将来のためや欲しい物の為など節約をする理由は様々ですが、節約をする目的は「お金を貯めること」でしょう。
節約をするとなると「どうお金を使わずに貯金にまわすか…」を考えると思います。しかし、節約には正しいやり方と間違ったやり方があります。
間違ったやり方で節約を続けてしまうと、逆にお金を使ってしまう事態になりかねません。節約はマラソンです。短い期間で終わるものではなく、長期間の勝負となります。
あなたの節約術は間違っていませんか?
間違った節約はお金が貯まらない
間違った節約を行っていると、お金が貯まらないどころかどんどん減っていってしまいます。
「節約をしているはずなのに、貯金が減っている」
こう感じている人は、今一度の節約方法を見直して見ましょう。
闇雲に節約を始めない
節約を始める前にまず行うこと、それは正しい節約術を知ることです。
正しい節約術を知るということは、節約の成功者がどのような節約を行っているかまずは手探りでいいので調べてみましょう。
今はネットが普及いているのでいろいろな人の成功談や失敗談を聞けるというのはとても大きなメリットです。
疲れてしまう節約はしない
先ほども言いましたが、節約はマラソンです。短期決戦でなく長期決戦となります。
そのため、無理をしすぎる疲れてしまう節約は続かないということを覚えておいてください。
疲れる節約は主に4つのパターンがあります。
- 体に悪い節約
- 信用を失う節約
- 楽しみを削る節約
- 踊らされる節約
これらに該当する節約は長続きしないことが多いので、避けたほうがよいでしょう。
あなたは何個当てはまる?間違った節約方法8つ
それではいよいよ間違った節約方法を8つ紹介します。
これらは絶対にしてはいけない方法ではありませんが、この方法での節約は長期間続けることが難しくなってしまいます。
そのため、出来る限り避けたほうが無難です。
(1)食費を削る
人は日々活動するためにはエネルギーが必要で、そのエネルギーを食事でまかなっています。食費というと削りやすい部分だとは思うのですが、削りすぎには注意です。
現在の食生活が外食やコンビニ飯、テイクアウトなどで済ませているのであれば、自炊に切り替えましょう。この程度の食費を削るくらいであれば問題はありません。
しかし、1日1食だけの食事やもやし炒めだけなど、削りすぎた食事や栄養バランスの整っていない食事はその時は食費を削ることが出来るので、一見節約が成功しているように感じるでしょう。
ただ、そんな毎日を過ごしていると病気がちになってしまったり、最悪の場合は栄養失調で倒れてしまうことがあります。そうなれば当然ですが、病院に行き治療を受け薬をもらいますよね?それら全てにお金がかかります。
その時の金額はおそらく食費の節約分以上の出費になることは確実です。食費は削りすぎず、毎食栄養バランスの取れた食事が問題なく食べれる程度の食費は確保してください。
(2)お小遣いは0円
こちらも、多すぎるお小遣いは削ることをおすすめしますが、削りすぎは要注意で、0円とするのはかなり危険です。
- 本当にお友達と一度も食事に行きませんか?
- 一度も飲みに行ったりしませんか?
- 新しい洋服や靴を買ったりしませんか?
- コンビニでちょっとしたお菓子を買ったりしませんか?
- 欲しい物全てを我慢できますか?
おそらく難しいでしょう。
お小遣いがあれば、毎月やりくりをしつつこれらにお金を使うでしょう。じゃあお小遣いが0円だったら…?
全てを我慢することは無理なので、何処からかお金を持ってきますよね。おそらくのそのお金は家計や貯金から「今回だけ」と支払いをしてしまうでしょう。
お小遣いがないというのは、「自分が自由に使える予算の再現がない」ということです。気がついたら、家計や貯金をかなり使っていた…ということになります。
そうなるのであれば、初めから「自分が自由に使える予算」を設定しておいてその中でやりくりする方法を見つけるほうがお小遣い0円よりずっとうまい節約です。
(3)手元にお金を置かない
手元にあるとすぐお金を使ってしまうから、使わないお金は口座に入れておいて必要になったらATMなどから引き出す。このような方法をとっている人は要注意です。
お財布にお金がなくなると口座からお金を下ろすのですが、その時は取引手数料は0円ですか?お金を引き出すだけで110円や220円を毎回払っているとかなりの金額になっていきます。
また、何かあっては困るからと本当に必要な金額以上に引き出してしまい使ってしまいます。
おすすめは、月に1回お金を引き出し、封筒などでお金を振り分けるなどして、必要に応じて封筒からお金を出すほうが手数料なども最小限で済みます。
(4)安いものだけを買う
日本には「安物買いの銭失い」という言葉があります。安いものを買うと品質が悪かったり、すぐに壊れてしまったりして結果的にお金を失い、損をしてしまうということです。
だからといって何でも、高級なものを買い揃えればいいというわけではありません。安すぎも注意ですが、高級なものでは節約にはならないのです。
また、安いだけを見ているとセール品や値下げ商品を買うことが良いと思う思ってしまうと安いというだけで本当は必要のないものを買ってしまうことがあります。
安すぎず、高すぎず品質の良いものを購入することがポイントです。
(5)教育費を削る
こちらは子どもがいる場合となります。人生100年と言われる現在、子どもには十分な教育を受けさせてあげるほうが結果的にお金を稼ぐ力をつけることになります。
お金持ちの中には子どもへの教育費を”投資”と例える人がいるほどです。親が見栄をはりたい、自慢したいという理由で子どもが望んでいる以上の高等教育を受けさせる必要はありません。
しかし、子どもの将来の為にも子どもが望む教育は受けさせてあげるべきでしょう。
(6)自己投資をしない
現在は風の時代と言われるほど時代の流れは早く、日々情報収集を行っていなければ時代に取り残されてしまうかもしれません。
勉強とは学生がするものという考えはもう古いです。今では社会人になっても学生時代に学んだことの学び直しが必須です。
自己投資は知識面だけではなく、健康面でも必要となっています。平均寿命が伸びている中、健康寿命はそれほど伸びてはおらず、寝たきりの期間が長くなっているのが今の日本です。
ジムなどに通い、自分の健康に投資することも将来には必要となっています。
(7)セール品の買いだめ
トイレットペーパーなどの賞味(費)期限や使用期限がない場合であれば、セールで買いだめを行ってもゆっくり使うことが出来るでしょう。
注意すべきは、賞味(費)期限や使用期限がある飲食物や洗剤などです。
買い込みすぎて使えなくなってしまい捨ててしまったなどが、最も節約から遠く無駄遣いとなってしまうのです。
セールだからと無闇に買い込むのではなくセールのときには必要な分だけ、買いだめはやりすぎず使い切れる程度に。これを守るようにするのが一番の節約です。
(8)毎日スーパーへ行く
スーパーでは毎日何かが安売りされていますよね。かと言って毎日こまめな買い物は意外と節約にはならないことを知っていますか?
スーパーなどに行くと必要なもの以外に、本当はいらないものをついつい購入してしまう事が多いです。スーパーもそれを狙って商品配置を行っているので、当然といえば当然のことなのですが…
そのため、毎日ちょこちょこ買い物に行くよりも3日に1日、週に1回などの頻度で買い物に行くほうが結果的には節約に繋がります。
「やればいい」というわけでもないのが節約
節約は、とにかくやればいいというものではありません。
間違った節約は金を貯めるどころか、貯められたはずのお金を使ってしまうという事態になりかねません。
節約をすることはとてもいいことなのですが、間違った節約方法だけは避けるようにしてくださいね。