室内エアコンのフィルター交換と掃除を行えば電気代が削減に！

夏の暑い日、冬の寒い日、家の中を快適にしてくれるエアコン。ところでこのエアコンのフィルター掃除は定期的に行っていますか？

経済産業省・資源エネルギー庁の省エネポータルサイトによると、エアコンのフィルターを月に1～2回ほど掃除をすると、電気代が約860円の節約になるそうです。

フィルター掃除をしないと電気代の無駄だけでなく、故障の原因にも繋がります。環境に負荷をかけないためにも、エアコンフィルターの掃除は積極的に行いたいもの。

今回はエアコンのフィルター交換と掃除方法、エアコンフィルターの疑問について解説します。

家庭用室内エアコンのフィルターの役割3つ

家庭用室内エアコンのフィルターには大事な役割が3つあります。これら役割を知ることで、日頃からフィルターを清潔に保とうとする意識が高まるでしょう。

エアコンに通る空気をろ過する

エアコンは室内の空気を循環させて、暖めたり、冷やすことで、室内の温度を調整しています。この時の空気の通り道にフィルターがあり、通過する際に空気がろ過されます。このことから、フィルターは室内の空気をきれいにする役割を担っているのです。

エアコン内部に花粉・ゴミ・ホコリの侵入を防ぐ

先述のとおり、エアコンは室内の空気を循環させています。この時、空気内の花粉やゴミ、ホコリまで吸い込んでしまうと、故障の原因にもなりかねません。それらをブロックするために、フィルターで侵入を防いでいます。

エアコンフィルターと花粉の関係について詳しく説明した記事もありますので、室内でも花粉症に苦しんでいる方は参考にしてみてくださいね。

エアコン内部に虫の侵入を防ぐ

花粉やゴミと同様、虫がエアコン内に入り込んでしまうと故障や不具合の原因となる可能性があります。フィルターはそれらの侵入も防ぐ役割を持っています。

家庭でエアコンのフィルター掃除をする頻度

エアコンは季節によって、使う月と使わない月がでてくると思います。頻繁に使用する時期には、2週間に一度は掃除をするのがおすすめです。

また、しばらく使わなそうな季節には「使わなくなる前」と「使い始める前」にも掃除をしましょう。例えば衣替えをする時、使わなくなった季節ものの服は洗濯してから収納しますよね。それと同じ感覚です。

エアコンのフィルター掃除・エアコンクリーニングの料金

エアコンクリーニングを業者に掃除を依頼した場合、おおよその相場は10,000円前後です。掃除業者に頼むと、フィルターだけではなく、本体のカバーからエアコン内部の掃除までしてくれるようなプランが一般的です。

例として東京都のエアコンクリーニング専門のプロ『株式会社くらさぽ』を見てみましょう。

※料金は変更される場合があるため依頼時にご確認ください

自分でフィルター掃除をしてもエアコンからの空気のニオイが気になるときは、ホームセンターやドラッグストアで売っているエアコン洗浄スプレーを使うのも選択肢の一つ。実際のところエアコンのフィルター掃除だけなら自分でできてしまいます。

しかし、エアコン洗浄スプレーといっても種類は多く存在しており、どの商品がいいのか選ぶのにも一苦労。実際に掃除を行うのも、高い位置の掃除をするのでキケンも伴います。プロの料金を見るとそういった手間などが含まれているため、妥当な料金とも思えます。

また、最近よくエアコンに搭載されているお掃除機能。こちらは便利なのですが、数年経過するとやはりフィルター掃除だけでは嫌なニオイの空気が出てくることがあります。お掃除機能付きエアコンは内部機能が複雑なので、事故防止のためにも専門の業者に依頼するのが安心です。

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エアコンのフィルターの外し方

エアコンのフィルターの外し方は、機種や年式によって異なります。取扱説明書をよく読んで、手順を守りながら外してください。

カバーを開けてフィルターをスライドさせるだけで取れるものやストッパーを解除しないといけないものまでさまざまですが、どれもあまり難しい工程ではないと思います。

エアコンのフィルター清掃の5ステップ

自分でエアコンのフィルターを掃除する場合は、これから説明する5つのステップに沿って行いましょう。

エアコンフィルターを外す

まずは、取扱説明書のとおりにフィルターを外します。汚れがひどいこともあるので、手袋をつけておいた方が良いでしょう。そして、エアコンは見上げた場所にあることが多いと思いますので、マスクなどをして、ホコリを吸い込まないよう注意してください。

エアコンフィルターのホコリを取る

外したフィルターについたホコリを掃除機などで吸い取りましょう。掃除機にブラシ付きのノズルがあれば、それを使うと簡単に取れますよ。

エアコンフィルターを水洗いする　

だいたいのホコリを吸い取ったら、取りきれなかった汚れを水洗いで取りましょう。ブラシなどで強くこするとフィルターの目をつぶしてしまう可能性もあるので、優しく水洗いをしてください。

