ここ最近、スマホを2台持つ方が増えてきました。さまざまな理由で2台目のサブスマホを使っている方がいると思いますが、そこで重要なのはいかにサブ回線の費用を安くするということではないでしょうか。
そこでおすすめなのが、基本料金0円ということで人気の「povo(ポヴォ)」。スマホ2台目として使うのであれば、最大限費用を抑えたい・少量利用に合ったプランがいい・通信回線は早いほうがいい、といった希望も出てくるはず。
これらすべてが叶うのがpovoです。この記事を読めばpovoを使うことがどんなにお得かがわかってもらえると思うので、ぜひ最後までチェックしてくださいね。
povo(ポヴォ)は「基本料金0円」自分でつくる料金プラン
2021年3月に新料金プランとして誕生した「povo」は、auが提供するオンライン専用の料金プランです。
当初は月額2,728円(税込)が設定されていましたが、同年12月に新たな料金体系である「povo2.0プラン」をスタート。これにより、基本料0円+お好きなトッピングをして自分好みの料金プランを設定することができるようになりました。
トッピングとは、簡単に言うとオプションといったイメージ。種類としては、大きく分けて「データ」「コンテンツ」「通話」「サポート」といった4ジャンルのトッピングがあります。
※トッピング一覧はこちら
月額料金 | 0円~ |
データ容量 | 0GB~ |
音声通話料金 | 22円(税込)/30秒 |
国内SMS送信 | 3.3円(税込)※70字まで |
通信制限時の速度 | 128kbps ※0円0GB時 |
通信回線 | au回線 |
eSIM | 対応 |
契約期間/違約金 | なし |
テザリング | 利用可 |
支払い方法 | クレジットカード |
povoを提供しているのは、大手3大キャリアのひとつ「au」を提供しているKDDI株式会社となります。
au回線は速度が安定していると定評があり、4G LTE 800MHzで人口カバー率99.9%(2020年12月末時点)のサービスエリアを提供しています。もちろんpovoもau回線となるので速度についても安心ですね。
povo(ポヴォ)のメリット・デメリット
基本料金0円で使えるなんてめちゃいいじゃん!と思いますよね。もちろん良きサービスなのは変わりないのですが、povoにはメリットはもちろんデメリットも存在します。
サービスを契約する上でデメリットを知っておくことはとても重要なので、いくつかピックアップして紹介しておきます。
povo(ポヴォ)を使う上でのメリット
povoのメリットとしては、以下が挙げられます。
- トッピング次第で必要最低限の費用で使える
- 他社と比較しても圧倒的にコスパがいい
- au通信回線のためデータ通信が速い
- 24時間データ使い放題のトッピングがある
- 契約事務手数等やMNP転出手数料が無料
何をトッピングするかによって料金を設定できるのは嬉しいポイント。
つまり、今月はデータをたくさん使いたいからデータ通信多めのトッピング、来月はデータ通信は少なくていいけど通話が増えそうだからかけ放題の通話トッピング、などといったように月ごとに変化をもたせることも可能です。
povo(ポヴォ)を使う上でのデメリット
続いて、povoのデメリットとしては、以下が挙げられます。
- キャリアメールが使えない
- 0円0GB時は速度が128kbpsになる
- 海外での使用は不可
- 留守番電話サービスや転送サービスがない
- 店舗がないためサポートはオンラインのみ
これまでキャリアメールを使っていた方や海外利用を検討していた方にとっては、なかなかのデメリット。しかし、こちらはpovoをメインスマホにする場合の方に当てはまるかと思いますが、サブ回線としてpovoを使うのであればとくに気にしなくて大丈夫でしょう。
また、サポートはオンラインのみとなりますが、公式サイトを見ていただくとわかるように、すぐお問い合わせができる「povo 2.0 専用 チャット」があります。ささっと質問できるのは大変便利ですね。
povo(ポヴォ)は2代目のサブ回線として優秀
ここまで、povoの料金体系のしくみやメリット・デメリットについて紹介しました。では、なぜpovoが2代目のサブスマホ(サブ回線)として優秀なのかを解説します。
その理由は、とにかく利用料が安いことにあります。
povo(ポヴォ)なら月額たった55円で利用できる
povoは、業界最安値とも言える「月額55円」といった破格で利用することができます。
しかし、公式サイトのトッピング一覧を見ても「55円のトッピングなんて無いじゃないか!」という感じなのですが、データトッピングの中で最安値となる「データ使い放題(24時間):税込330円」を半年で割ると、実質月額55円という金額になります。
povoは、基本料金0円にお好きなトッピングをつけることで料金が加算される仕組み。上記以外にもトッピングの種類はいくつかあるので好みのものを購入すればよいのですが、トッピングをしない場合は月額0円で利用することもできます。
ここで注目すべきなのが、「なぜ半年で割って計算しているのか」という点。
