イオン系商業施設に出向くと、売り場の一角を占めているのが「イオンモバイル」。安くスマートフォンを使いたい人に人気のブランドです。
ところでイオンモバイルというのは、どんな種類の携帯電話ブランドなのかイメージをつかめるでしょうか?いわゆる3大キャリアではないですし、イオンモバイルに不安を覚える方もいるかもしれません。
この記事の目的は、次の4点です。
・毎月お得な料金プランの確認
・どんな層にも使い勝手がいい理由
・ポイントサイト利用でさらにお得になる方法
毎月のスマホ代を安くしたい方は、ぜひ参考にされてくださいね。
イオンモバイルとは?
イオンと聞くと、ショッピングモールを思い浮かぶ方が多いのはがないでしょうか。また、イオンモバイルを見かけたことはあっても、よくわからない方も多いでしょう。
この記事を読んでいる方は、イオンモバイルは「スマートフォンを売っているお店なのか?」「契約するメリットはあるのか?」など、きっと不明な点が多くあることかと思いますので、詳細を確認していきますね。
イオンモバイルは端末も扱う格安SIMブランド
イオンモバイルは「格安SIM」のブランドです。スマートフォン端末(Android)も扱っており、次のように利用できます。
- スマートフォン買い替え時期にドコモやauなど契約中の通信会社から契約替えして使う
- 現在使っているスマートフォンのSIMカードのみイオンモバイルに替えて使い続ける
- SIMフリー端末を買ってイオンモバイルでSIMカードを契約する
最新モデルのiPhoneやGoogle Pixelなども、イオンモバイルで扱ってこそいませんが、自分で用意すればちゃんと使えるということです。iPhoneは「12」まで、Google Pixelは「5」まで動作確認済です。
買い替えの人も、そうでない人も、思い立ったらイオンモバイルに替えることで月々の料金が安くなります。
イオンモバイルは大手回線を借りて運営
イオンモバイルは一般的な格安スマホ業態と変わらないのですが、さらに次の特徴もあります。
- 通信回線はドコモ、au回線を借りている(独自回線ではない)
- 大手通信会社の傘下ではない
- 格安系では珍しく、シニアや家族利用に注力している
3つ目の特徴について、「独身で単身の私にはイオンモバイルは関係なさそうだ」と思ったら早計です。イオンモバイルの料金プランはあらゆる層にお得な内容となっているので、後述します。
携帯電話の回線は、ドコモ、au、ソフトバンク、そして新たに加わった楽天モバイルのどれかを使って通信しています。キャリア以外の格安携帯・格安SIMのブランドは、これらキャリアの回線を借りているということになります。
イオンモバイルでは、ドコモ、au回線(契約により、いずれかを選ぶ)を借りて運営しています。安心ですが、大手の回線混雑時には、回線を借りている分、遅くなることがあるのはデメリットです。
また、最近では窓口を通さない「ahamo」などの格安ブランドが幅を利かせるようになりましたが、安くても不安に思う人もいるでしょう。この点、イオンモバイルがイオン店舗内にあるのは安心感につながります。
イオンモバイルのメリット
大手のセカンドブランド、格安SIMなど携帯電話のブランドも実に増えました。楽天モバイルやドコモの新ブランドahamoなど典型例ですが、新しいブランドほどシンプルな料金プランになっています。
シンプルゆえ、「家族」まとめての契約割引などはなくなる傾向にあります。その点、イオンモバイルは以下のメリットが挙げられます。
- 通信量10GBまで1GB刻みの設定で契約ができる
- 容量が余った場合、翌月に繰り越せる
- 家族で通信量をシェアできる
- ひとりでも「スマホ+タブレット」など通信量をシェアできる
- 60歳以上のやさしいスマホプランがある
さまざまな人が、自分なりに契約をカスタマイズできる点がイオンモバイルの最大のメリットと言えます。
イオンモバイルの料金プランとは?
