【無料】フランス映画がスマホやPCから鑑賞できる「マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル(MyFFF)」が2023年も開催

当ページのリンクには広告が含まれています。
無料でフランス映画が観れる?スマホやPCから鑑賞できる「マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル(MyFFF)」が2023年も開催

東京国際映画祭やカンヌ国際映画祭など、映画祭の存在が世界的に広がり一般的にも有名になりましたよね。

そんな数ある映画祭のなか、スマホやパソコンなどインターネットの環境があれば自宅や遠距離からでも作品が鑑賞できる「マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル(MyFFF)」が13回目を迎え、2023年も開催されました。

期間は2023年1月13日から2月13日まで。長編から短編まで数多くのラインナップが揃っており、短編作品はなんと無料!しかも各国の字幕が備わっているため日本語も付いてて安心して観れますよ。

今回は「マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル(MyFFF)」の作品を観る方法からおすすめ作品まで紹介します。

目次

「マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル(MyFFF)」とは?

「マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル(MyFFF)」とは?
出典:My French Film Festival

「マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル(MyFFF)」は、今年2023年に13回目を迎えたフランス語圏初の国際的オンライン映画祭です。

映画祭というのは基本的に劇場公開前の作品をお披露目して、配給会社やプレス、映画関係者へのプレゼンテーションが目的。コンペティションの意味合いもありグランプリを受賞した作品は箔(はく)が付き、公開前の宣伝に大いに使われます。

そういった背景から一般人が作品を劇場公開前に観る機会はないのですが、本映画祭はインターネット上が舞台となっているため誰でも何度でも観れるのが特徴です。

世界200各国で視聴でき、同時開催というワールドワイドな映画祭。時差や時間帯、場所を問わずネットに繋がる環境であれば誰でも鑑賞や参加ができます。

どうやって観るの?

「マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル(MyFFF)」は長編映画と短編映画の2つがあります。長編映画はチケットを購入すれば期間中いつでも観れる仕組み。

短編映画は長さが60分未満の作品が対象です。

出典:My French Film Festival

日本なら「U-NEXT」や「FOD」、長編だけなら「Amazon prime video」、短編だけなら「YouTube」など各プラットフォームから視聴できます。パソコンはもちろん、スマートフォンやタブレットでも視聴可能。インターネットに接続できるテレビがあれば大画面で観れます。

https://www.youtube.com/watch?v=uJLnuPwvG_M&list=PLINQuAfvtgNHFAeF7A9jYXPnaZynxgU6m

「マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル(MyFFF)」の公式YouTubeなら、監督や作り手のインタビューも観れるので気になる方はぜひチェックしてみて。

個人的におすすめのプラットフォームは、「公式サイト」です。

出典:My French Film Festival

名前とメールアドレス、国と言語を選べば登録完了。一度登録すれば毎年利用できます

また、YouTubeなどのプラットフォームでは日本語字幕が付いていない作品もあり、YouTubeの自動翻訳を設定して観ることになります。

「公式サイト」なら字幕設定を日本語にするだけで、仏語翻訳者が翻訳した字幕が表示されます。機械翻訳と比べて人間のプロの翻訳は作品の意図が掴みやすくなるので、違和感なく鑑賞できるのもポイントです。

実際に見終わったエンドロールには、翻訳者の名前も掲載されているので意識して見てください。

長編映画の楽しみ方

映画祭の真骨頂は、やはり長編映画でしょう。「マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル(MyFFF)」では7.99ドルで30日間いつでも何度でも見放題のレンタルパック制となっています。

出典:My French Film Festival

特に毎回映画祭では長編10作品と短編10作品を対象に「コンペティション」が行われます。「公式サイト」なら視聴者も「投票(VOTE)」できるので、観終わった後に気に入った作品があれば1票を投じてみるのも参加意識が高まって楽しいですよ。

映画祭終了後に「国際審査員賞」、「国際報道機関賞」そして、投票からもっとも支持を集めた「観客賞」が決まるので、あなたの1票が受賞に繋がるかもしれません。

おすすめ短編作品

とはいえ、「映画祭なんて初めてでどの作品を観ればいいかわからない」、「前衛的な作品は苦手」という方もいらっしゃるでしょう。

そういった方は、無料且つ1作品が15分程度、長くても30分から60分未満の短編映画から視聴を始めてみませんか?

