DUOは現在「赤色」「黄色」「青色」「緑色」「黒色」の5種類ありますが、それぞれどんな点が違うのか疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。
それぞれどういった特徴があるのか、ニキビや毛穴汚れなど肌悩みに合わせて使いたいときはどれを選べば良いのか、悩んでしまいますよね。
今回は5種類のDUOの特徴と違い、クレンジングとしての機能や美容液としての効果、使い勝手などについて、実際に使ってみた感想をもとにご紹介します。
5種類のDUOクレンジングバームを比較
種類 | 特徴 | 効果 |
---|---|---|
ザ クレンジングバーム(赤) | ・DUOの通常タイプ ・エイジングケア用 ・保湿力が高い | ・肌にうるおいを与えつつ、メイクは汚れを優しく落とす。 |
クリア(黄) | ・毛穴ケア用(皮脂汚れ、メイク汚れを落とすこと) ・31種類の美容成分配合 | ・透明感があり、毛穴汚れが気にならない肌へと導いてくれる。 |
ホワイト(青) | ・くすみケア用 | ・古い角質を落とすことで、くすみケアができる。 |
バリア(緑) | ・敏感肌向け ・医薬部外品 | ・肌荒れを防ぎ、すこやかな肌へと導く。 |
ブラックリペア(黒) | ・毛穴ケア用(タンパク汚れ、角栓汚れを落とすこと) ・ブラックパウダー、活性炭配合 | ・タンパク汚れや角栓汚れによる毛穴の黒ずみが気にならない肌へ。 |
DUOクレンジングバーム5種類の特徴をご紹介
DUOシリーズは様々な商品がありますが、メインとなるのが上記でご紹介した5種類です。
それぞれ特徴があり、様々な悩みを持つ人にマッチするようなシリーズ展開となっています。
自分の肌悩みに合ったDUOを使うことで。
ザ クレンジングバーム(赤)の特徴
ザ クレンジングバーム(赤)は、エイジングケアと乾燥ケアに特化したタイプです。
肌年齢に適した31種類の美容成分が、年齢による乾燥などの悩みをサポートしてくれます。使うほどに透明感やハリ、ツヤを感じる肌へと近づくのが特徴です。
美容成分に含まれる保湿効果により、乾燥による小ジワを防いでしっとりとうるおいの感じる肌にも導いてくれます。
肌にのせる前は固形ですが、手になじませるととろりとしたテクスチャーに変化。
液だれしないので、デリケートな目元のメイクまでしっかりオフできます。
1つで「クレンジング」「洗顔」「角質ケア」「マッサージ」「トリートメント」の役割があり、洗顔・クレンジングにかかる時間が時短できる点もメリットです。
ほかの種類と比べるとバームの固さはやわらかめ。気温が低い時期でもすぐにとろみのあるテクスチャに変わります。
ローズの香りがしますが、ほかの種類より強さは控えめ。ほんのり香る程度です。
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ザ クレンジングバーム クリア(黄)の特徴
ザ クレンジングバーム クリア(黄)は毛穴汚れケアに特化したタイプです。
1つで5役、肌年齢に適した31種類の美容成分入りという点は、赤色タイプと同じ。
ただし毛穴悩み(皮脂汚れ、メイク汚れによる)のために、独自の4つのアプローチを行えるのが赤色と違う点です。
アプローチ方法はまずは毛穴をほぐし、古い角質や角栓を出やすい状態にします。
そして汚れを排出させてキレイになった毛穴を整え、肌を滑らかにするのが4ステップです。
毛穴悩み(皮脂汚れ、メイク汚れによる)を抱えることが多い方にぴったりですが、肌のコンディションが良いときは赤色タイプを使うというように使い分ける方法もおすすめ。
バームの固さは赤色よりもさらにやわらかめです。
気温が高い時期は溶けてしまう可能性もあるので、できるだけ涼しい場所で保管したほうが良いでしょう。
グレープフルーツのさっぱりとした香りが特徴的。
赤色のローズよりも少し香りが強めですが、控えめであることには変わりないので、匂いに敏感な方でも使いやすいはずです。
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ザ クレンジングバーム ホワイト(青)の特徴
ザ クレンジングバーム ホワイト(青)は、くすみケアと乾燥ケアに特化したタイプです。
赤色、黄色タイプとは違い、「クレンジング」「洗顔」「くすみオフ」「ブライトケア」「マッサージ」の5つの役割を果たします。
天然クレイ「ガスール」と「カプセル構造」が、くすみの原因となる古い角質や汚れをオフ。
さらに、「アクティボイルゼロ」「ロックローズオイル」などのブライトケア成分が73.5%配合されているので、使い続けるほど透明感のある肌へと導いてくれるのです。
また、「モリンガオイル」「サンフラワーエキス」などの保湿成分が、肌にうるおいを与えてくれます。
クレイ成分が含まれているので、バームの色はほかの種類とは違ってベージュ色。季節によりますが、バームの固さは5つの種類の中では最も固めでした。
と言っても、体温ですぐにクリーム状になる点はほかの種類と同じです。