povoを契約中、180日以内に有料トッピングの購入などがない場合は、利用停止・契約解除となると公式サイトに記載があります。逆を言えば、180日以内に1つでも有料トッピングを購入すれば、それ以外は費用がかからずpovoを利用できるということ。
180日以内に有料トッピングの購入がない場合でも、期間内の従量通話料やSMS送信料の合計額が660円(税込)を超えている場合は、利用停止にはならないそうです。
ただしpovo(ポヴォ)をお得に使うには制限がいろいろとある
基本料0円(トッピング購入なし)でpovoを使うには、なかなかの制限があります。
- 通話トッピングを購入していない場合は通話料がかかる
- データトッピングを購入していない場合(0円0GB時)は速度が128kbpsになる
このような制限には、以下の対応で乗り切ることができます。
対処1:通話は無料通話アプリなどに限定して乗り切る
通話をする場合、30秒につき22円(税込)が通話料として加算されます。月額費用を最低限おさえたい場合は、通話はなるべくデータ通信で行えるものにしましょう。LINE通話やZoomなどコミュニケーションツールはたくさんあるので、お好きなものを準備しておくといいですね。
対処2:データ通信はWi-Fi環境で乗り切る
自宅にWi-Fi回線をひいているならば、その回線を利用してデータ通信が行なえます。また、公共のフリーWi-Fiなども活用しましょう。ただし、セキュリティ面が少々気になるので、フリーWi-Fi環境では機密情報系(銀行の口座開設や送金、個人情報の入力など)はなるべく行わないほうが安心です。
対処3:メイン回線が別にあるならテザリングで乗り切る
povoをサブ回線として利用する方の場合、メイン回線をテザリングしてデータ通信を行うのもひとつの手です。povoはテザリング可能なので、外出時のちょっとしたデータ利用であれば問題ないでしょう。ただし、メイン回線のデータ通信量が少ない場合は注意してください。
「#ギガ活」を利用して必要最低限のギガがもらえる
データ通信に関しては、Wi-Fiで乗り切る以外にも「#ギガ活」を利用してデータ通信量の単位である「ギガ」をもらうことができます。
「#ギガ活」とは、ギガのチャージ活動のこと。例えば対象店舗で◯円以上購入した場合、ギガ◯MBがもらえるというように、ミッションをクリアすればギガがチャージできるのです。
#ギガ活の参加方法は、大きく分けて「au PAYのお支払いでもらう」「お店の利用でもらう」があります。
「au PAYのお支払いでもらう」を利用した#ギガ活をする場合、専用ページより事前にエントリーを行い、対象店舗で決済利用をすると、登録のメールアドレスにプロモコードが届きます。そのコードをpovo2.0 アプリへ入力すると、データが進呈されます。
「お店の利用でもらう」を利用した#ギガ活をする場合、対象店舗で決済利用をすると、データボーナスカードがもらえます。カードに記載されているプロモコードをpovo2.0 アプリへ入力すると、データが進呈されます。
お買い物のついでにギガもチャージできる、一石二鳥で効率のいい方法です。ただし、条件が「500円(税込)以上の購入」の際は、有効期限3日間のギガ300MBが進呈される店舗が多いので、量的に物足りない…と感じる方もいると思います。
#ギガ活は、おまけ程度でもらえるギガと考えておいたほうがいいですね。
詳しい内容は公式サイト「#ギガ活」をご確認ください。
トッピングは欲しいタイミングで追加可能
音声通話やデータ通信をWi-Fiやテザリングで乗り切ろう!と思っても、Wi-Fi環境外にてpovo回線のデータ通信が急に必要になった、メイン回線のデータ通信量が上限到達してしまってテザリングできないなど、人生は何が起きるかわかりません。
そのような苦しい状況になった場合、povoのトッピングを購入すれば解決します。トッピングは、欲しいタイミングで欲しいトッピングを購入・変更できるしくみなので、手続きが完了した日から適用されます。手続きは「povo2.0アプリ」から行えます。
ただし、通話トッピングの購入は注意が必要です。 「5分以内通話かけ放題」と「通話かけ放題」は月額となっているため、例えば1月30日に購入しても、1月30日~31日で月額料金がかかってしまいます。購入タイミングはよく確認しましょう。
使い方も料金も「自由」のpovo(ポヴォ)で快適なスマホライフを
本ページでは、povoのサービス概要やメリット・デメリット、実質月額55円でおトクに利用する方法などをご紹介しました。
基本料金0円で使うのにも、180日以内に一度はトッピング購入が必要なので(そうしないと利用停止になっちゃう)、ご自身にあったトッピングを適度に購入しながらうまいこと利用してみてください。
povoはSIMカードとeSIMに対応しています。eSIM対応の機種であれば、例えば他キャリアで契約している回線をそのままで、povo回線を同じスマホに追加して利用が可能です。
使い方はもちろん、トッピング次第で自分好みのプランがつくれるpovoは、さまざまなサービスで「自由化」が進んでいるこの時代にピッタリなのではないでしょうか。