ここでおすすめの短編映画を3つ紹介します。

バイバイ(partir un jour)

https://www.youtube.com/watch?v=TvHxPbVxQOA

スタンダードなフランス映画です。パリに住む作家の主人公が両親の転居の手伝いのため田舎に戻ると、昔の想い人に再会するという王道ストーリー。

両者とも大人になり家族を持っている身。一線を越えた男女の仲にはならず、あの頃の思い出を語り合いながら昔を懐かしむという素敵な作品です。

語り合う場所もカフェや公園じゃなく「夜のプール」なのもフランス映画っぽくて幻想的でオシャレ。ただ何となく観ていても目で楽しめるのも特徴です。

ラストは2人の想いを遠距離で確かめ合うと共に、戻らない時間に恋慕する苦味を感じる大人の映画となっています。

※公式サイトはこちら

美しき大河(BELLE RIVER)

2つ目はドキュメンタリーはいかがでしょうか。
アメリカ合衆国にあるルイジアナ州・ピエール・パートの街を舞台にした作品。まずアメリカにピエール・パートという街があるのを本作で知ったのと同時に、人口の39.3%がフランス語を話すというアメリカでもかなり珍しい街です。

ミシシッピ川の水位が上がり、床上浸水した状態で暮らす人々。そんな街の様子と気候変動による危機を住人の言葉と共に映した作品となっています。

ドキュメンタリーというと辛辣で心が痛む内容が多いなか、本作は優美な自然風景とそこに溶け込む穏やかな住人の姿に神秘性を感じ、むしろ見惚れてしまいます。

大きな課題を抱えているにも関わらず達観した情景によって、問題意識を高めてくれる気がしました。5分程度で観れるので頭を使わずボーっと観たい方におすすめです。

※公式サイトはこちら

僕たちの城(NOUS N’IRONS PLUS EN HAUT)

最後はブルターニュ地方の長閑な農園を舞台にした自然美が見所の作品。農家には2人の子供しかおらず、”2階に上がってはいけない”というルールがありました。基本2人の子供しか登場しません。

話が進むうちに隠された秘密に観ている側も気づいていくのです。なにより子役2人の演技がとにかく素晴らしく、演技力によって見ごたえのある作品に仕上がっています。

ラスト、点と点が繋がった瞬間の鳥肌は忘れられません。ガッツリしたミステリー作品を観たい方はこちらをご覧ください。しかも本作は実話を元に作られたそうです……。

※公式サイトはこちら

無料で観れる作品多数!おうち時間にぜひ

おうちで映画鑑賞

スマホやパソコンから観れるオンライン映画祭「マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル(MyFFF)」。筆者は1回目から参加していますが、毎年ユーザビリティが高まりどんどん見やすくなっています。

さらに、1月27日から29日の3日間はオフラインのイベントも開催されます。アンスティチュ・フランセ東京では過去の受賞作から3本と、2023年のラインナップから4本をピックアップして上映。劇場の大きなスクリーンで観たい方は詳細をご確認ください(詳細はこちら)。

コンペティションもあって投票した作品がのちに話題になると嬉しく感じる「マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル(MyFFF)」。短編作品は無料で鑑賞できるのもあってお得感もあります。寒い冬の時期、お風呂やコタツに入りながらまったり映画を楽しんでみませんか?

参照:My French Film Festival

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

身長190センチの編集者・ライターです。『190センチの世界』という本を上梓しています。

アンドロイドスマートフォンサイトの編集長を10年以上務めました。またポイントサイトの会社に所属していたのでお得情報にも目がありません。

趣味は旅行。特に海外は30ヶ国近く渡航しておりマイルやラウンジ情報の知見もあり。知っていれば損しないTIPSもご紹介します。毎日の生活が潤う素敵なサービスをお届けしていきますね!

目次