クレディセゾンの発行するクレジットカード「セゾンカード」はお持ちでしょうか。知名度の高いカードブランドですが、還元率を競う現在のクレジットカード界では目立っているほどでもありません。
ですが、セゾンカードはキャッシュレス多様化の現代において、柔軟性の高さを発揮する優れた1枚です。
この記事では、セゾンカードを持つことで受けることのできるメリットについて深掘りします。ぜひ参考にしてくださいね。
セゾンカードのメリットは無数にある
歴史を振り返ると、セゾンカードは常に業界の先陣を切ってきました。
ポイント有効期限のない「永久不滅ポイント」をセゾンが始めたとき、業界は震撼したものでした。現在では、期限のないポイントプログラムは珍しいものではなくなっています。
セゾンカードこそ業界のパイオニアです。今もなお多くの業界に先駆けたメリットを備えていますので、1つずつ見ていきましょう。
(1)最短即日のカード発行が可能
クレジットカードは、欲しいときにすぐ入手できれば助かりますよね。すぐに買い物できるだけでなく、お金が必要な際の即時キャッシングも可能です。
全国にカウンターを持つセゾンカードでは、申し込んだ日にカードを手渡してもらえます。つまり即日発行です。
Webで申し込んで、審査に通ったら全国にあるセゾンカウンターに行くと、その場でカードが受け取れます。ATMも設置されているので、すぐにキャッシングもできます。
スタンダードカードのセゾンカードインターナショナルと、セゾンブルー・アメリカン・エキスプレスカードが即日発行対象です。
(2)ETCカード即日発行サービス
セゾンカウンターで「ETCカード」を請求すると、その場で発行してもらえます。これはクレジットカード界でも極めて珍しいサービスです。
ETCカードの即日発行は既会員向けのサービスですが、新規入会者も本カードを即日発行してもらった以上は既会員となります。本カードと同時にETCカードが受け取れます。
入会即日で、本カードとともにETCカードを受け取りたい場合、Web申込みの際の入力フォームでは「ETCカードを希望しない」を選んでください。ここで希望してしまうと郵送で受け取ることになります。
(3)デジタルカード(バーチャルカード)も発行
三井住友カードから「カードレス」が発行されて話題となりましたが、2020年にはセゾンカードのほうが先に、カード現物のないフルスペックのデジタルカード(バーチャルカード)の提供をスタートさせています。
「SAISON CARD Digital」と「セゾンパール・アメリカン・エキスプレスカード Digital」が該当されるカード券種で、審査に通ればすぐにでも各種キャッシュレスアイテムに組み合わせて決済できます。
形がないので、カウンターに受け取りに行く手間もありません。キャッシングは振込みで受けることができます。ただし、会員番号の記載されていないプラスチックカードも後日郵送されてきます。
(4)国際ブランド4種類から選べる
セゾンカードでは、クレジットカードの国際ブランドを4種類(Visa・Mastercard・JCB・American Express)から選ぶことができます。
「セゾンカードインターナショナル」では、VISA、Mastercard、JCBが選べて、別ブランドで「セゾン・アメリカン・エキスプレスカード(セゾンアメックス)」があるので、合計4種類です。
セゾンアメックスは、ローマ兵士の百人隊長デザインで人気があります。アメックスと提携しているカードで、オリジナルと同じ百人隊長がデザインされているのはセゾンカードだけです。
(5)年会費は永久無料
スタンダードカードである「セゾンカードインターナショナル」は年会費無料ですが、このメリットは今や地味なものでしょう。しかし、現在発行されている多くのカードが年会費無料なのは、セゾンを追随したからでもあります。
セゾンが現在でも誇れるのは、海外旅行傷害保険付帯の「セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カード」が26歳まで年会費無料だという点です。このカードの保険は、海外での治療費上限300万円というしっかりした内容です。
アメックスの一般カード「セゾンパール・アメリカン・エキスプレスカード」は、年間一度でも使えば年会費無料です。
(6)スマホ決済との相性が抜群
キャッシュレスも着々と進化を遂げているので、最近ではクレジットカードを出すことがなくなった(直接決済が減った)人も多いでしょう。とはいえ、どのアイテムでも組み合わせて便利だというカードは決して多くはありません。
セゾンカードは、次の通り多くのキャッシュレスアイテムと組み合わせて威力を発揮します。
- モバイルSuica(チャージでポイントが貯まる)
- Apple Pay
- Google Pay
- iD
- QUICPay
- au PAY(全ブランドチャージ可能。チャージでポイントが貯まる)
- PayPay(JCB、AMEXブランド不可)
- d払い(全ブランド対応)
- 楽天ペイ(全ブランド対応)
唯一スマートフォンでの「タッチ決済」のみ対応途上ですが、SAISON CARD Digitalをはじめ、着々と対応中です。タッチ決済がなくても、Apple Pay、Google Payでスマホ決済ができるので、困ることはありません。
au PAYは、VISAおよびJCBとの相性が良くない決済方法ですが、セゾンカードに関しては全ブランド対応です。チャージと利用、双方にポイントが付いてポイント二重取りになるのでおすすめです。
(7)セゾンパール・アメックスは驚異の3.0%還元
セゾンカードのポイント還元率は0.5%です。1.0%のカードが増えた昨今では決して高い数字ではありません。しかも交換時はさらに価値の目減りする交換先が多いのも難点です。
しかし、セゾンカードで3.0%の高還元率になる方法があります。それは「セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード」を電子マネーQUICPayにセットするのみ。
デジタルカードでも効果は同じ。あとは、QUICPayをどんどん使うだけです。QUICPay加盟店もますます増えていますので、さまざまな店舗でお買い物を楽しめるでしょう。
キャッシュレス時代こそセゾンカードを
今回の記事では、セゾンカードのメリットについてご紹介しました。還元率しか見ないと興味を失いがちなセゾンカードですが、実は最先端に位置しているカードです。
ポイント還元率も、「セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード」になると3.0%還元という高い数字となります。
新規入会キャンペーンをうまく活用してお得にカードをつくり、さまざまなメリットによる恩恵を受けてくださいね。