だんだんと春らしい気温になってきて、5分丈のシャツや肩だしブラウスなど、露出のある服を楽しむ機会も増えてきました。そんな季節に一段とニーズが高まるのが「脱毛」ですよね。
最近では医療脱毛やエステ脱毛など、多種多様な脱毛サービスがあるため、ひと昔前に比べて誰もが気軽に脱毛しやすい時代になりました。そのなかでも、「できる限り価格を抑えたい」、「面倒な予約をせず好きな時に脱毛したい」といった要望に応えられるのが「セルフ脱毛」です。
今回はそんなセルフ脱毛について、メリット・デメリットや他の方法との比較、おすすめ脱毛器などを紹介します。
ひとくちに脱毛と言っても、方法によって費用や期間、効果は大きく異なるものです。本記事で違いを把握したうえで、自分に合った方法を選んでみましょう!
セルフ脱毛のメリット・デメリット

まず、セルフ脱毛のメリット・デメリットについて、10~50代女性300名を対象に行われた脱毛に関するアンケート(株式会社AIRA’S WAY社調べ)では、以下のような回答結果となっていました。

セルフ脱毛のメリットとして最も多かったのは「安い・コスパがいい」、デメリットとして多かったのは「処理しにくい箇所がある」でした。みなさんのイメージとのギャップはありましたか?
本章では上記調査で上がった項目を含め、メリット・デメリットを4つずつ見ていきます。なお、今回はセルフ脱毛のなかでも自宅で簡単にできる「家庭用脱毛器」を使った方法を想定して紹介します。
セルフ脱毛のメリット1:安い
セルフ脱毛を検討している方の大半が、「安さ」に魅力を感じているのではないでしょうか。そのイメージ通り、セルフ脱毛の費用は医療脱毛やエステ脱毛と比較して安価で、一度脱毛器を購入してしまえば、その後の毎月かかってくるランニングコストはほぼありません。
具体的には、医療脱毛やエステ脱毛といった「通い」の脱毛は20~30万円前後の費用が掛かり、回数払いや分割払いで支払っていくケースが多い一方で、セルフ脱毛(脱毛器)の費用は~10万円以下が相場です。
できるだけ掛かる費用を抑えて手軽に脱毛を始めたい、続けたいと思う方には、ぴったりの方法と言えるでしょう。
セルフ脱毛のメリット2:24時間365日いつでもできる
「安さ」と並ぶ大きなメリットとして挙げられるのが、「いつでもできる」という点です。
もちろん、医療脱毛やエステ脱毛も自分の都合のいいときに予約できる場合はあります。しかし、大手エステ脱毛サロンは人気が高く、数ヶ月先まで予約がいっぱいということもしばしば……。

