キッチンは飲食に関わる場所なので、常に清潔に保っておきたい部分ではあるものの、頻繁に汚れてしまう部分でもあります。キッチンを毎回しっかりと掃除するのは面倒くさいですし、掃除が苦手な人にとってはなおさら嫌な作業…。
今回の記事では、毎日ささっと簡単にできる『キッチン周りで役に立つ掃除の裏ワザ』を5つを紹介していきます。
汚れ落としにおすすめな掃除アイテムについても併せてご紹介しますので、ぜひ参考にしていただいて清潔なキッチンを目指しましょう!
キッチンの汚れの原因

キッチンは毎日使うからこそ、少しの汚れでも目についてしまうものですよね。衛生面もしっかりしたいですし、放っとくのも気が引けてしまいます。
キッチンの汚れの原因は主に3つあります。掃除の方法をご紹介する前に、まずは汚れの原因を理解しておきましょう。
ベトベトする「油汚れ」
まず厄介なのは油汚れです。揚げ物やお肉を焼くと飛び跳ねる油が鍋の外に出てしまうのは、調理をする上では防ぎようがないものでしょう。
油汚れの対策としては、簡単に落ちる間に掃除をしてしまうことです。油汚れを面倒だからと放置してしまうと、周りのホコリや後述する調味料汚れなどを吸着。
こすってもこすっても頑固にこびりつく、面倒くさい汚れになってしまいます。そうなってしまう前に、こまめな掃除が必須です。
調理中の飛びはねによる「調味料汚れ」
調味料汚れは油汚れとともにかなり面倒な汚れです。「炒めものに醤油を入れて飛びはねた」「お肉の味付けとして調味料を入れたら飛びはねた」という経験はあるでしょう。
その飛びはねが汚れになります。乾く前であればさっと濡れ布巾で拭き取るだけできれいになりますが、乾いてこびりついてしまった場合はゴシゴシとこすらなければ、落とすことが難しくなります。
こちらも油汚れ同様、こまめな掃除が必須です。
水滴放置で厄介な「水垢汚れ」
水=きれい・汚れがないというイメージがある人も多いでしょう。確かに日本の水道水は直接飲めるほど清潔だと言われています。
しかし、その清潔を保つために塩素などが人体に影響のない範囲で含まれています。そのごく少量の塩素は1度や2度であれば問題にならない量ですが、毎日少しずつ付着と乾燥を繰り返すと白い水垢に変身。
水垢ができると、拭き取った瞬間はきれいに見えても水分が乾くとまた白っぽく見えてきてしまい、きれいに取るのもなかなか難しいです。
そんな水垢を防ぐためには、1日に1回でもシンクの水をきれいに拭き取ることです。最近は撥水加工のできるスプレーなどもあるのでそちらを使ってもいいでしょう。
キッチンの汚れに効くおすすめアイテム6つ

毎日の家事に加え、キッチンの掃除まで手が回らない!という方は、できるだけラクにキッチン掃除ができるアイテムを活用しましょう。
どれも身近で揃えられるものだったり、ちょっとした工夫を加えるだけなので、ぜひ準備して使ってみてくださいね。

アイテム1:マンゴースポンジ
マンゴースポンジとは、食器などを洗う際に使っているいつものスポンジに、ちょっとした工夫を加えるだけで完成する魔法のスポンジです。
スポンジには硬い面と柔らかい面があるものが多いですが、柔らかい面のほうにカッターなどで格子状の切れ目を入れます。この時、スポンジを完全に切断しないように注意しましょう。
切れ目はスポンジの半分程まで入っていれば大丈夫です。スポンジに切り込みを入れることで細い隙間などに入り込んだり、網目などを一本一本洗わなくても挟み込んで洗ってくれるため時短で掃除が出来ます。
アイテム2:ストッキング
ストッキングは、わざわざ新しいものではなく伝線が入って使えなくなったもので大丈夫です(冬に履くタイツでもOK)。
ストッキングは目が細かいため、小さな汚れも逃さずにしっかりとキャッチしてくれます。こびりついた汚れなどには、少し濡らして使うのもよいでしょう。
よく売られているメラミンスポンジと同様の効果が期待できるので、もし手元にメラミンスポンジがない場合はストッキングを活用してみましょう。
アイテム3:重曹水
重曹水とは、これは重曹と水を混ぜ合わせたものです。こまめに作ったものをスプレーボトルなどに入れておいて、掃除をする時にシュシュ!と振りかければ頑固な汚れもスルスルと落とせます。
重曹は油汚れなどの酸性の汚れを落とすことに適しています。よっぽど汚れが酷いときは、重曹を粉のまま汚れに振りかけ、上から水で濡らしたキッチンペーパーなどをかぶせて少し放置すると、大体の油汚れは落とせますよ。
アイテム4:クエン酸水
クエン酸水は、クエン酸を水で溶かしたものです。重曹水同様にこまめに作り、スプレーボトルに入れておいて、気になる汚れにシュシュ!と振りかけてこすりましょう。
クエン酸は水垢などのアルカリ性の汚れを落とすことに適しています。こちらも重曹同様に、どうしてもスプレーでは落ちない頑固汚れの場合、クエン酸の粉を汚れに振りかけ、濡れたキッチンペーパーなどをかぶせて少し放置させます。
水垢がこびりついてしまっている場所などにやってみましょう。
アイテム5:食器用洗剤
普段食器を洗っているもので大丈夫です。軽い汚れであれば、台ふきんに軽く染み込ませてシンクや作業台を拭き取ると、水拭きでは落とせなかった汚れを拭き取ることが出来ます。
アイテム6:漂白剤
漂白剤は、市販のハイターをイメージしていただけたらと思います。素手での使用は避けて、換気を行いながら使用の際の注意点を読みながら使ってください。
漂白剤は排水溝のなんとも言えないニオイやぬめりを落としてくれますし、台ふきんなどの殺菌にも適しています。
こちらは毎日ではなく、週に1回、2週間に1回など期間を決めて行うことがおすすめです。
キッチン周りで役に立つ掃除の裏ワザ5選

