ANAには「マイル」と「ANA SKY コイン」という2つのプログラムがあります。マイルは知名度が高いですが、ANA SKY コインについてみなさんはどのくらい知っていますか?
「ANA SKY コインの名前は知っているけれど、正直マイルとの違いが分からない…」という方もいるかもしれません。今回は、そんなANA SKY コインの使い道や上手な活用方法、「こんな人にはANA SKY コインがおすすめ」というパターンを紹介します。
どんなときにANA SKY コインを使うべきか、持っているマイルを交換すべきか悩んでいる方は必見です。あなたの飛行機の乗り方、ANAサービスの使い方にあわせてANA SKY コインを活用してみてくださいね!
ANA SKY コインって何?
ANA SKY コインは、ANAの航空券や旅行商品の支払いに使うことができる電子クーポンのサービスです。保有するマイルを1マイル=1コインに交換することができ、交換したコインは10コイン(10円)単位で、航空券や旅行商品の支払いに充てることが可能です。
なお、10,000マイル以上の交換を行う際は交換率がUP!最大1.7倍もの交換率となります。ANA SKY コインへの交換率UP方法が気になる方はこちらの記事もご参照くださいね。
ANA SKY コインの貯め方
1マイル=1コインで交換できる電子クーポンのANA SKY コインですが、貯め方は「マイルから交換」だけではありません。
「交換するマイルが貯まるほど飛行機に乗っていないし…」と思った方こそ、他サービス経由で思わぬ貯め方ができるかも。マイルより交換できるポイントサービスの種類も多いため、ぜひチェックしておきましょう。
- ANAマイルから交換
- 提携ショップのサービスの利用
- ANAマイレージクラブ アプリ内でガッチャを回す(抽選で30,000ANA SKY コインGETのチャンスあり)
- アップグレードポイント1ポイント=ANA SKY コイン1,000コインに交換する
- ANAアメリカン・エキスプレス(ゴールド・プレミアム)のカード利用額に応じて獲得する
- 提携ポイントサービスから交換する
「提携ポイントサービスから交換する」にて交換できるポイントサービスは15種類。nanacoポイントやセゾンの永久不滅ポイント、エポスポイントなど有名サービスがほとんどなので、自分が使っているサービスがあるか確認してみましょう。
ANA SKY コインの使い道
ANA SKY コインの使い道は、冒頭の通り「航空券」、「旅行商品(国内ツアー・海外ツアー)」の2つ。いたってシンプルですので、「主に航空券の支払いに使えるコイン」と覚えておきましょう。
マイルよりは使い道の選択肢が少ないものの、少額(10円)から支払いに使えますので、小回りの利く使い勝手の良さではマイルに勝るかもしれません。
また、差額は現金やクレジットカードで支払えるので、残った中途半端な数のマイルの使い道としても有効ですね。
ANA SKY コインを利用する上での注意点
マイルや他社ポイントなどから交換できて、支払いに使える便利なANA SKY コインですが、利用する上で押さえておきたい注意点もあります。
一度交換するとマイルに戻せない
マイルやポイントなどを一度ANA SKY コインに交換すると、もう一度マイル等に戻すことはできません。本記事を読んで、ANA SKY コインでできること・マイルでできることを把握したうえで、交換してANA SKY コインを活用すべきか考えましょう。
マイルよりは使い道が少ない
ANA SKY コインは前述の通り「支払いに使えるコイン」です。用途はシンプルで、「航空券」「旅行商品」に限られます。普段からマイルを貯めている、使っている人ならイメージしやすいかもしれませんが、マイルの場合は使い道の選択肢が大きく広がります。
マイルならではの「特典航空券」はもちろん、各種ショッピングやサービスのクーポンにも引き換え可能です。航空券以外にも使いたいと考えている方は、マイルのままにしておいたほうがよいでしょう。
家族分のANA SKY コイン合算はできない
家族それぞれのANA SKY コインが貯まっているからといって、合算して使うことはできません。「ANAカードファミリーマイル」に登録している場合のみ、家族のマイルを合算してから、まとめてANA SKY コインに交換することが可能です。
ANA SKY コインはこんな人におすすめ
ANA SKY コインの貯め方や使い方や、注意点を確認していきましたが、どんな人であればANA SKY コインがおすすめといえるのでしょうか。
ここからは、ANA SKY コインを使うべきおすすめな人5パターンを紹介します。自分に当てはまるかイメージしながら見てみてくださいね!
