SNSで話題の袋分け家計簿と封筒貯金ってなに?家計簿に挫折した人でもはじめやすい管理方法

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SNSで話題の袋分け家計簿と封筒貯金ってなに?家計簿に挫折した人でもはじめやすい管理方法

「家計簿がなかなか続かない。」「ズボラでもできる家計管理の方法はないかな?」など、お悩みの方も少なくないでしょう。

細かい家計簿はつけるのが面倒くさくなり、途中でやめる方が多い傾向です。そこでおすすめなのが、残高の見える化ができる「袋分け家計簿」。

今回の記事では、袋分け家計簿がおすすめな人や「袋分け家計簿」と貯金が上手になる「封筒貯金」のやり方などを紹介します。

この記事を読めば、家計管理が苦手で貯金ができなかった方でも、貯金ができるようになるでしょう。

目次

SNSで話題の袋分け家計簿とは?

キーボードと封筒に入ったお金

最近SNSで話題の袋分け家計簿ですが、実際どのようなものかピンとこない方も多いでしょう。袋分け家計簿とは、固定費や変動費の項目ごとに予算を決め、その予算ごとに封筒やファイル、リフィルなどを用意し、現金を振り分けて管理する方法です。

予算と比べて使いすぎていないか、あとどのくらい使えるのかなど目に見てわかるので、使いすぎ防止につながります。また、銀行でお金を下ろすタイミングは基本給料日だけなので、無駄に手数料を払うことも少なくなるでしょう。

最初は少し手間に感じる管理方法かもしれませんが、一度仕組みを完成させると後々管理が楽になります。お金を絶対に貯めたい方にはおすすめの方法です。

袋分け家計簿がおすすめな方の特徴

お財布の中身を確認する女性

袋分け家計簿は簡単で多くの方におすすめしたい家計管理方法ですが、中には合わない方もいるでしょう。

そこで、実際に袋分け家計簿がおすすめな方の特徴を紹介します。

  • あとどのくらい使えるのか見える化したい方
  • 細かい管理が苦手な方
  • お金を見たり、数えたりするのが好きな方

袋分け家計簿の最大の魅力が、その月に利用できる額が見える化できることです。残高を見える化すると、お金のコントロールがしやすくなり、使いすぎ防止になります。

また、決めた予算内なら使い切っても問題ないため、何にいくら使ったかメモする必要がありません。そのため、細かい家計管理に一度挫折している人でも続けやすい方法です。

袋分け家計簿の始め方3ステップ

袋分け家計簿は3ステップで簡単に始められます。

  1. 1ヵ月の予算を決める
  2. 給与を振り分ける
  3. 1ヵ月の振り返りをする

最初の予算決めさえできてしまえば、あとは管理するだけなので難しくありません。誰でも簡単に始められるので、ステップごとに進めていきましょう。

ステップ1:月の収支を把握し、予算を決める

電卓

まずは、毎月の収支を把握しましょう。

1. 給与を書き出す
2. 先取り貯金する額を決める
3. 固定費がいくらかかっているか確認する
4. 変動費の予算を決める

まず、毎月もらっている給与を把握し、毎月貯金したい額を決めましょう。そして、家賃や光熱費、通信費など毎月固定して支払う必要のある額をまとめます。

【固定費の例】
・家賃・住宅ローン
・光熱費
・通信費
・各種ローン
・サブスクリプション
・お小遣い …など

ここまではすぐに把握できる方が多いでしょう。しかし、変動費の予算決めは人によって、すぐにわかる方とそうでない方に分かれます。なんとなくで問題ないので、ある程度予算決めができる方は、このまま予算決めを進めましょう。

予算が立てられない人は、まず管理したい変動費の項目を決めて、2週間ほど普通に生活してみてください。大体の利用額が把握できれば、変動費の予算を決めやすくなります。

または、給与から先取り貯金と固定費を差し引いて、変動費の項目を決めずに余った額を変動費の予算として生活するのも一つの方法です。

【変動費の例】
・食費
・日用品
・雑費
・外食、テイクアウト費
・美容費、化粧品
・娯楽費
・被服費 …など

こちらのほうがスタートを早くできるので、勢いがあるうちに実施したい人には合っているでしょう。もし、決めた予算を超えてしまっても、また予算を決め直せばいいだけなので問題ありません。まずは、スタートすることが大切です。

