30代になると「そろそろ美白ケアを始めなきゃ」と思いますよね。気軽に始められるのは美白化粧水を使う方法ですが、どれを選べば良いのかわからない方もいるでしょう。
そこで今回は美白ケアを始めたい30代の人のために、化粧水の選び方をご紹介します。
あわせてプチプラの価格帯のものでもOKなのかも解説しますので、ぜひ参考にしてシミやそばかすを防いでください。
【30代】美白ケアができる化粧水の選び方のポイント
美白ケアができる化粧水はいろいろなメーカーから販売されていますが、続けやすくて効果を実感しやすいものを選ぶにはポイントがあります。
せっかくお金を出して購入したのに「イマイチだった」「効果がわからない」と感じてしまうのは避けたいでしょう。
ここからご紹介する4つのポイントを参考にして、使用感・効果ともに満足できる商品を見つけてください。
1.美白ケアに有効な成分が入っているものを選ぶ
「美白ケアができる!」とパッケージに書かれていても、美白ケアに有効な成分が入っていなければ、いくら長い期間使っても美白ケアはできません。
そのため、まず最初に美白有効成分が入っているかをチェックしましょう。
美白有効成分には、以下のようなものがあります。
- ビタミンC、ビタミンC誘導体
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メラニンの過剰生成、メラニンがすぐに黒くなるのを防ぐ
- 4-MSK
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メラニンを排出させる働きがある、資生堂の独自成分
- トラネキサム酸
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メラニンの色素沈着を防ぐ
- アルブチン
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メラニンを作るチロシナーゼの働きを抑制する
これらの有効成分が入っているかだけでなく、「医薬部外品」であるかも注目すべきポイントです。
医薬部外品は有効成分が一定量入っていることが認められた商品で、逆に言えば医薬部外品でないと、有効成分が少なく美白効果が実感できない可能性があるということ。
効率良くケアしていくためにも、できるだけ有効成分が入った医薬部外品である美白化粧水を選びましょう。
2.保湿力が高いものを選ぶ
肌が乾燥しやすい30代の方は、美白有効成分以外に「保湿力」にも注目すべきです。
肌が乾燥した状態が続くと、肌のバリア機能が低下して紫外線による影響を受けやすくなります。
紫外線による影響を受け続けると、美白化粧水を使っていても、シミやそばかす、くすみができやすくなってしまうので注意しましょう。
保湿力が高い成分には、以下のようなものがあります。
- ライスパワー®No.11
- セラミド
- ヒアルロン酸
- コラーゲン
- グリセリン
美白有効成分の他に、これらの保湿成分が入っているかを確認し、できるだけ多く入っているものを選びましょう。
3.肌へ刺激となる成分が入っていないものを選ぶ
敏感肌の方は肌に刺激となる成分が入っていないものを選びましょう。
化粧水は毎日使うものですから、刺激が強いものだと使い続けるほど肌荒れを起こすリスクが高まります。
敏感肌の方が避けたい成分は、以下の通りです。
- PG・エタノール
- メントール系
- 植物エキス
- 精油
PG、エタノール、精油は少量であれば刺激となりにくいですが、以前に肌荒れを起こした経験がある方は念のため避けたほうが良いでしょう。
4.続けやすい使用感・価格帯のものを選ぶ
美白ケアは始めてすぐに目に見えた効果が出るものではありません。3ヶ月は続けて使用するのがおすすめです。
そのため、続けやすい使用感・価格帯のものを選ぶことも忘れてはいけないポイントです。
使用感は化粧水ごとに異なります。たとえば、さっぱりとしたタイプのものもあれば、乳液に近いしっとりとしたタイプのものもあります。
自分の好みに合った使用感の美白化粧水を選びましょう。
保湿力に物足りなさを感じるならしっとり系を、ベタつきが気になるならさっぱり系を使用するのがおすすめです。
また、価格も重要なポイントとなります。肌の変化を感じるには最低3ヶ月同じものを継続したほうがいいと言われています。
そうなると2~3本は購入することとなりますし、効果を感じた場合その後も継続して購入することになります。
無理に高いものを購入し継続できないよりは、手の届く範囲の価格の中から選ぶ事が、継続するコツとなります。
30代になったらプチプラの美白化粧水はやめたほうがいい?
「毎日惜しみなく使いたいからプチプラ品がいいけど、30代になったら安いものはやめたほうがいい?」と、このように悩む方は少なくないはずです。
肌悩みが増えてくる年代である30代の方は、やはりプチプラ品ではなくデパコスを選ぶべきなのでしょうか?
