家事に休みはなく、多くの方が毎日行うものですよね。新型コロナウイルスの影響で、保育園や幼稚園の休園、在宅ワークなどといった家庭環境の変化があっても、家事は変わることなく毎日行われます。
そんな家事は毎日するものだからこそ、可能な限りラクはしておきたい!
今回は、家事の中でもちょっと面倒な洗濯についてをピックアップ。毎日の洗濯でぜひ使って欲しい裏ワザを、洗濯前、洗濯中、干す時、この3つのタイミングに分けて全部で8つ紹介していきます。
洗濯はササッと最小限の時間で行うのがおすすめ
洗濯機を回す回数は、家族の人数や年代、こだわりの有無などで変わるでしょう。大体の家庭では、1日に1〜2回ほど回すことが多いとされています。
しかし、毎日の洗濯に多くの時間はかけられないもの。子どもがいれば目を離せませんし、遊んでほしいとねだられることもあるでしょう。
また、雨が続いて部屋干しをするとどうしても気になる少し嫌なニオイ問題も……。
部屋干しで嫌なニオイがする原因は、乾くまでの時間がかかることで雑菌が増殖してしまうためです。部屋干しをしていても、素早く乾燥させることができれば嫌なニオイを感じることはありません。
他の家事や子どもとの時間をより確保するために、洗濯物はササッと終わらせてしまうのがおすすめですよ!
洗濯前にする裏ワザ4選
まずは、洗濯機を回す前にしておきたい裏ワザを4つ紹介していきます。どれも簡単で今すぐにできるものなので、次回の洗濯から実践してみましょう!
ニオイ対策には裏返し洗濯
このニオイ対策は部屋干し臭ではなく、汗や皮脂汚れが原因のニオイです。
普段、洗濯かごに裏側を向いた靴下や下着類が入っていると、表側に直してから洗っていませんか?靴下や下着の場合、汚れてるのは表側よりも直接肌に触れている裏側です。
汗や皮脂汚れがついて嫌なニオイを発生させる原因は、裏側により多く付着しているということです。そのため、裏側のまま洗濯を行い、干す時に表に戻して干すと汗や皮脂汚れに直接洗剤や水流が当たるためスッキリと落として嫌なニオイがしにくくなります。
ただし、子どもの靴下など表側が真っ黒に汚れてしまっている場合は裏側にせず、表側のまま洗うと良いでしょう。
ワイシャツの型崩れ防止には洗濯ネット
普段スーツを着て仕事をしているなどでワイシャツをよく着用する場合、気になるのは型崩れではないでしょうか?
型崩れをさせないために、洗濯ネットに入れているという方はいると思いますが、もしかしたら間違った入れ方をしているかもしれません。
- ワイシャツを丸めたまま洗濯ネットに入れている
- 洗濯ネットのサイズにこだわっていない
- 1つの洗濯ネットに複数のワイシャツを入れている
これらは全て間違いです。この入れ方では汚れが落ちにくくなったり、シワがつきやすくなったりしていまいます。
正しいワイシャツの洗濯ネットへの入れ方はこちらです。
- 洗濯ネットは中くらい(30×33cm程)のものを使用する
- 洗濯ネットにワイシャツは1枚だけ
- 洗濯ネットに入れるワイシャツはきっちりとたたむ
たったこれだけ。きっちりと畳んでも洗濯を終えると若干クシャッとなってしまいますが、広げてみるとシワの付き方の違いは実感できるはずです。
小さいネットであれば汚れが落ちず、大きいネットのであれば中でグシャグシャになってしまい意味がありません。ポイントは、洗濯ネットにちょうど入るくらいの大きさに畳むことです。
襟袖汚れには液体洗剤、化粧汚れにはクレンジング
襟や袖は皮脂汚れが溜まりやすく、しかも目に付きやすい場所でもあります。洗濯前につまみ洗いをしている人も多いかと思いますが、ちょっとめんどくさいですよね。
そんなときには、液体洗剤を直接気になる汚れの部分にのせてから洗濯機に入れましょう!この時の洗濯機に入れる液体洗剤は、汚れに直接のせた分をさしひいた分量を使用すれば大丈夫です。これだけで簡単な皮脂汚れであれば落ちます。
また、女性の場合はついつい化粧がワイシャツについてしまうことがあるでしょう。そういったときは化粧落としに普段使っているクレンジングを直接のせて洗濯するだけでかなり落ちます。
食べこぼしには台所用洗剤
特に小さい子どもがいる家庭では、毎日のように食べこぼしが服についてしまうでしょう。こちらも手洗いをするのはかなりめんどくさいもの。そんなときはキッチンにある台所用洗剤を使います。
油と水溶性の両方の汚れを含む複合汚れ、例えばミートソースなどにはかなり効果的です。汚れてからできるだけ早く台所用洗剤を揉み込んで他の洗濯物と一緒に洗濯してしまいましょう。
汚れてからすぐであれば、かなり確実に落ちます。時間が経ってしまっている場合は完全に落ちないかもしれませんが、その後のシミ抜きがかなり楽になりますよ。
洗濯中にする裏ワザ2選
次に、洗濯中におすすめな裏ワザを2つご紹介します。洗濯中にタイミングを見て行う必要があるため、タイミングをつかむことができれば、一度試してみてはいかがでしょうか?