筆者もエステ脱毛を利用していましたが、半年以上予約ができない状況が続いてしまっているため、セルフ脱毛をはじめとした別の方法を検討しているところでした。
家にいながら、気になったときにその箇所をすぐケアできることは、セルフ脱毛ならではの強みと言えるでしょう。
セルフ脱毛のメリット3:他人に身体を見られない
脱毛を検討している方のなかには、施術で身体を見られることに抵抗のある方もいるでしょう。実際、VIOを含む全身脱毛の場合、デリケートゾーンを含めた全身を他人に見せなければなりません。どんなに同性だとしても、人によってはなかなかハードルが高いと感じるかもしれませんね。
セルフ脱毛の場合は、自らの手で脱毛器をあてるため、VIOなどプライベートな箇所も他人に見られることなくケアできます。通いの脱毛では抵抗感やストレスがあるという方でも安心の方法と言えるでしょう。
セルフ脱毛のメリット4:同居人とシェアできる
清潔に取り扱うことを大前提として、家庭用脱毛器は同居人とシェアすることが可能です。親子で、姉妹で、ルームメイトと……など、同居人と共用することができれば、1人あたりの脱毛コストを抑えることができます。
身体に直接当てるものになるため、衛生面によく注意を払ったうえで、シェアする相手と相談してみましょう。最近は肌に触れる部分を取り外して交換できる脱毛器もあるので、シェアしたい場合はチェックしてみてください。
セルフ脱毛のデメリット1:効果が弱め
ここからはデメリットについて紹介していきます。まず挙げられるのは「効果」の観点です。一般に販売されている家庭用脱毛器は、安全面から医療脱毛やエステ脱毛より照射力の低い機械となっています。より強い効果や即効性を求める場合は、医療脱毛やエステ脱毛など、プロによる施術を検討しましょう。
一方で、家庭用脱毛器によるセルフ脱毛は全く効果が見込めないというわけではありません。時間はかかるものの、定期的・継続的に照射を行っていくことで効果が期待できます。また、照射力が弱いぶん、肌への負担が少ないことはメリットにもなるでしょう。
セルフ脱毛のデメリット2:調整やケアは自分で行わなければならない
家庭用脱毛器は照射力が弱いですが、どんな当て方をしても安全ということではありません。医療脱毛やエステ脱毛では、プロが照射パワーの調整やクーリング、保湿ジェルの塗布などを行いますが、セルフ脱毛ではこのような調整やケアは自分で行う必要があります。
脱毛器の種類によって、照射を行える部位やパワーは異なりますので、ケア方法なども含め、よく説明書を読んで安全に使いましょう。また、肌の強さは人それぞれのため、自分の身体と相談しながら、無理のないパワーやペースで照射を行っていくことが大切です。
セルフ脱毛のデメリット3:脱毛しにくい箇所がある
背中やVIOなど、自分では目視しにくい場所や手が届きにくい場所は、脱毛もしにくいと考えましょう。無理な姿勢や見えない状態で照射を行うと、肌トラブルになる可能性もあります。セルフ脱毛しにくい箇所だけ、医療脱毛やエステ脱毛でプロに任せる、というのも一つの手です。
特にVIOは毛根が太いため、家庭用脱毛器の照射パワーではなかなか毛が薄くなりにくい箇所です。多くの脱毛サロンでは部位ごとのサービスを展開しているため、気になるポイントだけサロンで依頼してもよいでしょう。
セルフ脱毛のデメリット4:継続力が試される
セルフ脱毛の億劫な点として、長期的かつ継続的なケアが挙げられます。脱毛器によって推奨頻度は異なりますが、1~2週間に1回、継続的に照射していきましょう。
セルフ脱毛は15~20回程度継続的に使用していると、だんだんと毛の薄い部位が出てきて、カミソリでの自己処理が不要になり、目に見える効果を感じやすくなっていきます。
最初のうちは全身くまなく高頻度で照射しなくてはならず大変かもしれません。しかし、脱毛効果が出てきたら頻度を下げていくこともできますので、初めは辛抱となるでしょう。
脱毛サービスごとの違いまとめ

ここまでセルフ脱毛のメリット・デメリットについて紹介していきました。
しかし、もちろんのことながら脱毛サービスはセルフだけではありません。ここで改めてサービスごとの違いを確認してみましょう。
項目 | セルフ脱毛(家庭用脱毛器) | セルフ脱毛サロン | エステ脱毛サロン | 医療脱毛クリニック |
照射を行う人 | 自分 | 自分 | プロ | プロ |
費用 | ~10万円 (脱毛器購入のみ) | 月5,000~1万円 (サブスク方式多数) | 10~20万円 (全身脱毛の場合) | 20~30万円 (全身脱毛の場合) |
照射威力 | 弱 | 中 | 中 | 強 |
時間の自由度 | ◎ | 〇 | △ | △ |
痛み | 弱 | 中 | 中 | 強 |
肌トラブルリスク | リスクあり | リスクあり | プロが施術するため低リスク | プロが施術するため低リスク |
プライバシー | ◎ | 〇 | × | × |
永久脱毛が期待できる医療脱毛から、もう少し手頃なエステ脱毛、エステの機械を自分で使うセルフ脱毛サロンなど、昨今の脱毛サービスはさまざまな種類がありますね。
しかしやはり、「費用」や「時間の自由度」の観点では、家庭用脱毛器を使ったセルフ脱毛が優秀です。できるだけ費用をかけたくない節約家の方は、家庭用脱毛器でコツコツと行うセルフ脱毛からトライしてみましょう!
おすすめ家庭用脱毛器3選

