現在多くの人がメインスマホとサブスマホという、いわゆる「スマホ2台持ち」をしています。仕事とプライベートを分けるため、または使い道によって分けるためと考えられますが、維持費を低く抑えるには、サブスマホを格安料金プランで選ぶことをおすすめします。
少し前までは、スマホは大手キャリアが一般的でしたが、今ではさまざまな通信事業者が参入しているため、1ヵ月使ってワンコインで済む格安料金プランがぞくぞく登場しています。
この記事では、その中からおすすめの7つのプランを選んで、それぞれの特徴と上手な使い方を紹介します。
今やスマホ2台持ちは一般的な時代に

格安SIMの広がりにより、以前は考えられなかったことですが、スマホを2台以上保有して使い分ける人が増えてきました。では、複数のスマホを同時に使うことに、どのようなメリットがあるのでしょうか。
スマホ2台持ちのメリット
最大のメリットは、やはり用途によって使い分けができることでしょう。仕事とプライベートの切り換えだけでなく、電話やアプリを使いながら、同時に情報を検索することも可能です。しかも万が一どちらかをなくした時でも、もう1台ですぐに探すことができます。
また、上手に使えばスマホ代を抑えられるかもしれません。例えばサブスマホを格安プランにしておき、データのやりとり専用として使います。一方電話したり決済処理をしたりする場合には、メインスマホを利用します。
こうした組み合わせで、それぞれにお得なプランを選択すれば、メインスマホ1台にまとめるよりも、コストを下げられる可能性があるのです。
スマホ2台持ちのデメリット
スマホを2台使うためには、当然2台購入しなければなりません。サブスマホを格安で購入するなどして、コストを抑える工夫をしないと、全体的な維持費が上がってしまうリスクがあります。
アカウント管理も複雑になるので、自分なりのルールを決めて2台を使い分ける必要があるでしょう。

ワンコイン(500円)程度で利用できるスマホ料金プラン
2台のスマホを上手に利用するためには、サブスマホの料金プランをできるだけ抑えることがポイントです。ここからは、サブスマホにおすすめの格安料金プランを7つに厳選して紹介します。
2022年7月より楽天モバイルの0円プランが廃止となるため、乗り換えを検討する場合の参考にもなるでしょう。
HISモバイル(月額198円~)

HISモバイルは、旅行会社のエイチアイエスが運営している格安SIMです。
ドコモ回線を利用でき、更に業界屈指の安さが魅力なSIMで、サブスマホ用に最適なSIMになっています。
ワンコインで収まるおすすめのプランは下記の3つ。
データ通信専用「ビタッ!プラン」 | 100MBまで198円 |
データ通信専用「データ定額440プラン」 | 1GB:440円(1GB追加200円) |
データ容量「自由自在」290プラン | 音声通話付き1GB:550円(100MB未満の月は290円) |
Wi-Fiがある環境でしか使わずデータ容量はほぼいらない、といった場合には「ビタッ!プラン」がおすすめです!
サブスマホを持つ目的が電話回線の追加の場合は「自由自在290プラン」が良いでしょう。
契約時には初回契約事務手数料として3,300円かかりますが、契約期間の縛りはなく解約手数料0円なので、短期間だけ必要といった場合にも使い勝手の良いSIMになります。
※余ったデータを翌月に繰り越したり、節約モードと高速モードの切り替え等はありません。
NUROモバイル(月額330円~)
NUROモバイルは、ドコモとauどちらの回線にも対応している、マルチキャリアのサービスです。魅力は「通信速度が早い」こと。
3GB 627円~40GB 3,980円と幅広い料金プランが用意されていますが、その中でもデータ容量0.2GBがお試しプランとして月額基本料は330円(税込)となっています!!
解約金・MNP転出手数料、月額基本料金など0円で、お試ししやすく解約しやすいのも魅力ですね。
なお、プランによってはドコモ回線に限定されることや、登録事務手数料3,300円のほか、SIM切り換え手数料がかかる場合がありますのでご注意ください。
IIJmio(月額440円~)
IIJmioも、ドコモとauとのマルチキャリアの格安スマホです。SIM機能とデータ量とを自由に組み合わせて、使い方に合った最適なプランを選ぶことができます。
最安値はドコモ回線のデータ通信のみのプランで、容量2GBが1ヵ月440円(税込)で使えます。毎月使いたいデータ量に合わせて、2GBから低料金のプランが準備されていて、他社からの乗り換えプランの場合、スマホ1台1,980円(税込)から購入できるキャンペーンも実施中です。
申し込み時に初期費用3,300円と、SIMカード発行・交換手数料がかかる場合があります。
参照:IIJmio
LIBMO(月額528円~)
LIBMOは東海地方を拠点とする株式会社TOKAIコミュニケーションズが運営している格安SIMで、ドコモの回線を利用しています。
一番の魅力は、データ通信のみのプランで容量無制限で528円(税込)という他社にはないサービスがある所!。データ通信速度が200kbpsに制限されますが、高速通信にこだわらなければ他社のどのプランよりもお得になります。
基本的には3GB・8GB・20GB・30GBのデータ容量と、データ通信のみのタイプと音声通話ありのタイプを組み合わせてプランを決めます。
3GBプランは月額980円ですが、ベースポイント+スマホ同時購入+光回線とのセットセット利用で最大56%OFFで月額430円となるキャンペーンも行っています。
こちらも500円以内で収まるプランとなっていますのでぜひご検討ください!
イオンモバイル(月額528円~)

