本格的にキャッシュレス時代が到来しています。最近は、現金よりも電子マネーやQRコード決済で支払う機会が多くなったのではないでしょうか。
このような時代のクレジットカードは、各種キャッシュレスアイテムとの組み合わせの豊富さで、性能の差が出ます。
1.2%という高い還元率で人気のリクルートカードに関しても、キャッシュレスアイテムと組み合わせることで、さらに価値が高まります。
今回の記事では、「キャッシュレスを使いこなすためのカード」と言ってもいいほど有能なリクルートカードをご紹介します。
リクルートカードが優れている点

まずはじめに、リクルートカードが世間に多数あるカードと比べて優れている点を、まとめて列挙します。
- 年会費永年無料
- [JCB限定] ETCカード年会費無料、発行手数料無料
- ポイント還元率1.2%
- 貯めるポイントをdポイント、Pontaポイントから選ぶことができる
- ポンパレモール、じゃらん、ホットペッパーなどリクルートのサービスで優待あり
- 組み合わせてポイントが増えるキャッシュレスアイテムが多い
- 入会キャンペーン報酬が通年高い
どの方面から見ても優秀なカードであることがわかりますが、この記事ではとりわけ6の「組み合わせてポイントが増えるキャッシュレスアイテムが多い」を中心にご説明します。
リクルートカードを使うのに向いている人

クレジットカードは、利用するシーンによって2種類に分けられます。
- 特定商業系列で割引やポイント倍増などが受けられるカード
- どこでもまんべんなく使えるカード
リクルートカードは名前の通りリクルート系列です。ホットペッパー、じゃらんなどリクルート系で割引等お得なサービスがあるので、前者に該当するようにも思えます。実際には、後者の要素のほうが大きい(汎用性の高い)1枚です。
どんなシーンでもリクルートカードで決済していいし、キャッシュレスアイテムとカードを組み合わせるときに、真っ先に考えていいカードです。メインカードとして使うのに向いています。
国際ブランドは3種類、発行会社は2社

リクルートカードの国際ブランドは次の3種類で、発行会社が分かれます。
- JCB…JCBカード
- VISA…三菱UFJニコス
- Mastercard…三菱UFJニコス
先に見た通り汎用性の高いカードですから、「JCBカード(オリジナルシリーズ)」や「MUFGカード」等と比較したうえで、リクルートカードを選ぶのもおすすめです。
リクルートのサービスをあまり使わない人でも、まったく問題ありません。
発行会社によって異なる点
発行会社がJCBか三菱UFJニコスかで、何が異なるのかを確認してみましょう。
・ポイント還元率1.2%
・リクルートポイントが貯まる(dポイントまたはPontaポイントに移行可能)
・会員用サイトが別となる
・ETCカード(JCBは完全無料、三菱UFJニコスは発行手数料1,100円)
・通常時のキャンペーンは発行会社ごとのため別となる
・リボ払いの制度が違う
・キャッシュレスアイテムとの組み合わせが若干異なる
発行会社ごとのキャッシュレスの欠点
次に、発行会社ごとのキャッシュレスアイテムとの組み合わせを、デメリットから見ておきましょう。
・PayPay、au PAYには組み合わせ不可
・モバイル楽天Edyへのチャージでポイントが付かない
・Google Payで使えない
・au PAYにチャージしてもポイントが付かない
同じPontaポイント陣営にあるau PAYにチャージできないか、チャージしてもポイントが付かないのは残念です。ただし、後述しますが「d払い」との組み合わせは優れています。
キャッシュレスアイテムとの組み合わせに着目すると、お使いのスマートフォンがiPhoneかAndroidかで、組み合わせの快適さが若干違ってきます。
スマートフォンがiPhoneなら、JCB、三菱UFJニコス、どちらを選んでも快適です。Androidの場合は一長一短がありますので、選び方のヒントを参考にしてくださいね。
・モバイル楽天Edyを使いたい…三菱UFJニコス
・Google Payを使いたい…JCB
リクルートカード×キャッシュレスのメリット

欠点から先にリクルートカードのキャッシュレスを見てみましたが、他のカードに比べると欠点などごく少ないものです。
今度はキャッシュレスでの、リクルートカードのメリットを見ていきます。
モバイルSuicaへのチャージでポイント還元
モバイルSuicaは電車に乗る人はもちろん、そうでない人にも必須の電子マネーです。JR系列のビューカードを除くと、モバイルSuicaにチャージしてポイントの貯まるカードは貴重な存在です。
そしてリクルートカードはチャージも高還元率です。モバイルSuicaにチャージして、通常の1.2%のポイントが貯まります。ただし「チャージ額月3万円まで」の制限があります。
Suica利用時のポイントは、JR利用や駅ビルを除いて付きませんが、1.2%の高還元率で電子マネーを使えるのは非常に大きなメリットです。
モバイル楽天Edyへのチャージは楽天カードより高還元率
三菱UFJニコス発行のカードに限りますが、モバイル楽天Edyへのチャージも月3万円まで1.2%のポイントが付きます。楽天Edyの系列である楽天カードでは0.5%ですから、大きな差です。
楽天Edy利用時のポイント0.5%を考えると、リクルートカード(VISA、Mastercard)があれば、1.7%の高率で電子マネーが使えることになります。三菱UFJニコスでかつAndroidのユーザーは、ぜひSuicaとともに楽天Edyを使ってみてください。
また、オートチャージも使えて快適です。モバイル楽天Edyのオートチャージは決済時ではなく、残高が減った後の段階で通信機能を利用して行われます。
人気の電子マネーでは唯一、Apple Payには未対応です。
d払い利用でdポイントが貯まりやすい
QRコード決済のd払いは、決済によってdポイントが0.5%貯まるのがメリットです。組み合わせるクレジットカードのポイントとWポイント付与になります。
d払いに組み合わせるカードと言えば系列のdカードが挙げられるところですが、キャンペーン時を除いた通常使いではリクルートカードのほうが有利です。
・d払い × dカード…合計1.5%
・d払い × リクルートカード…合計1.7%
リクルートカードでもdポイントが貯まるので、d払い利用で貯まるポイントのすべてをdポイントにすることができます。
リクルートカードの新規入会キャンペーン

リクルートカードの入会キャンペーンは通年で6,000ポイント(6,000円相当)がもらえます。また、週末はさらに2,000ポイント(2000円相当)追加されることが多いです。
2021年12月現在は、JCBのみ入会キャンペーンが実施されています。三菱UFJニコスでの入会キャンペーンを実施することもあります。
リクルートカード入会キャンペーン6,000のポイント内訳は、次の通りです。
条件 | 特典ポイント |
入会 | 1,000ポイント |
初回利用 | 1,000ポイント |
携帯電話料金引落し ※NTTドコモ、au、softbank、Y!モバイル、ahamo、povo、LINEMOが対象 | 4,000ポイント |
公共料金のカード引落し開始でポイントがもらえるキャンペーンは数多くありますが、4,000円相当ももらえるのはリクルートカードぐらいではないでしょうか。
ポイントサイト経由でカード発行がさらにおトク!
さらにポイントサイト「アメフリ」を経由してリクルートカードに申し込むと、上記入会キャンペーンの特典に加えて、アメフリのポイント還元も受けることが出来ます。
ただし、アメフリ経由での申込でポイントをもらうには、券種はJCBが対象となりますのでご注意ください。
キャッシュレス活用に優れたリクルートカード、ぜひ1枚持ってみてはいかがでしょうか?