最後に、セルフ脱毛が気になってきた方へおすすめの家庭用脱毛器を3つ紹介します。いずれも大手メーカー製で口コミの多い商品をピックアップしていますので、脱毛器をはじめて購入する方はまずこれらのメーカーから選んでみるとよいでしょう。
エムテック 光美容器 KE-NON

KE-NON(ケノン)は国内累計利用者100万人超えと、大変人気の高い脱毛器です。他製品より大きめの照射面によって、少ないショット数で全身の脱毛ができることが最大の特徴です。
少ないショット数で全身をカバーできるということは、脱毛器の費用を1ショットあたりで割って考えたとき、「よりコスパが高い」ということになります。安価にセルフ脱毛ができる脱毛器のなかでも、さらにおトクなものを使いたいという方にぴったりの脱毛器でしょう。
なお、部位によって照射面のサイズを変えることができるため、大きな照射面では不安な場所でも安心です。また、家族や同居人とシェアする場合も、カートリッジの交換ができるようになっているため衛生的に使えますよ。
ヤーマン レイボーテ ヴィーナス

続いて美顔器業界でも大手の有名メーカーである「ヤーマン」の脱毛器です。この脱毛器最大の特徴は「防水」であること。日本初の「防水VIO対応光美容器」を謳っています。お風呂のタイミングで脱毛ができるので、実家など家族がいる場所でも、人の目を気にせず好きな日に脱毛することが可能です。
また、ケア日やお手入れ箇所を入力できる専用アプリもあるため、継続力が必要なセルフ脱毛において、頼れるパートナーとなってくれそうですね。
パナソニック 光美容器 光エステ

こちらも大手有名メーカーである「パナソニック」の脱毛器です。そのキャッチコピーは「ハイパワーなのに、低刺激」。こちらで紹介している「ES-WP98」モデルはパナソニック史上最高パワーかつ、従来品より20%の照射力UPとなっています。
ワキやVIOといった太く気になる毛のケアはもちろんのこと、男性のヒゲなどでも効果を発揮することでしょう。
一方で、肌刺激カットフィルターで肌への刺激を軽減したり、肌検知センサーで照射できない肌の色を検知すると照射が自動ストップしたりと、安全面の機能も充実。毛根がしぶといワキやVIOはデリケートな場所だからこそ、肌をいたわりながら照射できる脱毛器を選ぶとよいでしょう。
自分に合った脱毛スタイルで夏を迎えよう!

今回は家庭で行う「セルフ脱毛」についてメリット・デメリットなどを紹介しました。
費用や手軽さの観点に優れるセルフ脱毛ですが、すべてセルフで行うぶん、頻度の管理や肌ケアのやり方は自分次第です。「一人では続けていける気がしない……」という方には向いていないかもしれませんので、無理せず自分にあったやり方を選びましょう。
コツコツ定期的にケアできそうだと思う方は、ぜひおトクなセルフ脱毛にトライしてみてください!
また、「医療脱毛やエステ脱毛に通っていたけどやめてしまった」、「通い終えたのにまた毛が生えてきた」、「最近なかなか通えていない」という方にも、セルフ脱毛はおすすめです。ゼロから脱毛を行うわけではないぶん、家庭用脱毛器の弱めの照射力でも効果を感じやすいかもしれません。
あなたの状況にあわせたぴったりの脱毛方法を見つけて、夏に向けた理想の肌を手に入れましょう!