香りはローマカミツレやベルガモット、ラベンダーなどをブレンドしたカミツレ精油の香り。5種類の中では一番控えめです。
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ザ 薬用クレンジングバーム バリア(緑)の特徴
ザ 薬用クレンジングバーム バリア(緑)は5種類の中で唯一「医薬部外品」で、ニキビケアや乾燥肌ケアに特化したタイプです。
肌あれを防いですこやかな肌へ導き、敏感肌でも使いやすい低刺激な処方となっています。
1つに備わっている役割は「クレンジング」「洗顔」「保水ケア」「マッサージケア」「保水ケア」の5つ。
クレンジングでありがちなつっぱりや乾燥を感じないよう、肌にうるおいを与える独自の保水ケアが入っているのがほかにはない特徴です。
薬用有効成分として「グリチレチン酸ステアリル」、サポート成分として「ツボクサエキス」「高麗人参エキス」が配合されているので、メイクを落としながら肌荒れを防いでくれます。
バームは赤色と同じぐらいの固さ。
ハーバル精油の香り付きですが、ほかの種類より少しクセのある香りに感じました。
強さは赤色と同じぐらいなのでほんのりですが、気になる方はミニサイズを先に試したほうが良いかもしれません。
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ザ クレンジングバーム ブラックリペア(黒)の特徴
ザ クレンジングバーム ブラックリペア(黒)は、黄色のクリアよりもさらに毛穴汚れにアプローチしてくれるタイプです。
ほかの種類には入っていない「ブラックパウダー」と「活性炭」が皮脂や古い角質を落としてくれます。
ブラックパウダーは毛穴よりも粒子が小さいので、ほかのタイプよりも毛穴ケア(タンパク汚れ、角栓汚れを落とすこと)できるのです。
クレイ(炭)入りの洗顔は毎日使えなかったり、肌が乾燥しやすかったりするのですが、ブラックリペアにはトリートメント効果があります。
8種類の発酵成分と厳選された2種類の美容成分が、肌にうるおいを与えて肌あれも防いでくれるのが特徴。
DUOの黒色のバームは、活性炭が入っているので真っ黒です。爪の中に入ると黒くなってしまうので、使用後はしっかりと手も洗っておくことをおすすめします。
バームの固さは固めなほうですが、ホワイトよりはやわらかめ。
香りはシトラス精油で、グレープフルーツの香りの黄色よりもさらにスッキリとした香りが楽しめます。
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DUOクレンジングバーム5種類の実際の使用感を比較!
5種類のDUOの特徴がわかっても「どの種類が一番メイク落ちがいいの?」「実際に保湿力が高いのはどれ?」などの疑問はまだ残っているかもしれません。
そこでここからは、5種類のDUOを実際に使ってみて、メイク落ちや使用感を比較してみました。
自分に合うのはどれなのか考えながらチェックしてみてくださいね。
DUO5種類で洗浄力を比較!綺麗にクレンジングできた?
ではまず、5種類のDUOのメイク落ちから比較していきます。
バームを腕にのせる順番は上から、
- 赤色
- 黄色
- 青色
- 緑色
- 黒色
です。
今回はウォータープルーフのアイライナーと、ティントタイプではないリップを使ってメイク落ちを検証してみました。
まず、先程ご紹介した順番で、それぞれバームをパール小ぐらいの量ずつのせていきます。
次にのせたバームをこすらず、一度だけ指で伸ばしてみました。
赤色のDUOのみ、指でなぞっただけでアイライナーとリップの両方とも少しメイクが落ちています。
黄色と緑色もリップのほうが少し落ちていますが、青色と黒色はあまり落ちませんでした。
続いて指で10回ほどこすってメイクとバームをなじませてみました。
リップは5種類とも落ちていますが、アイライナーのほうは青色と黒色の2つはあまり落ちていません。
1つずつ使っているときはどれも同じぐらいの洗浄力だと思っていましたが、比較してみるとメイク落ちに差があることがわかりました。
さらに10回ほどバームをなじませたあと、少量の水をつけて乳化させてみました。
乳化のスピードは5種類とも同じ。水をなじませてすぐにクリーム状から白い水に変化しました。
乳化させたあとに指で10回ほどバームをなじませ、水で洗い流しました。
5種類同時に洗い流しましたが、ベタつきやヌルつきはどれも30秒ぐらいで落ちたので差はありません。
メイク落ちがよかった順番に並べると、
- 赤色
- 黄色
- 緑色
- 黒色
- 青色
となりました。
ティント系ではなく、ウォータープルーフ機能もないメイクはどの種類でも落ちますが、汗・水に強いタイプのメイクはメイク落ちに差がありました。
大きな差はありませんが、バームの硬さなどでメイクとの馴染具合が異なるためにメイクの落ちやすさも変わってくるのだと思います。
黒色と青色のDUOを使うときは、念のためにポイントメイク用クレンジングを併用したほうが良いかもしれません。
それぞれのDUOを使った後の肌の状態は?