「プチプラ=効果が低い」わけではない
中には「プチプラ=効果が低い」と思っている方もいるかもしれませんが、一概にはそうとは言えません。安い価格で提供できる理由はメーカーごとに異なります。
広告費やパッケージにかかる費用を抑えて安い価格で提供しているメーカーや、消費者が購入しやすいように利益ギリギリの価格に設定しているメーカーもあります。
特に「医薬部外品」と謳っている商品は効果が認められている有効成分が必ず配合されていますので、プチプラでも効果は期待できるでしょう。
ただし、有効成分の配合量はプチプラ品とデパコス品で差がある場合があるので、可能であれば配合量までチェックするのがおすすめです。
価格的に厳しいならデパコスよりプチプラを
先ほどもお伝えしたように、美白ケアは毎日コツコツと続けることがシミやそばかすを防ぐための鍵です。もしデパコスだと価格帯に続けるのが厳しいなら、迷わずプチプラ品を選びましょう。
商品によっても異なりますが、肌の変化を感じるためには3ヶ月ほど使い続けた方がいいと言われています。せっかくデパコスの美白化粧水を買っても、1ヶ月で辞めてしまっては、効果があったのかどうかが判断できないでしょう。
であれば、プチプラ品を購入し、3ヶ月以上使い続けたほうが、最終的に美白効果を実感しやすくお金も無駄になりません。
ただし怪しさを感じるプチプラ品はやめておくこと
このようにプチプラの美白化粧水は全て効果が低いというわけではないのですが、「怪しさ」を感じるものだけは避けるべきです。
たとえば、
- 口コミ評価がよくない
- 500mlで100円など価格が安すぎる
- 公式サイトがない
- ネットで調べても一切情報がない
このような特徴がひとつでもあれば、品質が保証されていない危険性があるので購入しないことをおすすめします。
30代におすすめの美白化粧水3選!
「美白化粧水を調べてみたけど、どれを選べば良いかわからない!」と悩む方のために、ここからは価格帯別におすすめの商品を3つご紹介しますので、ぜひ購入時の参考にしてください。
【プチプラ】肌ラボ 白潤プレミアム

商品名:肌ラボ 白潤プレミアム 薬用 浸透美白化粧水
参考価格:990円(税込)
肌ラボの「白潤プレミアム 薬用 浸透美白化粧水」は、シミができるもとである「メラノサイト」にアプローチする化粧水です。
薬用と記載がありますが、医薬部外品と同じ扱いとなります。
有効成分として「ホワイトトラネキサム酸」「グリチルリチン酸2K」を配合。保湿成分としてはビタミンC誘導体、ビタミンE、2種類のヒアルロン酸が配合されています。

サラッとしたテクスチャと、肌馴染みがよく、さっぱりとしたテクスチャが特徴です。ベタつきにくいため、重ねづけやコットンを使ったパックにも向いています。
無香料、無着色、鉱物油フリー、アルコールフリー、パラベンフリーと敏感肌でも使いやすい処方です。1本で1ヶ月〜1ヶ月半ほど使用可能なのでコスパは最高レベルでしょう。
【中間】オルビス ブライトローション
商品名:オルビス ブライト ローション
参考価格:1,782円(税込)
オルビス「ブライト ローション」は、メラニンしみの原因をブロックし、透明肌へ導いてくれる化粧水です。
美白有効成分として「L-アスコルビン酸2-グルコシド」、「安定型ビタミンC」が、透明感サポート成分として「パウダルコ樹皮エキス」「油溶性甘草エキス」、保湿成分として「グリチルリチン酸ジカリウム」「ヒアルロン酸ナトリウム」が配合されています。
無油分、無香料、無着色、アレルギーテスト済と、こちらも敏感肌でも使いやすい医薬部外品です。
【デパコス】Obagi(オバジ) オバジC リファインローション
商品名:オバジ「オバジC リファインローション」
参考価格:3,850円(税込)
オバジ「オバジC リファインローション」は、くすみだけでなく毛穴やざらつきもケアできる化粧水です。
こだわりの「アスコルビン酸」や保湿成分である「ミネラル型ビタミンC」「フラーレン」「アルコフィルム」「ドスムエキス」が配合されています。オバジの商品は医薬部外品ではありませんが、あえてしないことで高濃度のビタミンCを配合することに成功。
ビタミンCは紫外線を浴びる前に摂取するのが良いので、朝のスキンケアにおすすめ。ただし、レチノールと一緒に使用すると、レチノールの効果が弱まってしまう可能性があるため併用は避けましょう。
