大手家電量販店のビックカメラが発行している、ビックポイントカード。このカードはビックカメラでのお買い物のたびに、基本的に10%分のポイントが還元されるという特典を得られるポイントカードとなっています。
そのビックポイントカードに、Suica機能を付帯したビックカメラSuicaカードというものがあることをご存じでしょうか。
ビックカメラSuicaカードは、Suicaのチャージをすることでもポイントが付与されるという仕組みになっており普段使いのSuicaとしても、ビックポイントカードとしても使える券種となります。
非常に使い勝手のよいカードになっていますので、今回はこの点について詳しく説明させていただきます。
ビックポイントカードとは?
本題に入る前に、通常カードであるビックポイントカードについて、そのメリットをおさらいしておきたいと思います。
ビックカメラグループでの購入は10%ポイント還元
ビックポイントカードとは、ビックカメラの店頭で簡単に発行できて、ネットで申込も可能なポイントカードのこと。
ビックカメラグループの店舗での決済の際に提示するだけで、基本的に商品代金の10%分のポイントが還元されるという機能を有しています(ビックポイントのレート:1ポイント=1円)。
10,000円のお買い物をすれば1,000円分のポイント還元が得られるわけで、数万円もする家電を購入すれば、それだけで大量のポイント付与がなされるということになります。
本カードはビックカメラでお買い物をする際には、ほとんど必携のカードとなっていますから、当然すでに所有している方が多いはず。
ネットショッピングでもポイントが貯まる
最近ではビックカメラの公式アプリとも簡単に連携できるようになっており、これによってビックカメラのネットショップでのお買い物をする時にもポイントの共有が可能となっています。
実店舗でもネットでも、紐づけが可能になっているのでポイントを死蔵するということがなくなり、かなり便利です。
ちなみにビックポイントは、有効期限が最終利用から2年となっており比較的失効までの猶予がある方なので、あまり頻繁にビックカメラを利用しないという方でも本カードの取得はおすすめできます。
以上がビックポイントカードの基本的な機能となります。入会金も年会費ももちろん不要ですので、まさにメリットしかないカードということですね。
ビックカメラSuicaカードとは?
さて、ここからが本題となります。
ただでさえ10%分のポイント還元が発生するビックポイントカードは相当利便性が高い券種といえるのですが、これにSuica機能など複数の機能も付帯させたものがビックカメラSuicaカードとなります。
ビックカメラSuicaカードは、ビックポイントカードにクレジットカード機能、Suica、JR東日本の共通ポイントのJRE POINTが貯まる機能が一つになった券種のこと。
中でも目を引くのが、名称にあるとおりSuica機能がセットにされているという点ですね。
Suicaにチャージするたび最大1.5%ポイント還元
Suicaカードとしても使えるこのビックカメラSuicaカードでSuicaにチャージすると、最大で1.5%相当のJRE POINTが本カードに自動で貯まることとなります。
この1.5%分のポイントが付与されるのは、モバイルSuicaへのチャージ、あるいはオートチャージの場合に限るということで、そこはお間違えなく。通常の券売機、ビューアルッテ(駅のATM)を介したチャージの場合、0.5%分のポイント還元となります。
JRE POINTはビックポイントとは別のポイントとなりますが、JR東日本の駅チカの店舗やえきねっとなどで使えるポイントサービスとなり、その利用頻度は割と高いのではないでしょうか。このポイントもビックポイントと同じく1ポイント=1円のレートとなっています。
さらにSuicaグリーン券との交換も可能ですし、このポイントをSuicaチャージに回すことも可能ですから、電車移動が多い方にとっては、使い勝手もまた多くなるはず。
チャージ+買い物で最大11.5%ポイント還元
先ほどでもお伝えしたとおり、ビックカメラSuicaカードを持ってビックカメラの系列店でお買い物をすれば、10%分のビックポイントが還元。さらにチャージしたSuicaでのSuica払いの場合でも、現金での決済と同率の10%のポイントが付与となります。
つまり本カードでSuicaにチャージして、そのチャージしたSuicaでの決済をするだけで、最大11.5%分のポイントが1枚のカードに還元されるというわけですね。
ところで、Suicaへのチャージ金額は上限が20,000円までとなりますので、ここは要注意。
1.5%分のJRE POINTを付与させたい場合でも、20,000円以上のチャージは控える方が無駄がありませんね。もっと多くチャージしたい場合でも、20,000円区切りでの処理をおすすめします。
初年度無料&年1回の利用で次年度以降も無料
ビックカメラSuicaカードは、2つのポイントを貯めることができて、Suica機能もあり、クレジットカードとしても使えるカードということを説明したわけですが、気になるのはその維持費ですよね。
これについては年会費が524円(税込)と設定されていますが、実質この年会費を払う必要は、ほぼありません!
まず初年度の年会費が無料。さらに2年目以降も年に1回でもビックカメラSuicaカードのクレジットカード機能を使ってさえいれば、年会費はずっと無料になるためです。
とにかく、2年目以降は年に1度だけでもクレジット決済で本カードを使ってさえいれば、ずっとこの先も年会費はタダということになります。
年会費も524円というのは、ぶっちゃけ激安な部類ですが、その割には付帯機能が多いのがこのカードの特長。その維持費の割にメリットの多い券種の良さをもっと引き立てるためにも、年会費もずっと無料のままキープしておきたいところですね!
普段のお買い物でも2種のポイントが勝手に1%貯まる
それから、ビックカメラSuicaカードはビックカメラ以外のお店でのお買い物でもポイントを得ることができます。しかもビックポイントとJRE POINTの両方を貯めることができるのです。
普段のお買い物、それから食事、公共料金の支払いなどでクレジット決済を選択することで、1,000円(税込)につきビックポイントが5ポイント。JRE POINTも5ポイント。それぞれ0.5%ずつが貯まることとなり、合計で1%相当のポイントが加算される仕組みになっています。
JRE POINTが貯まればSuicaにもチャージできますし、そのチャージしたSuicaでビックカメラの決済を行えば使った分の10%のビックポイントが還元。2種類のポイントを使い余すことがないのは嬉しいところですね。
さらに、JRE POINTをビックポイントに交換することも可能です。
このポイントの移行機能もまた便利なところですよね。ビックポイントだけで決済したいけど、ちょっとだけポイントが足りないという場合には重宝するでしょう。
JREポイントは他にも、貯まったポイントに応じて様々な特典と交換することが可能となっています。
詳しくはJRE POINTの公式サイトの「JRE POINTを使う」という項目をクリックしてご確認ください。ポイントに応じて商品券や食事券などとの交換も可能ですので、選ぶ楽しみもありますよ。
ポイントがどんどん貯まるビックカメラSuicaカード
ここまで説明してきたように、ビックカメラSuicaカードにはいくつもの便利な機能が付帯されており、しかも実質的な年会費はほとんど無料。
1枚お財布に入れておくだけでかなり心強いカードだとご理解いただけたのではないでしょうか。
都市密着型の便利なカードという性質上、どうしても関東圏でその真価を発揮するカードなので、関西圏や地方在住の方にとっては「う~ん」と思えるところはあるかもしれませんが、この辺りは仕方がないところですね(笑)
関東圏にお住まいで、特に電車通勤をしているという方には、本カードはかなりおすすめといえます。まだお持ちでない場合は、是非この機会に発行してみてくださいね!