イオンモバイルについての不安が消えたところで、ここからはイオンモバイルを使うメリットである料金プランについて深掘りしていきます。
豊富な料金プランがあるということは、シンプルさが犠牲になることでもあります。それでもイオンモバイルは、最大限豊富さとシンプルさを両立させようと努力しているようです。
月の通信容量を自分で設定「さいてきプラン」
イオンモバイルの最大の特徴が音声プランである「さいてきプラン」です。どういったプランなのか、特徴を見てみましょう。。
- 月の通信容量を1GB単位で決められる
- 10GBまでは1GB単位、それ以上使う場合でも細かく刻んでプランが選べる(最大50GB)
- 電話代は別料金(30秒11円またはかけ放題プラン)
GB(ギガバイト)と言われても、ピンと来ない人もいるでしょう。最近は他社でも「20GB」を容量のひとつの区切りに考えるプランが多くなっています。だいたい20GBくらいあれば毎月収まるだろうという基準です。
ただし、「自宅にWi-Fiが開通している」「外で無料Wi-Fiにつなぐことが多い」人なら、それほどは使わないわけです。環境によってご自身で通信容量を決め、さらにおトクなプランにするといいでしょう。
多くの人が満足できるという10GBを中心に、月額料金を4パターンご紹介します。
通信容量 | 月額料金(税込み) |
5GB | 1,298円 |
10GB | 1,848円 |
20GB | 2,178円 |
30GB | 4,158円 |
大手と比べてもかなりおトクと言えます。ちなみにドコモのahamoは、20GBまでで月額料金2,970円です(5分電話無料付き)。
そうは言っても「データ容量は使ってみないとわからない」と思われるかもしれませんが、さいてきプランなら翌月まで容量を繰り越せます。
数か月使えばすぐに最適が決まるはずですし、プランの変更も自由です。容量が足りなくなったら1GBあたり528円で購入もできます。
ネットだけなら「データプラン」
音声通話が付いた「さいてきプラン」のバリエーションとして、データ通信のみの「データプラン」もあります。
例えば、普段の電話はLINE通話しかしないという人はこれでいいでしょう。月額料金はさいてきプランより220円安くなります。データプランの場合、速度の低下があまり発生しないのは隠れたメリットでしょう。
家族で分け合える「シェアプラン」
イオンモバイルは、格安スマホなのに家族間のサービスがあります。シェアプランを選ぶと通信容量を家族で分け合えますし、もちろん翌月までの繰り越しも可能です。
こちらのプランも10GBまでは1GB単位、また最大50GBまで選べます。ただし、さいてきプランより基本料金は月額330円高くなります。
さらに次のSIMカード追加による月額をプラスするだけで、家族揃って使えます(電話利用の場合)。
シェアプランはひとりでも分けあえる
シェアプランを選んだ方は、必ず家族にシェアしなくてはいけないという決まりはありません。個人の持つ複数の端末において通信容量をシェアすることも可能です。
スマホ、タブレットの2台持ちの人が典型例ですが、単身の人でもイオンモバイルのシェアプランで恩恵を受けられます。
イオンモバイル契約するならポイントサイト経由がおトク
ポイントサイトとは、あらゆるサービスをネットから申し込むことで決められたポイントがもらえるサービスのこと。ポイントサイト内で貯まったポイントは現金やAmazonギフト券、Pontaポイントやdポイントといったその他ポイント、電子マネーなどに交換ができます。
2021年11月現在、ポイントサイトアメフリ経由でイオンモバイルの申込みをすると、37,000ポイント(3,700円相当)のポイントがもらえます。条件は、「音声SIM」または「音声SIM・音声SIM端末セット」を申し込むことだけです。
直接イオンモバイル店舗に行くのもいいですが、ネット経由の利点もぜひ活かしましょう。
イオンモバイルはあらゆる要望に至れり尽くせり
今回ご紹介した以外にも、シルバー層向けの各種プランがあります。イオンモバイルがシルバー層に優しいのは想像できるでしょう。
ガラケーから乗り換え組のための格安スマホプランや、LINE通話に不慣れな人のための音声オプションも豊富です。スマホ教室なども頻繁に開かれています。
とはいえ、ファミリー、さらに単身の人にも安い料金体系となっていることを今回の記事で確認できたかと思います。スマホに詳しい人も、まるでわからない人も、イオンモバイルはおすすめです。