30代が美白のためにスキンケアをするときのポイント
自分に合う美白化粧水が見つかったらそれで終わりではありません。肌悩みが増えてくる30代の方は、スキンケアの方法が間違っていると肌荒れを起こしたり、反対にシミなどが増えたりする場合があるので注意しましょう。
ここからご紹介するスキンケアをするときのポイントもぜひ参考にして美白ケアを続けてみてください。
化粧水での美白ケア=今からできるシミをケア
美白ケアにおいて「美白化粧水を使う=シミが消える」と思っていたらそれは間違いです。有効成分入りであっても、得られる効果は「シミやそばかすを防ぐ効果」となります。
美白化粧水の役割は今からできるシミを防ぐことです。化粧水を使えばすでにできているシミを消せるわけではないので注意しましょう。
ただし、肌のくすみが緩和され肌色がワントーン明るく見えることで、すでにあるシミが目立ちにくくなることはあります。美白化粧水で「シミが薄くなった」と感じる方がいるのは、肌色が明るく見えるようになったことが関係していると覚えておきましょう。
使用量は適量を守る
化粧水を使う際の使用量は適量を守ることが効果をきちんと実感するために重要な点です。とは言え、化粧水の使用説明のところに書かれた使用量は、必ずしも自分の肌にとっても適量とは限りません。
まずは推奨されている使用量で使ってみて、多いと思うなら少しずつ量を減らす、足りないと感じるなら少しずつ量を増やすなどをして、自分にとってちょうど良い量を探していきましょう。量が少なすぎると肌が乾燥する原因に、多すぎるとテカリの原因になるので注意してください。
化粧水のあとは乳液やクリームが必須
時間がないからと、美白化粧水だけでスキンケアを終わらせていたら、今すぐ乳液やクリームをプラスしてください。
どんなに保湿成分がたっぷりと入った化粧水でも、油分の多い乳液やクリームでフタをしなければ、乾いてしまって水分を保持できません。
できれば美白有効成分の入った乳液やクリームが良いですか、なければ普通のものでも構いませんので、今日から化粧水のあとに重ねるケアに切り替えましょう。
肌に摩擦を与えないようやさしく塗る
化粧水を肌に塗るときは、肌に摩擦を与えないよう優しく塗るのがコツです。肌を擦るようにゴシゴシ塗ったり、強い力で肌を叩きながら塗ると肌に刺激を与えてしまいます。
摩擦や刺激は肌のバリア機能を低下させたり、シワや肌荒れを起こしたりするので、優しくそっと肌に塗ることを徹底しましょう。
コットンを使用するならヒタヒタに
美白化粧水は手ではなくコットンで塗る方法でも構いません。ただし、コットンに染み込ませる化粧水の量が少ないと、コットンを肌に当てるときの摩擦が肌にとって刺激となります。
刺激を与え続けると肌のバリア機能は低下し、冒頭で説明したように紫外線によるシミやそばかすができやすくなってしまうので注意が必要です。
コットンから化粧水がしたたるぐらいヒタヒタにしてから、優しくすべらせるようにして肌に当てましょう。
「毎日コツコツ」が大事
何度も言いますが、美白ケアは毎日コツコツ続けることが大切です。目に見えた変化が出にくいため、1ヶ月ぐらいでやめてしまう方もいるかもしれません。しかし、毎日続ければ数年後の肌に違いを感じられるはずです。何もしないと、5年後、10年後に大量の濃いシミに悩まされるかもしれません。
日焼け止めや日傘などの使用も忘れずに
シミやそばかすは紫外線を浴びるとできやすいため、美白ケアを始めるなら紫外線ケアも同時に行いましょう。紫外線ケアは日焼け止めや日焼け止め化粧下地、日傘、帽子などを使う方法がおすすめです。紫外線ケアをしないと、有効成分入りの美白化粧水を使っていてもシミなどができる場合があるので注意しましょう。
美白化粧水を上手に使って30代からの美白ケアに力を入れよう
肌が紫外線を浴びると、数年後になってシミやそばかすとして出てきます。そのため、今はあまりシミがない方は「美白化粧水はたまに使えばいいか」と思うかもしれませんが、それでは数年後にシミだらけの肌になってしまう可能性が。
30代からは特に乾燥などによって肌のバリア機能が下がり、シミができやすい肌状態になります。今のうちからきちんとケアをして、5年後、10年後にシミ・そばかすに悩まされないようにしましょう。