また、特別費を作ると予算外の出費にも対応できます。毎月予算どおりに物事が進むとも限らないので、余裕がある方は特別費もつくると心にゆとりがもてるでしょう。

ステップ2:給与を予算ごとに振り分ける

次に、予算ごとに給与を振り分けていきましょう。

口座から引き落とされるものはそのまま口座に残しておきます。先取り貯金も給与と同じ口座で管理する場合は、引き出さなくても問題ありません。

現金支払いが必要な固定費の分と変動費だけ、口座から引き出してください。あとは、予算ごとにお金を振り分けていきましょう。

予算分けの例を2つ紹介します。

例1:各項目で袋に分ける

「例1:各項目で袋に分ける」は、固定費や変動費の各項目に分けて管理する方法です。

【固定費】
・習い事の月謝代:5,000円
・駐車場代:6,000円
・保険代:8,000円

【変動費】
・食費:30,000円
・日用品:10,000円
・被服費:5,000円
・外食代:10,000円
・娯楽費:8,000円

例2:固定費と変動費の2つ分の袋を準備

一方、「例2:固定費と変動費の2つ分の袋を準備」はざっくり「固定費」と「変動費」でまとめて管理するため、細かい管理が苦手な方に向いています。

【固定費】
合計:19,000円

【変動費】
合計:63,000円

ご自身の性格やライフスタイルにあった振り分け方法を選択しましょう。

ステップ3:締日に1ヵ月の収支を確認・再調整する

最後に、ご自身で決めた締日に1ヵ月の収支を確認しましょう。
予算内に生活できた場合は、予算をもう少し減らして貯金に回したり、翌月に持ち越して特別費にしたりするのもいいですね。

一方で予算を超えてしまった場合は、再調整する必要があります。どうしても変動費が足りない場合は、固定費の見直しがおすすめです。

格安SIMへの乗り換えや電力会社の見直しなどが大きな固定費削減につながるでしょう。

キャッシュレス派でも袋分け家計簿は可能

スマホを持つ手

最近は、ポイントを獲得するためにクレジットカードや電子マネーなどキャッシュレス決済で生活されている方も多いでしょう。キャッシュレスの場合はさらにお金の管理が難しくなります。いつの間にか使いすぎて、家計が赤字という方も少なくありません。

一見、袋分け家計簿は現金派の方だけに向いているように見えますが、キャッシュレス派の方にもおすすめです。予算は同じように決めてもらい、袋をもう一つ準備します。その袋に、キャッシュレス決済した分の現金を各項目の予算から移しておけば、使いすぎることはありません。

お家銀行をイメージすればわかりやすいかもしれませんね。そして、カードの引き落とし前に封筒の中のお金を銀行に入金すれば、キャッシュレス派の方でも袋分け家計簿が可能になります。

封筒貯金も上手に活用するとお金の貯まる体質に

貯金をする夫婦

袋分け家計簿と似ている「封筒貯金」もお金の管理が苦手な方におすすめです。封筒貯金とは、毎月積み立てたい額を封筒で管理していく方法です。

生活防衛費だけでなく、旅行代やプレゼント代、教育費など今後必要になるお金を毎月コツコツ積み立てていきます。このように項目ごとに分けて貯金するメリットは、大きな貯金を取り崩さなくていいことです。

例えば、友達の誕生日にプレゼントを渡すために貯金を崩すと貯金額が減り、悲しく感じる方もいらっしゃいます。しかし、プレゼント代として貯めてきたお金なら、気持ちよくプレゼントを購入し、渡すことが可能です。

自宅で保管するのが不安な方はある程度封筒貯金が溜まってきた段階で銀行に預けるか、ネット銀行を活用して「目的別口座」を作るといいでしょう。あおぞら銀行BANKなら高金利で目的別に口座管理できるのでおすすめです。

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家計管理を仕組み化すると、貯金も簡単になる!

家計簿をつける女性

本記事でご紹介した袋分け家計簿は、残りのお金を見える化できるので、家計管理が苦手な方にもおすすめです。

また、キャッシュレス決済がメインの方でも、利用した額の現金を支払い用の袋に入れて管理し、引き落とし前に封筒のお金を入金する方法があります。このやり方なら、現金派でもキャッシュレス派でも袋分け家計簿を利用できます。

貯金も目的別におこなえば、必要なお金が見える化できるのでおすすめです。袋分け家計簿と封筒貯金は家計管理が苦手な人でも簡単に始められるので、今まで成功しなかった方も一度試してみてください。

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この記事を書いた人

アメリカの大学で経済・会計学を学ぶ。Associate degree(准学士号)を取得後、不動産事務やWeb広告営業など様々な業界を経験。

現在は、ファイナンシャルプランナーとしてWebライターの活動をしながら自身のブログやSNSで20代に向けた「お金の基礎知識」について発信をしている。

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