それではいよいよ、キッチン周りで役に立つ掃除の裏ワザを5つを紹介していきます。
先ほど紹介したおすすめの掃除アイテムも使っていくので、その点も注目していただけるとよりわかりやすいと思います。
シンクや蛇口は毎日簡単なひと手間を
シンクや蛇口は食器用スポンジや洗剤を使い、食器洗いの最後に毎日洗うことがおすすめです。
端っこに溜まった食材カスや洗剤は、放置していると生臭いニオイやぬめりの原因となります。洗剤で洗うのがどうしても面倒であれば、汚れがないようにしっかりと水で流すだけでも効果的です。
シンクや蛇口が乾いた頃にぽつぽつと現れる水垢にはクエン酸水です。大体200mlの水に対してクエン酸小さじ1杯程度のものを使用しましょう。クエン酸水を吹きかけてから30分ほど放置して乾いたタオルで拭き取るだけです。
この時、ストッキングを使うとよりピカピカに仕上がります。水垢を防ぐためにも、シンクや蛇口を使い終わったら水分を拭き取っておくと水垢がつきにくくなります。
撥水効果のあるスプレーを使用するのも同様に効果的です。
排水溝の嫌なニオイは重曹とクエン酸で撃退
キッチンからなんとなく腐ったようなニオイがするときは、排水溝が原因かもしれません。
簡単な汚れであれば、シンクや蛇口同様に食器用洗剤で擦れば汚れを落とせます。しかし、どうしても届かない場所などは漂白剤などを使用します。
先ほどおすすめアイテムとして漂白剤を紹介したのですが、ここでは漂白剤はできるだけ使いたくない方のために重曹とクエン酸を使った掃除方法を紹介しましょう。
- まず重曹の粉を排水口に振りかけます
- 底にクエン酸を溶かしたぬるま湯を重曹全体にかけます。
- するとシュワワと泡が発生するので後は少し待つだけです。
この泡が汚れを分解して浮かせてくれますので、泡が落ち着いたら水で流しましょう。この掃除方法を行っているときは換気は忘れず行ってくださいね。
ガスコンロ・IHはそれぞれ別の方法で
ガスコンロは、五徳などはずせるものは外して重曹水に浸け置きして洗いします。ガス台は重曹水をスプレーをして拭き取りましょう。
拭き取る際にはストッキングを使うとより効果的です。仕上げには水拭きと乾拭きを行っておくことも忘れないように。
HIコンロの場合は、丸めたラップとクリームクレンザーがおすすめです。HIコンロにクリームクレンザーをたらして、丸めたラップでくるくると優しくこすります。
油や調味料の飛びはねもきれいに落とすことが出来ます。最後には濡れ布巾でクリームクレンザーが残らないようにしっかりと拭き取っておきましょう。
魚焼きグリルは使用直後のこまめな掃除
ニオイや汚れが気になるけどなかなか掃除する気になれない魚焼きグリルこそ、汚れがこびりついてしまう前にこまめに掃除をしましょう。
魚焼きグリルの掃除ははずせるものは全て外して、マンゴースポンジを使います。絶妙な凹凸や編みの部分にマンゴースポンジの切れ目がジャストフィットするのでとても洗いやすいです。
床や壁の飛びはねには万能な重曹スプレー
意外と見落とされがちなのが床や壁です。キッチンの床と壁は油汚れ、調味料汚れ、蒸気など目に見えない汚れが少しずつ溜まってしまう場所です。
軽い汚れであれば濡れ布巾でも十分ですが、重曹スプレーを使うとより軽い力で汚れをごっそりときれいにできます。
拭き上げるときにはバラバラの方向で拭くのではなく、上から下に一方向に拭くと汚れを引き伸ばすことにならず、どこを拭いたかわかりやすいのでおすすめです。
仕上げの水拭きを行う際にも一方向に拭くことを意識しましょう。
食器などを洗ったついでに少しずつ毎日掃除を!

汚れを放置していると、どんどん落としづらい汚れになってしまうことはもちろん、いざキッチンの掃除をやろう!と思うと少し面倒くさいなと思ってしまいますよね。
なるべく掃除の手間を省くためにも、毎日一箇所ずつで構わないので、食器を洗ったついでにささっと掃除しておきましょう。
作業台やシンクは使ったら拭くといった習慣をつけて、月に1回程度しっかりと洗う日を作っても良いかもしれませんね。ちょっと煮込んでる途中にささっと拭き取ってもいいでしょう。
キッチンの掃除に関しては汚れをためないことが大切です。少しずつこまめな掃除を行う癖をつけていきましょう!
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