現時点では「PayPayマネー」と「PayPayポイント」の2種類となっています。
もっと便利で使いやすく!PayPayが生活の必需ツールになりつつある…
今回、PayPayがAmazonでも決済方法として選択可能となったことを知らせるリリースには、以下のような記述が見て取れますので、引用させていただきます。
PayPayは今後も、ユーザーはもちろん、あらゆる小売店やサービス事業者にキャッシュレス決済の利便性を提供し、日本全国どこでも安心してキャッシュレスで買い物ができる世界の実現を目指します。さらに、「PayPay」を「決済」アプリから、ユーザーの生活をもっと豊かで便利にする「スーパーアプリ」へと進化させて、「いつでも、どこでもPayPayで」という世界観を醸成していきます。(PayPayプレスリリース)
このように、ここまで普及したPayPayはただの決済アプリという役割だけにとどまらず、今後も生活に必須レベルの便利なアプリになる可能性が示唆されています。
実際問題、今のところはただの便利な決済アプリですが、前述のヤフオク!の件と今回のAmazonの件を見ると、決済アプリとしては既に出色の完成度と利便性が担保されるようになってきました。
キャッシュレス決済自体が今後廃れることもほとんど考えにくい情勢ですし、決済アプリではあるものの、既に色んなサービスを利用する上で一強と言っても良いレベルでユーザーに活用されているPayPayは今後、キャッシュレス決済以外の分野でも躍進を続けることでしょう。
ただ、いち個人としてはAmazonとの連携に関しては、現段階ではAmazonで購入できるデジタルコンテンツや、一部の商品の購入にPayPayが対応していないというのがちょっと気にかかるところ。
これもいずれは改善されるはずですが、たとえば有料配信の新作映画って、Amazonでは大体数百円程度と気軽な価格でレンタルできます。
この金額設定はPayPay残高で気楽に払ってこそ親和性が高いと感じるため、この点については早めに改善されればなぁ……と思うところです。
参照: Amazon.co.jpで支払いをする(PayPay)
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