エアコンフィルターを乾かす

きれいに水洗いをしたら、完全に乾くまでしばらく外で干しておきましょう。水気が残ったままエアコンに取り付けてしまうと、カビの原因になります。エアコンのフィルター掃除は、お天気の良い日を選ぶといいかもしれませんね。

エアコンフィルターを外した後の本体を掃除する

フィルターを乾かしている間、せっかくなので本体の掃除もしましょう。普段は見えない、エアコンの上部・内部など、ホコリや空気内のゴミなどが溜まり、汚れてしまうことが多いのです。

フィルター以外の部品の掃除方法についてはこちらの記事に詳しくまとめていますので、よければ参考にしてみてくださいね。

エアコンのフィルターがこんな状態に？！2つの疑問と解決策

自宅のエアコンのフィルターを掃除しようと思ったら「いつの間にかこんな状態に？！」といった問題に衝突することもあるでしょう。ここではよくある2つの疑問とその解決方法について紹介します。

フィルターについた取れない黒い汚れがある場合

黒い色のついた汚れや、水洗いをしても取れない汚れは、カビや小さな虫が死滅した跡かもしれません。こんな時は重曹水を使ってみましょう。

水100mlに対し、重曹を小さじ1、スプレーボトルなどに入れ、よく振り溶かしてフィルターに吹き付けます。水のかわりにぬるま湯などで作るのもおすすめ。あとは、使い古しの歯ブラシなどで、やさしくこすり洗いをすると、キレイに落ちますよ。

フィルターが劣化して交換したい場合の値段と購入場所

エアコンのフィルターはメーカー、機種、年式により適合するフィルターが異なります。日本のメーカー（※1）はフィルターの購入ができることがほとんど。メーカーにより互換フィルターや共通フィルターもありますが、まず必要な情報はエアコン本体の型番を確認することです。

※1）例：株式会社富士通ゼネラル、ダイキン工業株式会社、株式会社日立製作所、パナソニックコンシューマーマーケティング株式会社

値段はメーカーによりさまざまです。通販サイトや家電量販店、メーカーの公式サイトなので購入できます。通販の場合、送料がいくらかかるかも確認してくださいね！意外に通販サイトよりメーカー公式のほうが送料とトータルすると安くなることもあります。

車のエアコンフィルター掃除・交換のタイミングは？

車のエアコンも、夏場や冬場は大活躍しますよね。自宅のエアコンよりもついつい掃除を後回しにしてしまいがちですが、車のエアコンフィルターの掃除や交換はどういった頻度で行えば良いのでしょうか。

ここからは、車のエアコンの清掃頻度や、そもそも自分でどの程度掃除ができるのかどうか？といった点も確認しておきましょう！

車のエアコンフィルターの掃除・交換は約1年がタイミング

車のエアコンをつけた時・嫌なニオイがする時は、掃除のタイミングです。また、自動車メーカーによっては約1年でフィルターを交換することを推奨しています。

たとえ1年が経過していなくても、エアコンの効きが悪くなった時などはフィルター交換も視野に入れましょう。

車のエアコンフィルターは自分で掃除できるが交換を推奨

車のエアコンのフィルターは、自分で掃除することもできますが、自動車メーカーは交換を推奨しています。自分で掃除する場合、フィルターの種類によっては水洗いができないものもあるので注意が必要です。

車のエアコンのフィルターは変形すると使えなくなるため、掃除機でホコリを吸い取ったりはできません。水洗いできないタイプのフィルターは、諦めて交換するようにしましょう。

電気代節約の為にも定期的なフィルター掃除を

家庭用の室内エアコンや車のエアコンは、ともにフィルターが汚れていると嫌なニオイがしたり、エアコンの効きが悪くなったりします。燃費効率も悪く電気代が余計にかかり、いいことはありません。

エアコンをつけることで汚れた空気が広がってしまうと、ハウスダストによる健康被害の可能性も出てきます。室内エアコンのフィルターは定期的に掃除して、快適に暮らしましょう！

エアコンクリーニングは「ラク・便利・おトク」なプロに依頼！

自分でエアコンのフィルター掃除を行っても「なかなか汚れが落ちない」「掃除後もニオイが気になる」といった時は、エアコンクリーニングのプロに依頼してはいかがでしょうか？

ご家庭でエアコン内部を掃除する「エアコン洗浄スプレー」も市販されていますが、時間と値段を加味すると、専門の業者に依頼するのとそんなに変わらないかもしれません。

大体7,000円～13,000円というのが目安ですが、もちろんエアコンクリーニング業者によって料金は異なります。自分で色々調べるのも大変ですが、ゼヒトモのサービスを使えば、簡単にあなたの希望通りのプロと出会えます！

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記事提供元：Zehitomo