有効期限間近のマイルがある人
ANAマイルの有効期限は最終利用月から36ヵ月後の月末まで(3年間)とされています。せっかくコツコツ貯めたマイルなのに、有効期限までに使い切れずに失効してしまったらもったいないですよね。
そんなときは、使い切れないマイルをANA SKY コインに交換しましょう。ANA SKY コインの有効期限は交換月より12カ月目の末日まで(1年間)。つまり、マイル失効直前に交換すれば、有効期限を実質1年間延長することができるのです。
人気路線や大型連休時に航空券を予約したい人
マイルを使って「特典航空券」を予約しようとしても、人気路線や大型連休時はなかなか取れなかった…という経験がある方もいるでしょう。
ANA SKY コインであれば、人気路線や大型連休の予約も大丈夫!特典航空券としてではなく、あくまで通常の航空券を予約するときに支払い手段の1つとして活用できるサービスなので、空席さえあれば必ず予約することが可能です。
ANAプレミアムメンバーを目指している人
ANAプレミアムメンバーになるには、年間の搭乗実績を積んで「プレミアムポイント」を貯める必要がありますが、ANA SKY コインを利用して航空券を予約すると、マイルとプレミアムポイントの二重取りができます。
マイルを活用した特典航空券で飛行機に乗ってもマイルは貯まりませんので、この点はANA SKY コインのほうがおトクといえるでしょう。貯めたマイルでさらにマイルを貯めていくことができるため、ANA SFC 修行をしている方におすすめです。
他のポイントサービスでのポイントを活用したい人
「貯め方」で紹介の通り、ANA SKY コインは他のポイントサービスから交換することが可能です。
「他ポイントサービスでポイントが貯まっているけど、使い道がない」「これからはマイルを貯めていきたい」という人は、まずANA SKY コインに交換してみるのもいいかもしれません。
おトクに航空券を購入したうえで、マイルも貯めていくことができますよ。
少しのマイルもムダなく1マイル単位で使い切りたい人
「おトクらし」を普段からチェックされている方は、「ちょっと余ったマイルやポイントも無駄にせずおトクに使いたい!」と思う方もいるかもしれませんね。
マイルを特典航空券に交換する場合は5,000マイルからが対象となるため、「そんなに貯まっていないけど有効期限が近い」という場合、有効活用の手段としてANA SKY コインがおすすめです。
1マイル単位で1円としてANA SKY コインに交換できるため、少しのムダもなく余ったマイルを使い切ることができるでしょう。なお、交換したANA SKY コインの有効期限は1年間なので、交換後に使い忘れのないように気を付けましょう!
使い方によっては便利!ANA SKY コインを使いこなそう
本記事では、ANA SKY コインの貯め方や使い方、ANA SKY コインを使うべきおすすめな人について詳細に紹介しました。
マイルとよく比較されるANA SKY コインですが、使い方やシーンによってはマイルよりも便利になることが多々あります。改めて、ANA SKY コインを使うべきおすすめな人5パターンをおさらいします。
- 有効期限間近のマイルがある人
- 人気路線や大型連休時に航空券を予約したい人
- ANAのプレミアム会員を目指している人
- 他のポイントサービスでのポイントを活用したい人
- 少しのマイルもムダなく1マイル単位で使い切りたい人
当てはまるものはありましたか?マイルとANA SKY コイン、違いを理解して賢く使いこなしましょう!