イオンモバイルも、ドコモとauのマルチキャリアに対応しています。データ通信のみのプランなら1GBが月額528円(税込)で使え、10GBまでは1GBごとに細かいプランが設定されています。しかも余ったデータが翌月に繰り越せるほか、毎月の容量変更も自由です。
また、全国に200以上あるイオンの店舗が、販売と初期設定から、その後のサポートまで幅広く対応してくれる点も安心です。
執筆時点では、3,000WAONポイントがもらえる「イオンモバイル紹介トク」のキャンペーンを実施中です。ほかの格安スマホと比べると、料金プランが細かく分類されているので、選ぶ場合に迷うかもしれません。
参照:イオンモバイル
povo(基本料金0円+トッピング)

povoはau回線を使った格安スマホです。基本料金は0円で、そこに必要なデータをトッピングするという、非常にユニークな料金プランを提供しています。電話やSMSのみ使用するなら、その通話料と送信料以外はかかりません。
1ヵ月間の使用で考えると、データ容量3GBタイプをトッピングして990円(税込)というプランが最もお得でしょう。ただしそれぞれのトッピングは、利用可能な期間が限定されているので注意が必要です。
また、契約後180日間以内に有料トッピングを購入しないと、利用ができなくなる可能性があります。現在データトッピングがプレゼントされる「おともだち紹介プログラム」を実施中です。
各サービスを【利用回線・データ容量・料金】で比較してみた
ここで、今まで紹介してきた格安スマホについて、主な料金プランを比較してみましょう。料金はすべて税込表記で、基本的にデータ通信専用プランです。
格安スマホ | 利用回線 | 最安値プラン | 10GBプラン | 20GBプラン | 契約手数料 |
povo | au | 330円/24時間使い放題 | - | 2,700円 | - |
HISモバイル | ドコモ | 198円/100MB | 2,080円 | 2,080円 | 3,300円 |
NUROモバイル | ドコモ・au | 330円/0.2GB | 1,320円 | 2,090円 | 3,300円 |
IIJmio | ドコモ・au | 440円/2GB | - | 1,650円(ドコモ回線の場合) | 3,300円 |
イオンモバイル | ドコモ・au | 528円/1GB | 1,628円 | 1,738円 | 3,300円 |
LIBMO | ドコモ | 528円/無制限 ※最大速度200kbps | - | 1,991円 | - |
OCNモバイルONE | ドコモ | 550円/500MB | 1,628円 | - | 3,300円 |
通信各社ごとにプランの設定が異なり、直接比較できない項目もあります。あくまでも目安として参考にしていただき、詳細は各社の公式サイトでご確認くださいね。

おトクな料金プランには制限がある!工夫で乗り越えよう

格安料金プランでサービスを提供できるのは、それぞれの通信各社が利用条件を制限するなどして、運用コストを抑えているからです。サブスマホを選ぶ時には、スマホを使う目的をはっきりさせて、最適なプランを見極める必要があるでしょう。
さらに、自分なりに使い方を工夫することで、毎月の使用料金を抑えることも可能です。例えばデータ通信をよく利用する場合なら、Wi-FiやWiMAXを活用すれば、データ通信量を気にすることなくスマホを使えます。
ほかにもメインスマホのテザリング(iPhoneの場合は「インターネット共有」)機能を使ったり、電話を使用する時は無料通話アプリを利用するなど、細かい点まで使い方を見直せば、サブスマホのコストはほとんど気にしなくても済むレベルに抑えられます。
自分に合ったスマホのプランと、自分なりの使い方を組み合わせて、スマホの可能性を広げてみましょう。