では次に、それぞれのDUOを使ったあとの肌の状態を比較してみます。
種類 | 使用後の肌の状態 |
---|---|
ザ クレンジングバーム(赤) | しっとり |
ザ クレンジングバーム クリア(黄) | ややさっぱり |
ザ クレンジングバーム ホワイト(青) | しっとり |
ザ 薬用クレンジングバーム バリア(緑) | ややしっとり |
ザ クレンジングバーム ブラックリペア(黒) | さっぱり |
赤色と青色は保湿に特化したタイプなので、洗い上がりはしっとりとした肌触りに感じました。
ヌルつきが残っているのではなく、肌に必要なうるおいが残っているようなイメージ。
次にうるおいを感じられたのは敏感肌向けの緑色です。
使う前の肌と比較すると、うるおいがプラスされているというより、元のうるおい感がキープされているような感じでした。
クリアの黄色はややさっぱりとした使用感。
乾燥する感じはしないので、さっぱり系のクレンジングが好きな方におすすめです。
ブラックリペアの黒が5種類の中では最もさっぱりした洗い上がりで、肌のコンディションによっては、洗顔後しばらくすると乾燥を感じるときもありました。
乾燥肌の方が使うときは保湿のタイミングに注意してくださいね。
【肌悩み別】何色のDUOがいいの?口コミもあわせてご紹介
では最後に、肌悩み別にDUOを選びたい方のために、「毛穴汚れ」「ニキビ」「乾燥」の悩みに特化したおすすめの種類はどれなのかご紹介します。
あわせて口コミもピックアップしましたので、実際に使った方がどう感じているのかもあわせてチェックしてみてください。
毛穴汚れには「クリア」と「ブラック」がおすすめ
毛穴汚れの悩みを抱えている方には、黄色のクリアと黒色のブラックリペアがおすすめです。
どちらも毛穴汚れが落ちやすい状態にしてから、配合成分が汚れを吸着してくれるので、ほかの種類よりもスッキリ感が味わえます。
実際に使ってみた感想としては、ブラックのほうがスッキリ感が強いぶん、肌の状態によっては乾燥を感じるときもありました。
乾燥肌の方はクリアを、脂性肌・混合肌の方はブラックを選ぶとより良いかもしれません。
ニキビケアには「バリア」がおすすめ
ニキビができやすい肌質に悩む方には、やはり医薬部外品で緑色のバリアがおすすめです。
5つのうち最も肌に刺激を与えないような処方になっているので、ニキビがすでにできている方でも使いやすいのではないでしょうか。
使うほどに肌をすこやかな状態に導いてくれ、肌に必要なうるおいをきちんと残してくれます。
乾燥による肌荒れも防げるので、ニキビ肌や敏感肌でクレンジング選びに悩んでいるなら、ぜひバリアを使ってみてはいかがでしょう。
乾燥には「ザクレンジングバーム」「ホワイト」がおすすめ
肌の乾燥が気になる方には、赤色のザ クレンジングバームと青色のホワイトがおすすめです。
どちらも保湿成分が配合されており、乾燥肌の悩みに特化したタイプ。
洗い上がりもしっとり感が強めなので、クレンジング後のつっぱりが気になる方にぴったりです。
使用感的にはザ クレンジングバームのほうがしっとり感が続いた気がするので、常に乾燥を感じる方はザ クレンジングバームを、日によって乾燥するならホワイトを選ぶと良いでしょう。
まとめ
DUOクレンジングバームは現在5種類あり、それぞれに特徴があります。保湿力や洗浄力、どんな肌悩みをサポートしてくれるのかが異なるので、自分の肌質や肌悩みに合ったタイプが選べるはずです。
5種類ともW洗顔不要で、一つでクレンジング・洗顔の役割を果たしてくれます。W洗顔不要のタイプは洗浄力がイマイチな場合もありますが、DUOはどれもメイク落ちは申し分ありません。
ただしメイクの種類や濃さによっては落ちにくい種類もあるので、そのようなときはポイントメイク用クレンジングを併用しましょう。
自分に合うDUOを見つけて、「落とすケア」で美肌を手に入れてくださいね。