最後のすすぎにはお湯
洗濯物自体の温度が高くなると、その分蒸発が早く、乾燥が早くなります。最後のすすぎのタイミング(すすぎ2回の場合は2回目)でお湯を足します。
水がたっぷりと溜まるタイプの洗濯機であれば熱湯を少し、節水型・ドラム式であれば50℃ほどのお湯を追加するだけです。この時、まだ温かいからといってお風呂の残り湯を使うのは、汚れやニオイが移ってしまうためおすすめできません。
また、服によってはある一定の温度以上で洗わないように注釈が記載されている場合があります。この方法を使うのであれば、服の表示をしっかりと確認してから行ってください。
脱水時には乾いたバスタオル
洗濯機が脱水を開始するタイミングで、すでに乾燥しているバスタオルなどを洗濯機に入れます。洗濯物が一枚増えてしまうというデメリットはあるものの、洗濯機の脱水機能だけではなく、バスタオルも水分を吸水してくれるため乾きが早くなります。
この時に入れるバスタオルは、すでに洗濯が終わっている綺麗なものにしましょう。汚れたバスタオルを入れても当然きれいにはならず、逆に洗い終わった衣類に汚れを撒き散らしてしまうかもしれないので避けましょう。
洗濯物を干す時にする裏ワザ2選
洗濯物を干す時には、早く乾かすための裏ワザがあります。もちろん外に干せるのであれば一番いいですが、これから迎える花粉シーズン、梅雨などで、なかなか外に干せないこともあるでしょう。
部屋干しをしなければならないとき、部屋干し臭を発生させないためにも、裏ワザを使って素早く乾燥させましょう!
部屋干しをする時は部屋の真ん中がベスト
部屋干しを行う際、窓際や壁際に干す方が多いと思いますが、ここでは風が通らずあまりおすすめではありません。特に窓際の場合、結露が発生しやすくカーテンのカビが発生するかもしれません。
最もおすすめの場所は部屋の真ん中です。邪魔かもしれませんが、家の中でも最も風の通る場所に干すとより早く乾きます。
どうしても干す場所が窓や壁際しかない場合は、サーキュレーターや扇風機などを使い、風通りをつくってあげるだけでもかなり変わります。
ピンチハンガーで干すときはアーチ型
靴下や下着などを干す時によく使うピンチハンガーですが、どのように洗濯物を干していますか?何も考えていないのであれば、少しもったいないです。
ピンチハンガーは両端に長いもの、中央に向かって短いものを干してアーチ状になるようにしましょう。
洗濯物を早く乾かす秘訣は風の通りです。アーチ型にすることで全体に風が通るため、バラバラに干すよりも早く乾きます。
毎日行う家事は出来る限りラクをしていこう
洗濯は毎日行い、少しサボると着るものがないと家族からクレームが来たりと少し面倒ですよね。毎日やることだからこそ!できることはラクをして時間を有効活用するようにしましょう。
洗濯物を触って「まだ乾いてない」「なんか嫌なニオイがする」なんてことをできるだけ減らして、時間もできれば最高ですよね?
今回紹介した裏ワザはどれも簡単かつすぐ実践できることだったと思います。ぜひ実践して見てくださいね。