キャッシュレスの大幅な進化に伴い、クレジットカードの現物がないデジタルカード(バーチャルカード)が流行の気配を見せています。
このひとつである「セゾンカードデジタル(SAISON CARD Digital)」に、「うまい棒」デザインの券面が登場しています。
カード現物がないのに「デジタルカードの券面?」「しかもうまい棒?」なんのことかさっぱりわからないと言われそうですが、今回はクレジットカード好きにも、うまい棒好きにも面白いコラボレーションをご紹介します。
もちろん、セゾンカードデジタルの特徴についても触れますので、カード発行前に詳細が気になる方はぜひ参考にしてくださいね。
うまい棒デザインのセゾンカードデジタル(SAISON CARD Digital)
まずは、複雑な情報を整理していきましょう。デジタルカードの理解ができると、よくわかります。
・スマートフォンで使うカードのこと
・スマホアプリの画面にカード券面が表示される
・デジタルカード券面を複数種類から選べる(交換可能)
このデジタルカード券面に、みんな大好き「うまい棒」デザインのカードが登場したわけです。このカードは形状を持たないカードなので、うまい棒デザインはあくまでもスマートフォン画面上の券面です。
それでも、なかなかない楽しいクレジットカードですね。やおきんデザインは10種類あり着せ替え可能で、飽きない点にも惹かれるのではないでしょうか。
やおきんとコラボしたデザインカードは全10種
うまい棒のメーカーとして知られる「やおきん」とコラボしたセゾンカードデジタルは、こんなカードです。
- プラスチックのリアルカードなし(別途無料申込みは可能)
- デジタル券面に「うまい棒」や「キャベツ太郎」など10種のデザインに変更OK
- 入会特典で「うまい棒刺繡入り今治タオル」が必ずもらえる
うまい棒コラボでない、オリジナルのセゾンカードデジタルは、2020年11月に登場しました。クレジットカードデジタル化の先駆け的存在です。
本来のセゾンカードデジタルは、リアルカードも併せて発行するカードです。デジタルカードの即時発行が済んだ後で、カード券面に番号のないプラスチックカードが送られてきます。
「SAISON CARD Digital<やおきん>」については、希望しない限りリアルカードの送付はありません。このコラボカードのデジタル券面が「うまい棒」デザインというわけです。
うまい棒デザインの今治タオルがもらえるのは嬉しい特典ではあるものの、デジタルカードの券面が変えられることで確実に得られるメリットが、他にあるわけではありません。
それでも、遊び心のあるクレジットカードもいいのではないでしょうか。
セゾンカードデジタル(SAISON CARD Digital)の特徴
では、リアルなカード券面を持たないセゾンカードデジタルにはどういった特徴があるのでしょうか。
電子マネー、QRコード決済等さまざまなキャッシュレスアイテムと組み合わせて実店舗でも決済できるため、リアルカードがなくても困ることは少なくなっています。とはいえ、物理的な限界もあります。
メリットとデメリット、それから現物カードの有無による影響はあるのかなど、それぞれ見てみます。
メリット
まずはメリットです。
- カード現物がないため郵送不要で最短5分で発行可能
- 即時発行後すぐ、通販での買い物やキャッシング(振込)も可能
- カード紛失のリスクががない
カード現物がないデジタルカードといっても、きちんとしたクレジットカードです。信用に基づいて発行されるもので本質的な違いはありません。
一般のクレジットカードと同じ審査があり、これに通らないと持つことはできません。
デメリット
次にデメリットです。
- カード現物を使った決済ができない
- ATMを使ったキャッシングの借入れ、返済ができない
- リボ払いのATM返済ができない
カード現物の有無による影響はある?
最後に、カード現物があるのとないとで何か影響はあるのかについて。これについては以下のサービスが備わっている為、デメリットはそれほど多くはありません。
- 年会費無料
- VISA、Mastercard、JCBの3ブランド
- 電子マネーやQRコード決済に組み合わせて決済可能
- 電子マネーへのチャージOK(交通系の場合はチャージでポイントが貯まる)
- ネットショッピングの決済可能
- 振込みキャッシング可能
- キャッシング、リボ払い増額返済、振込返済可能
セゾンカードデジタル(SAISON CARD Digital)の利用方法
「やおきん」バージョンに限りませんが、セゾンカードデジタルの利用方法も確認しておきましょう。
セゾンカードデジタルは、国際ブランドが「VISA」「Mastercard」「JCB」から選べます。ブランドにより実店舗での使い方が若干変わります。ちなみにですが、家族カードは発行できません。
ネットショッピングで使う
ネットショッピングについては、カード券面がないからといって特に難しい部分はありません。ネットショッピングでの購入には、次の4種類の情報が必要です。
- カード番号
- カード有効期限
- セキュリティコード
- 氏名(アルファベット)
ただし、これらの情報は追加でリアルカードを発行してもらった場合でも券面には載っていません。氏名以外の情報はアプリで確認することになります。
実店舗でのスマホ決済で使う
セゾンカードデジタルは、電子マネーにより実店舗で使えます。
以下に対応しているスマートフォンで使う電子マネーにセットできます。セットする際には、ネットショッピングと同様にカード番号等を入力します。
- Apple Pay(タッチ決済またはQUICPayで支払う
- Google Pay(QUICPayで支払う/VISAブランドはタッチ決済可)
- QUICPay(Androidのおサイフケータイ)
- iD(Androidのおサイフケータイ)
iPhone(Apple Pay)でも、Android(Google Payまたはおサイフケータイ)でもOK。「QUICPay」加盟店、またはタッチ決済対応店で支払います。
QRコード決済もOK
以下のQRコード決済に、セゾンカードデジタルを組み合わせることもできます。
- PayPay
- d払い
- 楽天ペイ
- au PAY(チャージして使う/チャージ時ポイント付与)
現状、組み合わせできる国際ブランドを選ぶau PAYでも、セゾンカードなら全ブランドOKです。
モバイルSuicaもOK
セゾンカードデジタルから、モバイルSuicaへのチャージも可能です。
利用の際には原則ポイントが付かないSuicaですが、セゾンカードからのチャージならチャージ時のポイントが付与されます。
セゾンカードデジタル(SAISON CARD Digital)でキャッシュレス生活を始めよう
そういえば最近、クレジットカードの券面を人に見せなくなった、そう感じている人も多いのではないでしょうか。
オンラインショッピングだけではなく、実店舗でもすでにカード現物を出さない人が多くなっているはず。決済が簡単ですし、トータルで得になることも多いため、徹底したキャッシュレス派にとっては自然な現象です。
キャッシュレス全盛ですが、支払元としてのクレジットカードが1枚あると利便性が格段に増します。すでにデジタルカード時代は到来しており、財布に入れなくていい「セゾンカードデジタル(SAISON CARD Digital)」をこの機会に1枚追加してみてはいかがでしょうか。
うまい棒のキャラクター「うまえもん」の券面が、スマホ上で楽しめますよ。